ブログランキングを始めました!クリックしてもらえると嬉しいです。

人気ブログランキングへ         

 


 
2017年、中国で「戦狼」というアクション映画が大ヒットしたそうです。この映画のタイトルから「戦狼外交」という言葉が生まれたようです。相手に戦いを挑む、好戦的な外交姿勢のことを言うのですが、今の中国を見ているとまさに「戦狼外交」そのものです。相手の立場や国際社会のルールを無視して自分たちが世界の中心だ、お前たちは俺たちのいう事を聞いていれば良いのだ、と言わんばかりです。日本の固有の領土である尖閣諸島を平然と「中国のものだぞ!」と言い放った王毅外交部長の態度も中国国内では評判が良いようです。

 しかし、茂木外相のように大人しく中国側の言い分を黙って聞いている腰抜け政治家ばかりではありません。オーストラリアのスコット・モリスン首相がここのところ、中国に対して毅然とした姿勢をとっています

 外務省の報道局長といえば、記者会見などで政府の姿勢を対外的に説明する仕事のはずです。公的な立場にいる役人な訳ですが、その役人がなんと! 外国を貶める、残酷な画像を捏造して自分のツイッターに上げるという信じがたい挙に出ました。中国の趙立堅という副報道部長が問題の人物です。趙立堅副報道部長はどんな画像を捏造したのか、というとオーストラリアの兵士が国旗(と見られる布)を子供の頭にかぶせ、その喉元に血まみれのナイフを突きつけて喉を裂こうとしています。画像には「怖がらないで。われわれは平和をもたらすためにやって来た」という字幕がついています。

 1119日、オーストラリアの国防軍司令官が「アフガニスタンに駐留する特殊部隊25人の兵士が39人の非戦闘員を違法に攻撃した」と発表したことを聞いて、趙立堅はこの画像を投稿することを思いついたようです。一役人が独断でこんなことをするはずがありませんから、彼の投稿は中国政府のお墨付きでしょう。モリスン首相はすぐに「画像はフェイクだ。偽造されたものだ」と発言し「非常に攻撃的だ。中国政府はこの投稿を恥じるべきだ」と批判し、ツイッター社にも削除を求めました。しかし趙立堅は反省の色もなく「オーストラリアの兵士によるアフガンの市民や捕虜の殺害に強く衝撃を受けている。我々はこうした行動を強く非難し、責任を負うように求める」などと投稿したそうです。彼が堂々と反撃できるのは、彼の上司である華春栄報道官がバックにいるからです。

 華春栄報道官は記者会見で記者にこの件を追及されると怒りを露わにして「オーストラリアの兵士がやったことは正しくて、それを非難するのは正しくないと言うのか!」と叫びました。記者に喧嘩を売るような剣幕でした。政府を代表する立場の役人が他国を貶め、それを正当化するのですから、呆れてしまいます。

 そもそもなぜ中国とオーストラリアが険悪になったかと言えば、今年4月に武漢肺炎の発生源についてモリスン首相が中国に調査を求めたことが原因だと思われます。中国にとってはよほど都合が悪かったのか、511日、中国はオーストラリア産牛肉の輸入を停止すると一方的に発表しました。518日、オーストラリア産大麦に80.5%の関税をかけると発表しました。80.5%というのは、一体どこから出てきた数字なのでしょうか? これでは事実上の輸入禁止です。さらに1128日、オーストラリア産ワインに212.2%の保証金を設ける(?)ということも発表しました。

 相手の口を封じるために経済で締め付けるというのは中国の常套手段です。とても文明国とは思えない所業であり、こんなことを許していては自由な経済も法治も民主主義も死んでしまいます。ならず者国家が得をするようなことは許してはいけません。

 スコット・モリスン首相が孤立しないように、日本はオーストラリアと連携するべきです。

 


   ブログランキングを始めました!クリックしてもらえると嬉しいです。

人気ブログランキングへ