ズデネク・マカル指揮の
チェコ・フィル管弦楽団のコンサートに行ってきました♪
演目は、チェコらしく、
前半は
スメタナの交響詩『モルダウ』
ドボルザークの交響曲第8番『イギリス』
と、ご当地ものづくしでした。
今回の個人的な目玉は、
ドボルザークの『イギリス』。
カラヤン指揮のウィーン・フィルのCDを
何度も繰り返し聴いていた、最近のマイブーム曲だったので、
ドボルザークの本拠地であるチェコ・フィルで
マカルはどのように演奏するのだろうと
会場に入る前からワクワクしていました。
「えっ?」
というのが正直な初めの感想でした。
ドボルザークに対する「派手」なイメージを抱きつつ
コンサートに臨んだだめ、
ゆっくり正確に、そして慎重にリズムを刻む指揮に
「リハーサルじゃないんだから・・・」
と、素人ながら戸惑ってしまいました。
でも、やはりこれが伝統の力なんでしょうね。
チェコ人の気質なのか
現代のブームにのらないぞ!といったプライドみたいなものが
みえてきて、
すると、こんどは、正確でゆっくりなテンポを保つことの難しさからくる
楽団員の緊張感が伝わってきて、逆にドキドキするという、
おもしろい現象を体感しました。
ピアノを長年やっていた経験もあって
早い音符の連続技を転ばず、正確に一粒一粒演奏するのが
いかに難しく、
そのために、プロを目指す人は、指に重しを乗せて練習したり、
動きの鈍い薬指と小指の動きを集中的に特訓したりと
基礎訓練を毎日毎日欠かさずがんばっているんだ
ということを思い出しながら、
楽団員たちの演奏を聞いていました。
そして、正確に刻まれる太い和音の中に
繊細なメロディーがやさしく、やわらかに重なってくる時の
なんともいえないロマンチックさ・・・。
なるほど〜。
先月聞きに行ったバレンボイムとベルリン・シュターツカペレは
加速度的な変速のリズムにみんなが息を合わせる緊迫感から
観客に迫りくる、アグレッシブな演奏でしたが、
今回のマカルとチェコ・フィルは
伝統と格式を守るというプライドからくる
守りの緊迫感が、伝わってくる演奏でした
後半は、チェコから北へ進んだロシアの作曲家
ムソルグスキーの組曲『展覧会の絵』でした。
こちらは、伝統へのしばりから解放されたように、
自由なテンポで表現されていて、前半とのギャップがおもしろかったです
演奏後、マカルのサイン会が開かれ、200人近いファンが行列をなしてました。
ピアノやバイオリンのソリストがサイン会を開くことはよくありますが、
オーケストラの指揮者が演奏後にサイン会をするなんて、はじめてで、
びっくり!ということで私もサインをもらうために列にならびました。
1時間ほど待ちながら
手前味噌ですが自分の写真集のサイン会を思い出してしまいました。
初めの方は、ファンの人と会話をしたり握手をしたりと、にこやかな表情のマカル氏、しかし、100人を超えたあたりから、だんだんと表情が堅くなり、
150人あたりで、今日は何人来ているの?なんてスタッフに聞いたりと、
ちょっとお疲れの様子でした。
途中から、サインは一人一か所というルールができてしまったので、
急遽、外で座って待っていた母を借り出し、
「私がCDにサインしてもらうから
お母さんはパンフレットにサインをもらってね。
今日の日付を入れてもらうのを絶対に忘れないでね。
英語で何て言うかわかる?」
って、何度も念を押し、
いよいよ私の番がやってきました。
マカル氏のサイン机の上には黒と金と銀のペンが用意してありました。
「お母さんはパンフレットだから黒いペンでお願いしてね。
私はCDカバーだから、金色のペンで書いてもらう」
っと宣言してマカル氏の前へ。
CDのカバーを出したら、
「金色のペンでお願い」という間もなく
前の人にサインしたパンフレット用の黒いペンで、
一気に「ズデネク・マカル」とサインをしてくれました。
「あ、ひにちも・・・」
と言おうとした瞬間に、スタッフの人に誘導されて、
マカル氏の前を去らなければなりませんでした。
かろうじで
「Thank you」だけ言うことができました。
あとから来た母は、
きちんと日付までもらっていました。
母は偉大だなぁ〜
と心の中で思いながら、自分の気の弱さにショックを受けました。
↑CDカバーは揮発性の特殊な紙で加工されているので、
紙用の油性マジックだと、乾いた後に削れてくるんです・・・。
既に「ズデネク」が消えかけていてショック。
それにしても、大人気のマカル氏。
お家に帰って、パンフレットを読んだら、
ドラマ「のだめカンタービレ」に主人公の師匠として出演してたんですって。









