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 819131分、NHKラジオの国際放送とラジオ第2で中国語でニュースを読んでいた中国人スタッフが、途中で「釣魚島と付属の島は古来から中国の領土です。NHKの歴史修正主義とプロフェッショナルではない業務に抗議します」と言った問題の詳細が分かってきました。このスタッフは「株式会社 日本国際放送」という会社が業務委託契約を結んで雇用し、2002年から原稿の翻訳や読み上げを担当していた中国・山西省出身の胡越という49歳の男だそうです。49歳といえば立派な大人で、若気の至りでカッとしていきなり暴発した、ということではないようです。

 ネットの中では経歴なども出ていますが、彼は高学歴です。中国共産党との関係はまだ情報がありませんが、彼が思い付きでやった行為でないことは確かでしょう。彼は香港が拠点の衛星放送局フェニックステレビの特派記者だそうですが、フェニックステレビは実質的に中国政府が出資する国営メディアみたいなものですから、共産党の指示でやったと見て良いでしょう。

彼のやったことを逆に考えてみると、けっこう危険な行為です。中国の公共放送CCTVに日本人スタッフが雇われていて、番組の中でいきなり「尖閣諸島は古来から日本の領土です」と日本語で言った、と考えてみましょう。原稿にない言葉を言っただけでも大問題だし、ましてや中国政府の主張を否定する内容です。即座に番組のディレクターなどに阻止され、警察に突き出されるでしょう。あるいはその場で逮捕されるかも知れません。スパイ容疑などで極刑になってもおかしくありません。

 ところがこの胡越という男はその場で取り押さえられることもなく、警察に通報されることもなく普通に帰ったようです。これだけでも信じられないのですがなんと、無事に中国に帰国した(!)ことを中国のXで報告したそうです。なぜこんなことが可能なのでしょうか。

 ここで疑われるのはNHKは今回の事件の被害者ではなく共犯者ではないか、ということです。やれ損害賠償を請求するとか、訴訟も考えているなどとNHKは言っていますが、相手はもう日本国内にいないのです。NHKが意図的に相手を逃がしてから損害賠償を請求するというポーズだけ取っている可能性があります。

 民放テレビ局もあやしいです。なぜこの男の名前や経歴を明かさず、報道していたのか分かりません。名前を隠蔽して、中国に逃がしてやる時間稼ぎをしていたのではないでしょうか。つまり日本国内に複数の共犯者がいた、と見るべきだと思います。

 NHKはこんな問題を起こしたのですから、総務省はいったん電波を停波し、共犯関係がなかったかどうか、背後関係を調査すべきです。

 

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 「岡真樹子の日本人に生まれて良かった」

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