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「ウルムチ事件」を知っていますか? 平成21年(2009年)75日、中国の西方にある「新疆ウイグル自治区(本来は東トルキスタン)」首府、ウルムチでデモがありました。前月の626日、広東省のおもちゃ工場で働いていたウイグル人の若者が漢人の工員に惨殺されたので、その事件の解決と犯人逮捕を求めるデモでした。学生が中心となって行われた平和的なデモだったにもかかわらず、中国の武装警察はデモ隊に発砲し、その場で数百人(はっきりした数は不明)が射殺された、と言われています。その夜、いきなりウルムチは停電になりました。暗闇の中、物凄い銃声と人々の悲鳴が聞こえたそうです。電気がついた時には、多くの人が忽然と消えていました。この日、一体何があったのか・・・真相はまだ闇の中です。

 広東省のおもちゃ工場でなぜウイグル人の若者が働いていたのでしょうか? 中国共産党は「新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)」に大量の漢人を移住させています。一方で未婚のウイグル人女性を数万人単位で沿岸部に強制的に移住させています。農村部に住むウイグル人も沿岸部に移住させられ、安い賃金で酷使されています。626日、漢人に殺された若者も広東省に移住させられたウイグル人でした。

 あれから10年経ちましたが、ウイグル人の生活は良くなるどころか、ますます苛烈な弾圧を受けています。中国が国連の常任理事国なので、国連もウイグル人の人権を守る機能をまったく果たせていません。世界のメディアもウイグル人の受難にこれまで見て見ぬ振りをしてきましたが、ようやく最近、少し動きがありました。

 今、発売中の雑誌『WILL8月号に著作家、野村旗守氏が「中国の医療虐殺に口をつぐむ各国の主要メディア」という記事を書いています。今年617日にロンドンで「中国の強制臓器収奪に関する民衆法廷」というものが開かれた、というレポートです。中共政府がウイグル人の臓器を売買して金儲けをしているという話は噂として長年、囁かれてきました。しかし秘密のベールで被われている国で行われていることなのでなかなか実態が分かりませんでした。野村氏はロンドンの民衆法廷に出て、取材したことを記事にしていらっしゃいます。大手メディアが中国に配慮して、本来のジャーナリズムの役割を果たせていない中、貴重なレポートなので是非、多くの人に読んでほしいです。

 臓器移植によってしか治らない病気にかかっている人はどこの国にもいます。しかし中国が臓器狩りという悪魔の所業を国家としてやっていることが徐々に明らかになり、イタリア、スペインは自国民に中国への移植渡航を禁じる法律を制定しました。イギリス議会でも中国の国家犯罪に自国民が関与することのないようにする法改正を求める動きが急速に広がっています。最近、イギリスの事実上の国営放送BBCなどが急にウイグルのことを報道するようになったのも、民衆法廷の成果だと思います。遅きに失したとはいえ、イギリスはさすがに動きが早いです。

 それにひきかえ、情けないのは日本のメディアです。G20で安倍首相は習近平との首脳会談で、まず最初にウイグル問題に触れたそうですが(どの程度触れたかは不明)メディアはそのことをきちんと伝えたのでしょうか? 少なくとも、大手メディアではウイグルのウの字も報道がなかったようですが。記者に問題意識があれば、ウイグルに関する質問を首相にすることもできるはずです。日本の記者に人権意識が欠けているのではないでしょうか。

 中国への移植渡航を禁じる法律を日本でも早急に制定するべきです。無意識のうちにウイグル人の臓器狩りに日本人が手を貸すことのないように。

 

 

 

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