明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い申し上げます。
1月3日、韓国の高位公職者犯罪捜査庁(公捜庁)は尹錫悦大統領の逮捕状を持って大統領公邸に踏み込んだものの警護庁の「侵入不許可」を受け、尹大統領を逮捕することはできませんでした。そもそも12月3日、尹大統領が突如、非常戒厳令を宣布して以来、韓国は混乱の極みにあります。大統領がなぜ戒厳令を発令したのか、についても情報はいまだに錯綜しています。
12月23日、『デイリー新潮』は「韓国戒厳令、[第2次朝鮮戦争]寸前の危機だった? 韓国メディアが報じている“衝撃シナリオ”の全貌」という記事を掲載しました。それによると野党「共に民主党」のパク・ポムゲ議員は国会の国防委員会で「北朝鮮が10月、『韓国のドローンが平壌上空に侵入した』と主張しているが実際に韓国軍の作戦によるもので、金龍顕前国防長官の指示だったとの情報を軍内部から提供された。」と証言したそうです。左派のハンギョレ新聞は「大統領が北朝鮮を挑発して局地戦を起こし、非常戒厳を宣布するために平壌に無人ドローン機を送った可能性も十分あるという見解が説得力を増している」と報じているそうです。
韓国の憲法には緊急事態条項があります。第77条には「大統領は戦時・事変、又はこれに準ずる国家非常事態において兵力により軍事上の必要に応じ、または公共の安寧秩序を維持する必要があるときには法律の定めるところにより戒厳を宣布することができる」とあります。非常戒厳令を宣布するために大統領が意図的に北朝鮮との交戦状態を作り出そうとした、という見方もあながち荒唐無稽とはいえません。しかし、ではなぜ大統領はそこまでして戒厳令を出そうとしたのか、が問題です。
前大統領の文在寅に比べると尹大統領は親米・反北朝鮮で、日本では[保守系大統領]と好意的に見られていました。しかし就任時から支持率は低く、ずっと17%前後を推移していました。国会も野党「共に民主党」の勢力が強く、法案がほとんど通らず、苦労していました。
「共に民主党」の李在明代表は文在寅よりも従北派(北朝鮮の傀儡)であり、現在11件の疑獄事件で訴追されています。今月20日にアメリカがトランプ政権になったら自分が逮捕されるのではないか、という恐怖があります。何しろトランプは文在寅が大嫌いで、むしろ北の金正恩を評価していたぐらいですから。もしかしたら、李在明が20日前に何とか権力を握ろうと画策していたのを尹大統領が察知して、先手を打とうとしたのかも知れません。とにかく韓国は今、内乱状態にあると言っても過言ではありません。
政府は韓国に住む日本人の安全を確保するために情報を収集し、必要な措置を取るべきです。にもかかわらず、岩屋外相が中国につづき、またもや韓国へ行こうとしているのは一体何のためなのでしょうか? まさか韓国人に対するビザ緩和をしようとしているのでなければ良いのですが・・・・
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「岡真樹子の日本人に生まれて良かった」