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最近、あるシステムの操作方法を教わりました。そのときに手順を書き留めたノートがこちらです。どうしてこんなに乱れた書き方になったのかというと、口頭で説明された内容をライブで書き込んでいったらこうなりました。普段ここまで書き込むことはめったにありませんが、かなり詰め込んで書いた結果、このような出来栄えとなったのです。20ページほど書きました。
後から付箋を貼ったり付け加えて書き込んだ部分も一部ありますが、聞いたままをほぼ同時に書き取っています。


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ゆっくり書けるなら、もっと余裕をもった使い方をしてページを変えながら書いていけばいいのですが、ひとつの項目に関することはなるべく俯瞰できるようにしておきたかったので、同じ場所に詰め込む形になりました。

ほぼ余白がない状態までよく書き込んだものだと自分でも感心しています。もう、まったく自分にしか解読できない状態です。というか自分でさえ読み取れずに考え込んでしまうような部分もあるのですが。

ノートにしてみれば、ここまで書かれたら喜んでいるのか泣いているのかどちらなのでしょう。きっと喜んでいるだろうと信じたいですね。ノート冥利に尽きる、とでも言ってくれたらうれしいです。


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乱雑に書かれたこのノート、今あらためて眺めて見ると意外にも愛着を感じていて、ページを使い切ったという達成感があります。粗雑な字体、方向や間隔が不規則なところに疾走感が滲み出ているのも悪くないですね。教えてもらっている間、その内容をもれなく記録しておこうという切実な感じが表れていて、なんとか話に追いついて書けたことに対する充実感もあります。

もちろん普段はきれいに書くことのほうが多いですが、このように走り書きした文字を見ていると、軽いタッチや読み取れるぎりぎりまで省略して書いているところなど、書き方のひとつの形式として面白く感じられてきます。読み取り可能な文字を最大限早いスピードで書いたらどの程度崩れた状態になるのかというのも興味深い点です。省略するポイントも人それぞれなんでしょうね。「走り書きの展覧会」など開催してみたら面白そうです。

それにしても、今どき操作マニュアルのひとつくらいあるだろうと思うのですが、教えてくれた人が持っていなかっただけなのか、マニュアルを見るほどの内容ではないと思っていたのか、口頭による説明のみで一気に詰め込まれました。えっ、口伝ですか?と、独りで嘆いていましたが、それなら書くしかありません。おかげでこのようなノートが出来上がりました。

もっとも、もともと字がきれいでないだけという感じもしますが、この際それは脇に置いておきましょう。

ちなみにノートの大きさはA5判です。手に持ちながら走り書きするにはベストなサイズだと思います。走り書きするために選ぶわけではないですが、多様な書き方?に対応できる使い勝手の良さからもおすすめします。