すーです。

私が初めて「生みの親」について、意識をしたときの
ことを書いていきたいと思います。

9年ほど前、私たち夫婦が特別養子縁組で子どもを
迎えることを模索していたころにさかのぼります。
私たちは、アクロスジャパンの団体が開催した説明
会に夫婦で参加しました。
Oさんは私が大きなリュックを背負ってきた、とよく当
時を思い出して笑います

そこでは特別養子縁組で子どもを迎えるということに
ついて、育ての親としての心構えなどについて、とて
も緊張しながらお話しを聞きました。。

私は、生みのお母さんがどんな状況でどんな気持ち
で子どもと離れるのか、とても気になっていました。
それが「なぜなのか?」と問われたら、自分が同じ立
場だったらと思うと胸が張り裂けそうだったから…。

アクロスジャパンの職員さんは、当時から生みの家族
への支援を行っていました。
にんしん相談だけでなく、生みのお母さんが赤ちゃん
を託した後も、子どもをなくした喪失体験に寄り添って
いました。

「妊娠して、出産して、強くなるお母さんも多い。だから
たくさん子どもの成長を伝えてください。交流があるこ
とで生みのお母さんも安心するんですよ」
当時、そう職員さんが話ているのを聞いて、私ははっと
しました。

私が不安なように、もしかしたらそれ以上で、生みのお
母さんも、どんな家庭で育つのか不安なのではないか…。

そして手を離した子どもの成長を知ることは、つらいこ
となのではないかと思いこんでいましたが、寄り添う人
がいることで前向きに受け止めていくことができるのか
もしれない、そんなことを考えました。


私が、初めて子どもの向こう側にいる生みの親を意識
した瞬間でした。