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 内閣支持率14%(毎日新聞調査)という、前人未到の不人気街道を驀進中の岸田内閣。このままだと予算成立後の退陣か、ともいわれています。しかし普通の人間なら耐えられないこの不人気でも、なぜか岸田首相はけっこう上機嫌だったりするのが不気味です。その理由はよく分かりませんが、普通の人にはない「鈍感力」があるのかも知れません。それでも支持率を回復したいという気持ちはあるはずです。

 215日、北朝鮮の金正恩総書記の妹、金与正朝鮮労働党副部長が「(岸田文雄)首相が平壌を訪問する日が訪れることもあるだろう」という談話を突然、出しました。これってどういう意味? もしかしたら水面下で岸田訪朝のシナリオが作られているのではないか、と不安になります。北朝鮮に出向いてたとえ数人でも拉致被害者を連れ戻すことができたら、確かに支持率は回復するでしょう。しかし、それは本当の拉致解決には絶対には結びつきません。金与正は「日本が我々の正当防衛権に言いがかりをつける悪習を払拭し、解決済みの拉致問題を障害物として置かなければ」と釘を刺しています。

北朝鮮は2014年、北にとって都合の良い「最終解決案」を日本側に提示しています。拉致被害者に対する再調査をしてみたところ、二人の生存が確認できた。それは政府が被害者として認定している田中実さんと、拉致かどうかは分からないが行方不明者の金田龍光さんが平壌で暮らしていることが判明した。この二人を帰国させることは可能だ、というものです。たった二人の帰国で拉致問題を幕引きされるなんて、とんでもないことです。しかし、窮鼠、猫をかむの例えもあるように、切羽詰まった岸田首相が北の案に飛びつかないという確証もありません。

 昨年1224日、裏金問題で批判され、官房長官を辞めた松野博一氏はなぜか辞任の二週間前に官房機密費4,660万円を自分で自分に振り込んでいたそうです。官房機密費というのは官房長官の一存で動かせます。会計処理は内閣総務官がやります。支出には領収書も要りません。会計検査院による監査も免除されます。使途も公開する必要はありません。だからたとえ政治倫理審査会に松野さんが出席したとしても、質問に答える必要はありません。なぜこんな制度があるかといえば、おそらく国と国との密約がどうしても必要な危機的状況に備えるためだと思います。

 官房長官が官房機密費を使うことは仕方がありません。しかし、国益に沿った使い方をしてほしいと思うのです。まさかとは思いますが、金正恩総書記と岸田首相の会談をカネで買うようなことには絶対に使ってほしくありません。

 金正恩は今、トランプ氏が来年1月にアメリカの大統領に返り咲いたときの準備を進めているようです。金正恩はトランプに北朝鮮の核保有を認めさせることを考えています。バイデン大統領のポチであることが判明してしまった岸田さんに会っても金正恩にとっては何の得にもなりません。残念ながら岸田さんの存在は金正恩の眼中にないと思います。

 

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 「岡真樹子の日本人に生まれて良かった」

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