March 18, 2008
若狭鯖街道熊川宿に行ってきました
昔は、北前船の泊まる小浜港からいくつもの峠を越えて、京に物資を運んでいました。この路が鯖街道と呼ばれるようになったのは、小浜で塩をひとふりされた鯖は、小浜から熊川までは川船で運ばれ、熊川からは大八車や担ぎ手の背に乗って京まで運ばれましたが、この道を運ばれている間に鯖がころあいの味になったことからこの名前がついたそうです。
かって熊川村役場だった建物を改良した資料館があり鯖街道関係の資料や民具などが展示されていましたが、常駐の職員さんが観光客にこころを込めて案内していたのが印象的でした。
街を歩いていると頭上が何となく明るい感じです。「なぜだろう?」と考えながら歩いていて、ハッと気がつきました。「アッ!、電柱のない・・・・」
「日本の風景文化の原点を、今、歩いているんだ・・・」と自分に言い聞かせながら、のびのびした余韻を楽しみました。熊川宿は、町並み保存の優等生でした。