2017年10月24日

画家の歴史 火災のあと

PB130001 2006年2月に、自宅兼アトリエが全焼し、三越のギャラリーで発表予定だった作品数十点も消失しました。高橋英生は両腕をもぎ取られる思いだったと思います。人生で最も悲しいことは、大切な人との別れだと思いますが、幸いにも私たち二人が無事であったことで、先への希望をつなぎ再出発をしました。

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2017年10月23日

お知らせ

DSCN9721 本日は都合により、14時に閉店いたします。
 先日旅の人が、「ぎゃらりい華」内の「こ・し・き庵」でスケッチをしていかれました。額装して送ってくださったので、絵にある土間に掛けてあります。ご覧ください。
 画家の歴史は本日休ませていただきます。

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2017年10月22日

画家の歴史 「草の根」

DSCN9478油彩画 10号 
高橋英生:「この前すごい夢を見た。パリの絵ばっかり依頼されてストレスがたまっていたせいか、100号のキャンバスに雑草いっぱい描いて「どうだ!」と自慢している夢見てね。それは単なる夢ではなく、正夢にしようと思ってね、隅から隅まで雑草だけ描いてねヘヘッ。(2006年ラジオ番組にて)」


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2017年10月21日

画家の歴史 「蝉のように」

DSCN9471 美術評論家、柴橋伴夫氏は『北のアーティストドキュメント 3』の中でこう綴っています。「さて、稀代の旅人芭蕉は、『閑さや石にしみいる蝉の声』と詠んだ。たった一回の、ほんのわずかな刻(とき)を全て奉げて鳴き続ける。きっとなき続けた後に、静かな死が訪れることを知っているからこそ、誰のためでもなく、『自分のために』鳴いているのであろう。鳴くことは、悔いのないものにするために、声を無心に挙げることである。画家は、母の胎内のような上勇知で、もういちど蝉となり声を思い切りあ挙げてみたかったにちがいない。それを促し、祝してくれたのが、野の花、牧草、天の星、風の音であった。」

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2017年10月20日

画家の歴史 「静物・華」

DSCN9705 100号F
 高橋英生は2003年10月23日に、上勇知に移転したと思います。のちに自宅が全焼したため、日にちについては私の記憶があいまいです。「静物・華」は札幌のアトリエで最後に描いた絵で、思い出の品が並べられています。「果物の後方に45度に傾けた短形の青い式面が入れられているのが、実にユニークなアクセントになっている。その青はどこか空の深い青を思わせるところがある。画面に不思議な哀愁があって、祈りのような敬虔な思いがこの作品にこめられているように感じた。(高山淳)『生活の友社 現代日本の美術2004』より」

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2017年10月19日

今日は定休日

DSCN9641 10月11日、我が家からダイヤモンド利尻富士が見えました。日に日に寒くなります。昨日は雪でした。あとりえ華特製の芋団子トーストを食べて、あったまってください。今月は31日(火)、臨時休業いたします。11月6日から10日までも休業いたします。
 英生さんが遠くへ行き、今日で調度二月です。
 

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2017年10月18日

画家の歴史 上勇知

PB010008 「こうした情熱の根っこには、なにがあったのであろうか。ただこの場で『いい絵を描きたい』という想いだけ、ほかには何もない。ただそれだけ。いつしか絵の主題も色あいも変化した。壁と静物が織りなす詩的ドラマが、野の華や冬の凍りつく木立、さらに土の匂いが漂う空間へと変容した。鮭の戻るべき『母なる場所』に回帰してきた画家は、清純な泉水のような、自然が創生したままの、混じりけのない純粋な彩に日々歓喜した。(美術評論家 柴橋伴夫)」(株式会社饗文社発行、『北のアーティスト ドキュメント 3 高橋英生』より)


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2017年10月17日

画家の歴史 69歳で

DSCN9656 「静物の詩」(野の華) 138×170cm
 高橋英生69歳2002年の作品です。
 高橋英生は田舎へ移転するため、自動車学校に通い、69歳で免許を取得しました。とにかく、頑張る人でした。いつも自分を追い込み、崖っぷちの人生を歩んできて、69歳からも崖っぷちを歩み続けていきます。

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2017年10月16日

画家の歴史 「野の華」へ

DSCN9660 「静物と華」 F60号 高橋英生67歳2000年に、近代美術協会展に出品した作品です。これまでの作品とは異なっています
 周囲の反対を押し切り、札幌から稚内に移転することを決めていたころです。パリの絵から「野の華」に移行していた頃で、お世話になったかたから「野の華でいきなさい」と肩を押され、生まれ故郷の稚内行きを決心したようです。
 先の見えない大きな不安の中で描いたものではないでしょうか。その勇気に、改めて、敬服します。

