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 昭和30年(1955年)にNHKが制作した短編映画「緑なき島」の中に事実ではない映像を挿入した(というか捏造した)ことでNHKの稲葉会長が26日、長崎県・端島の元島民に面会し、謝罪しました。この映画は端島(通称・軍艦島)での島民の日常生活を描いたものです。石炭が近代化の原動力となっていた時代、島民は当時の生活水準としては非常に恵まれた、豊かな生活をしていました。そのことを島民は今でも誇りに思っています。炭鉱夫の給与は非常に高く、技術者として扱われていたそうです。

ところが「緑なき島」には炭鉱夫がふんどし一丁で裸電球がつるされた狭い坑道をヘルメットに照明灯も装着せず、はって進んでいたり、人力で石炭を運搬するシーンがあります。島民の有志が20241月にこの件を東京簡易裁判所に訴え、1217日に調停が成立しました。NHKはこのシーンが「端島炭坑内で撮影されたものであるという確認は得られていない」ことは認めましたが、ずっと謝罪を拒否してきました。今回、会長が謝罪したことは一歩、前進です。しかし、これではまだ不十分です。本来、なぜこんなことが起きたのか、を検証した番組を放映しなければ本当に謝罪したことになりません。

「緑なき島」の映像は、なぜかNHKによって2010年に韓国の公共放送KBSに提供されました。それ以降、MBCJTBCなど、韓国のテレビ局がこの映像を勝手に使って(これは著作権侵害ですよね)反日プロパガンダに利用してきました。釜山の「国立日帝強制動員歴史館」にもこの映像が、さも事実であるかのように展示されています。つまりNHKは、日本の近代化の象徴であった端島を捏造によって貶め、日本の名誉を傷つけ、韓国の反日勢力を応援していたことになります。こんな公共放送は日本には要りません。

 稲葉会長は島民が「長期にわたって名誉を傷つけられ、辛い思いをさせた」ことは詫びましたが、日本の国益を損じたことは詫びていません。また「あの映像は端島炭鉱のものではなかった」という言葉はうまく避けています。つまり「あの映像が端島炭鉱のものであるかどうかは分からない」という線で、何とか逃げたい、というのが本音でしょう。

しかもNHkは会長が謝罪したことをニュースで流していません。産業遺産情報センターの加藤康子氏の話によると「NHKの法務部とコンテンツ制作部が謝罪することに抵抗した」そうです。島民と会長が会う場所も、最初はNHKのビルに島民を呼びつけることになっていたのを自民党の保守派の議員たちが知って「それじゃ、ダメだろう!」と言って会場を変えさせたそうです。NHKは一体、何様なのでしょうか。

端島炭鉱を運営していた三菱石炭鉱業高島鉱業所の田中元副所長は坑内映像について「すべての面で保安規則に違反している。全国のどこの炭鉱でもこんな作業実体はなかったと断言できる。NHKが創作した場面だと言わざるをえない」と証言しています。現場を知る人が言うのですから間違いないでしょう。

 こんな放送局に受信料を払うのは、ドブにお金を捨てるようなものです。韓国の左翼の活動資金に流れてしまうかも知れないのですから。

 

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