January 19, 2009

徳島県上勝町徹底研究 (2) 「葉っぱビジネス」彩集荷現場見学4

徳島県上勝町徹底研究 (2) 「葉っぱビジネス」彩集荷現場見学

昨夜(15日)は徳島県上板町に宿泊し、今朝7時、友人のジープで上勝町へ 9時20分、集合場所のJA東とくしま上勝支所営農購買部集荷場に到着しました。

目的は、この町で行われている「葉っぱビジネス」を視察することです。

高級料亭の料理の盛りつけなどに使用される野山の木の葉や草花を「つまもの」と呼ぶそうです。この町では、この「つまもの」を全国の料亭に出荷する事業を行っています。

この事業を行っているのが、第3セクターの株式会社「いろどり」です。
また、山や畑で「つまもの」を栽培したり採取しているのが,平均年齢70歳の約190人のおばあちゃんやおじいちゃんです。この会社の2006年の売上高は2億6000万円です。

JA東とくしま1

JA東とくしま5この日は、僕等のほかにも二組の視察が入っていました。

説明は、?いろどりの担当者とJAの課長さんです。
「売り上げ2億6千万円のうち、おじいちゃんやおばあちゃんの取り分は何割くらいですか?」と質問すると「発泡スチロールの箱代やトレー代、いろどりへの手数料などを除いて、大体、7割が生産者の取り分です。」との回答がありました。

この回答により、2億6千万円の7割の約1億8千万円が約190名のおばあちゃんとおじいちゃんの取り分です。
これを割り算すると一人平均年間約100万円の売り上げがあることが分ります。
中には、年間300万円もの売り上げのある人もあるそうです。 丁度、軽トラックが次から次に到着し、お年寄りが荷台から葉っぱのトレーの入れた発泡スチロールを下ろして行くのを見ることができました。この時期には300ケースから400ケースの「つまもの」が集荷されるそうです。

「この発泡スチロール一箱がいくらで売られるんですか?」と質問すると、「この箱の中には10個のトレーが入っています。

1箱で高いときには1万円以上で売れることもあります。でも、僕等は、そんな商売は嫌いです。数千円の安定した値段で長続きする取り引きをしたいものです。」との答えが返ってきました。

JA東とくしま2
JA東とくしま3

下の写真は、上から「うめ」、「ささ」、「つばき」、「なんてん」、「ふきのとう」です。 よく見ると、葉の大きさが揃っています。驚いたことに枝のあるものは左右に伸びた枝の位置や長さまで揃っています。

これだけ揃えるのは剪定など栽培が大変です。その上、食べものに添える「つまもの」には化学肥料や殺虫剤は使えません。殺虫剤が使えないのはとても苦しい作業が予想できます。また、季節に合った色を出すため寒冷紗を架けたり外したり・・・・・、いつでも市場の要望に応えるためには、この町の特徴である高低差を利用してどの位置になにを植えるかも重要なポイントです。

山に行って木の葉を取って来て出荷するとお金になるという単純な作業を想像していたのは全くの誤りであることが分かりました。 「本で読んだり、人に聞いたりと、実際に見るのとは大違い!」、この仕事は大変です。お年寄りの粘り強さがあってはじめて可能な作業のような気がしました。

うめ
ささ

つばき

なんてん

ふきのとう

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