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2017年10月15日

画家の歴史 「華・静・物」

DSCN9637 高橋英生は、1999年、第36回近代美術協会展に「華・静・物」 F100を発表しました。この時、66歳で、委員を務めていました。
 この後作品の発表を、個展の場に移していきます。

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2017年10月14日

画家の歴史 「積み重ねの人生」

DSCN9655 「静物の詩」 F100号
 高橋英生は毎年、近代美術協会に100号の絵を出品していたようです。
 絵を描く者として、よくこんなことを言っていました。
 「一頁めくっては捨て、一頁めくっては捨ての人生は嫌だ。積み重ねの人生でなければ・・・・・・。」と。

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2017年10月13日

画家の歴史 97’NORD「4人展」

DSCN9630 高橋英生は62歳から64歳まで、札幌時計台ギャラリーや札幌芸術の森ポケットギャラリー・旭川雪の美術館画廊・帯広六花亭ギャラリーで、4人展を行いました。97年には、カナダのエドモントン市でも開催しています。4人展の代表者高橋英生が図録を送付するにあたり、次のような文章を記しています。「期間中カナダの画家・学生との交流を通じて、同じ北方圏に住むものとして、美術の共通性を語り、21世紀への夢を得て、帰国したいと願っているところです。(高橋英生)」

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2017年10月12日

聴いて良かった!

DSCN9615 今週「あとりえ華」のカフェでイソジン(10穴ハーモニカなど 千葉智寿さん、歌・ギター 富安秀行さん、ハンマーダルシマー・バンジョー 小松崎健さん)のコンサートがありました。3人の篤く楽しい、そして元気の出る音楽に、集まった26人はみな「来てよかった〜!!」。
 10月14日(土)は札幌でのライブです。会場は中央区南2西5興和産業ビル3階、fudgeで。18時半開場、19時開演。電話:011−210−5011

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2017年10月11日

画家の歴史 「街の詩」

DSCN9609 高橋英生は、近代美術協会30周年記念の作品展(東京都美術館、東京)に「街の詩(Paris) 100号Fを発表しました。60歳でした。60歳は、世間では定年退職する年齢ですが、高橋英生は、東京の風童門画廊で、61歳で旭川のギャラリーシーズで個展をしています。さぁこれから、という年代に入ったのでしょうか。

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2017年10月10日

画家の歴史 パリの壁

11-8-2010_037 高橋英生がパリに滞在していた時、路地裏や建物、壁などの写真を撮っていました。「壁の詩」は、ここから生まれたのでしょうか。
 写真は、本人が撮影したものです。

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2017年10月09日

本日貸し切り

DSCN9591 本日はイソジンのコンサートのため、貸し切りとなります。当日券まだありますので、どうぞ聞きに来てください。開場14時15分、開演15時。元気の出るイソジンです。メンバーがオホーツクから移動してくるため、時間にズレが生じることもあります。ご了承ください。
 利尻富士が見えるといいですね!

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2017年10月08日

画家の歴史 静物・壁

DSCN9604 高橋英生「壁の詩blame」60号S 1988年近代美術協会創立25周年記念の協会展に出品。
 高橋英生は40代で「静物の詩」シリーズ、50代では「壁の詩」シリーズを描いていたようです。この壁というのはパリの壁です。

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2017年10月07日

画家の歴史 「静物の詩」

DSCN9605 1983年11月、近代美術協会の創立20周年記念作品展が、東京都美術館で開催されました。高橋英生は「静物の詩」F100号を発表しています。
 パリを往復しながら個展や公募展などにも積極的に出品し、精力的な50代に入ります。

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2017年10月06日

画家の歴史 推薦の言葉

DSCN9545 第19回近代美術協会展で松本賞を受けたのは「静物のある風景」です。1983年の個展案内状があります。東京の夢土画廊で作品展を行った時で、案内状に推薦のことばがあります。大蔵大臣を務めた渡辺美智雄氏からです。またパリで知り合った作家の虫明亜呂無氏も言葉を寄せていました。交友の広さを感じます。

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2017年10月05日

稚内朔北美術協会地域交流展のお知らせ

DSCN9586日時:10月2日(月)〜11月3日(火) 10時~16時 休館日:木曜日・31日(火) 会場:稚内市上勇知「ぎゃらりい華(あとりえ華)」
内容:水彩画・油彩画・パステル画・コラージュ・織物・押し花・オブジェ・陶芸 参加者:礼文・稚内・から22人
 様々な作品が見られ、楽しい会場ですよ〜。

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2017年10月04日

画家の歴史 松本富太郎賞

DSCN9572 高橋英生は、パリに6回渡りました。一度行くと1年間滞在しますから通算で6年間住んだことになります。その間、パリの企画展などに出品していました。
 1982年49歳の時、第19回近代美術協会展(東京都美術館)に「静物の詩」を出品し、松本富太郎賞を受けました。そのことをいつも、嬉しそうに語っていました
 近代美術協会は、1965年(昭和40年)に、松本富太郎氏など少数の画家で創立した組織です。

