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 1124日と25日、中国の王毅国務委員兼外交部長(外相ではない)が来日しました。王毅氏は中国内では序列20位レベルの政治家だそうです。中国では共産党の序列のほうが政府よりも上位にあるので、党で外交を担当している楊氏のほうが王毅氏よりも権限は上です。にもかかわらず日本は外相である茂木敏充氏が会談したばかりか、菅首相までもが会うという異例の厚遇をしました(正式な会談かどうかは不明)。これだけでも疑問が湧きます。そもそも何のために王毅氏は来日したのでしょうか?

 さらに疑問が湧くのは会談後の両氏の発言内容です。茂木外相は会談後の会見で「(両国の)懸案事項についてですが、尖閣周辺海域に関する日本の立場を説明し、中国側の前向きな態度を強く求めた」と語りました。日本の立場を「説明」し、中国側の「前向きな態度を」求めたそうです。「前向きな態度」という、この表現では中国に具体的に何を求めたのかさっぱり分かりません。曖昧で、日本の領土である尖閣諸島を守るという断固とした意志が感じられません。これに対して、王毅氏は次のように発言しました。

 「一部の、真相が分からない(不審な、という意味か)日本の漁船が絶えず釣魚島の周辺の敏感な水域に入るという事態が発生している。中国側としてはやむを得ず必要な反応をしなければならない。これは基本的な状況です。我々の立場は明確で、引き続き自国の主権を守っていく。敏感な水域における,事態を複雑化させる行動を(日本側は)避けるべきだ」。「自国の主権を守っていく」と、はっきりと言っています。

 この王毅氏の結構長い発言(2分ぐらいかおt)の間、通訳が一度も入らなかったので茂木氏は王毅が何を言っているのか分からなかったのかも知れません。王毅氏の、威圧的な発言を聞きながら茂木さんがニヤニヤしていたのは中国語が分からないせいだったのかも知れません。普通、これぐらい長い発言なら適当なところで切るのが普通です。なぜ通訳が途中で遮らなかったのか、も疑問です。しかも両氏の発言が終わった後、記者の質問はありませんでした。予めシナリオができていた、セレモニーだったのではないか、という気がします。茂木外相が会見を終えて、ああやれやれ、という感じで「謝謝(シエシエ)」と言ったのは最悪でした。

 王毅氏の結構長い発言を、茂木氏が黙って横で聞いていたことに対する非難が自民党外交部会で沸騰したそうです。政府に対し、もっと強い態度で中国に臨むことを求める決議文も採択されました。しかし、口で強く抗議するのではなく、何も言わずに尖閣に公務員を常駐させたり、漁民の一時避難場所を作れば良いだけのことです。何か口実を設けて魚釣島を日本が「実効支配」しなければなりません。これがずっと前から求められながらも安倍政権下でも実現できませんでした。

 歴史的事実を確認しておきましょう。尖閣諸島は五つの島と三つの岩礁から成っており「沖縄県石垣市」に属しています。1895(明治28)年114日、日本政府は尖閣諸島を日本の領土に編入しました。中国は「日本が日清戦争のどさくさに紛れて強引に自国の領土にした」と嘘を言っていますが、実際は島に住むアホウドリを乱獲する者がいるので、それを取り締まる必要があって領土に編入したのです。正式に国有化する前から尖閣諸島が日本の領土であることは清も中華民国も認めていました。

 大東亜戦争敗戦後、沖縄は米軍の占領下に置かれました。尖閣も沖縄の一部ですから米軍の占領下でしたが1972年の沖縄返還に伴って尖閣は日本への復帰を果たしています。中国がいきなり「尖閣は俺様のモノだ」と言い始めたのは1971年です。19689月に日本、韓国、台湾の専門家が中心となって国連の「アジア極東経済委員会」の協力を得て東シナ海の海底の資源調査を行いました。すると、東シナ海の大陸棚には石油や天然ガスが埋蔵されていることが分かりました。それまで尖閣諸島に何の関心も見せなかった中国が俄かに尖閣に注目するようになったのは資源欲しさからです。分かりやすいですね~

 中国人が平然と嘘を言うのには感心します。しかし、感心している場合ではありません。菅政権が尖閣を実効支配する手を打たなければ、いずれ尖閣は中国に奪われます。アメリカ頼みでこれまで何もしてこなかったのですから、奪われない方が奇跡のようなものです。領土は一片でも奪われたら歯止めが利かなくなります。沖縄を守るためにも尖閣を守らなければなりません。東シナ海の権益はわが国の正統な権益なのですから、諦めてはいけません。



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