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2017年10月03日

画家の歴史

DSCN9601 1982年に札幌市民ギャラリー開館記念として、札幌美術展が開催されました。美術展運営委員会委員長が、画家の国松登氏でした。49歳の高橋英生も出品しました。「静物のある風景」です。
 高橋英生は40代、「静物の詩」を描き続けていたようです。

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2017年10月02日

画家の歴史 作品について

DSCN9565高橋英生:「人がざく〜んと、絵の前で留まるようにしなきゃ。やだよ、通り過ぎたら。演奏でもね、日本人は譜面通り上手に演奏するの。フランス人はね、心で音を出すから表現が豊かなの。カラオケの器械もね、器械にあてはまったようにするといい点数が出るの。〇〇公募展に入選するように描いていると心が無いの。形を写してるの。心が無いの。一流の料理人と同じで、一つ一つ真剣に自分の味を出さなきゃ。心で描いた絵は、心に伝わるの。全部、心から出発してるからね、なんでも。」

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2017年10月01日

画家の歴史 パリの公募展で

DSCN6793高橋英生:「パリの公募展に何度か出品したけど、題名も名前も無く、みな番号で展示されていた。大家のビュッフェでさえ。それに、作品と作品との間隔がゆったりしていて、日本の公募展では考えられないほどだった。」

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2017年09月30日

画家の言葉

DSCN9581高橋英生:「都会の人はお金を出せばなんでも買えるね。でも、この自然だけはいくら金積んでも買えないね。村の里を潰しちゃだめだよ。日本が滅びてしまう。次世代に何を遺すかというのが大人の仕事。」
 昨日の朝、我が家から、利尻岳の初冠雪が見られました。

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2017年09月29日

大雪山の四季を描く 2017

DSCN9577ギャラリーシーズ(旭川)から作品展のお知らせ
日時:10月4日(水)〜16日(月) 11時〜18時30分(火曜休廊) 場所:旭川市旭町2条3丁目 ギャラリーシーズ 展示作品:水彩画 一名・油彩画 9名・版画 2名 特別展示:高橋英生(8月19日永眠)・伊藤たけし・高橋北修・高橋北修
 「本展では絵画により大雪山系の自然と魅力を紹介するものです。旭川在住の画家を中心に、15名の多彩な表現からあなたの大雪山系を見つけていただければ幸いです。」(ギャラリーシーズオーナー 久木佐知子)

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2017年09月28日

英生さんの庭

DSCN9491 当ブログをご覧のみな様、どうもありがとうございます。今日は定休日なので、画家の歴史も休みます。明日29日(金)は都合により休業いたします。「あとりえ華」を訪れる方が、英生さんの庭、英生さんのみどりなどと言ってくれます。周辺の森林が秋色になってきました。10月9日イソジンのコンサート、残席あります。

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2017年09月27日

画家の歴史 モンパルナスの画廊

DSCN9567高橋英生:パリで一番の思い出は、モンパルナスの画廊。ある時、自分の絵を見せてほしいと言われ、3点持参したところ、号1万円、手数料15%で預かってくれることになった。なぜ自分なのかと聞いたら『いつも絵を見に来る時の眼が違う』と言われた。私が50歳、画商のおばあさんが80歳のころこう言った。『私って不幸な画商だ。みんな日本に帰ってしまう。心臓の持病があるので早く帰ってらっしゃい』と言ってハグした。何も言えずメルシーを繰り返した。顔は、はっきりと覚えている。しわだらけで面長。パリの壁・花などの絵を納めたが3年後に亡くなりそれっきり。」

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2017年09月26日

画家の歴史 壁の絵

DSCN9563高橋英生:「初めてパリに行き、モンパルナスのリベリアホテルに泊まった時のこと。画家の増田誠さんを紹介された。それ以後スケッチに迎えに来てくれたり色々とお世話になった。スケッチは街の中や疲れると一緒にカフェに入ってコーヒーを飲みながら周りの人々のスケッチを描いたりし、また裏通りの壁のある風景を見つめたりしていた。ある時『そんなの描いてもゼンコにならんぞ』と言われたけど、『いいんだ』と答えた。」

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2017年09月25日

画家の歴史 パリの壁

DSCN9562高橋英生:「大物画家とパリの壁を見て歩いた。黒川能で有名になった日本芸術院会員の森田茂氏だ。森田氏は『僕は壁も好きなんだ』と言った。パリに住んでいた日本人の知人の紹介で一緒に食事した。昼食後、夕方まで半日歩いた。」

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