2008年02月

香港お寺奮闘記

香港滞在中、ちょっと時間があったので、
縁起がいいと評判の黄大仙寺に念願のメトロに乗っていってきました♪
(香港は、本当に地下鉄が便利なんですよ〜☆でも、そのお話はまた今度)
地下鉄の駅をでてすぐに、人の流れでお寺をみつけることができました。

香港でのお寺参りは初めてで、
何をすればいいのか、全然勝手がわからないので
まずは、注意深く周りを観察。
黄大仙寺











ふむふむ、どうやら、
みんな、線香を買っている。
よし、私も!と、出店までつかつかと歩き、
「線香!」と日本語で言ったら
(私の経験上、漢字文化圏諸国では、熟語は日本語と発音が似ている場合が多いので、名詞をはっきり音読みすれば、なんとな〜く通じる気がします。
だから、日頃は、「お線香」なんてちょっぴり女の子らしく「お」をつけたりしている私ですが、こういう場所では、はっきり「せ・ん・こ・う!」と元気よく発声するよう心がけています。とにかく名詞オンリーな処世術です。)
「テンドル」と、普通に通じて、第一段階は無事突破。
でも、この線香の量が半端じゃないんです。
まさか、この時、次におこる苦労なんぞ、知る由もなく、
地元のみんなと同じことができる〜☆っていう喜びと希望で心はいっぱいでした。

さぁて、イザ!私も境内へ。
と、足を踏み入れた瞬間、もう、別世界!
あたり一面、モクモクと煙がたちこめていました。
何事?火事?炊き出し?と、びっくりしていると、
持ちきれないほどの大量な線香を両手で束にして頭の上にかかげた人々が、
(しかも、その先端から、たっぷりとつけられた火が猛烈な煙と火の粉を吐き出していました)
あっちに行ったりこっちに行ったり、結構な勢いとスピードと密集度で動いているので、
ぼ〜っとつったっているのは、かなり危ない状態でした。

とにかく私も火を!と、我に返り、
人ごみをかき分け、上から落ちてくる線香の煙と火の粉と格闘しながら
境内をうろうろすること5分、ようやく火種を発見しました。

小雨がパラついて、しけていたせいもありますが、
大量の線香に火をつけるのが、こんなに大変なことだとは思いませんでした。
火種は、透明なガラスケースの中に入っていて、
ガラスケースは、4方向に丸く穴がくりぬかれてあって、
東西南北の各方向から、みんなが一つの火種に向かって、大量の線香に火をつけようとガラスの中に、突っ込んでくるんです。
まず、その穴が線香の量にしては、ギリギリのサイズで、
私みたいに、他の荷物を持っている人は、小分けにして、火をつけることもできないし、
いきなり、全部に火をつけようとしても、無理だから、他の人と譲り合いながら、
ちょっとづつ右側から攻めていこうと、心の中で計算はしていたものの、
なかなか火がつかない!
他の人は、かなり器用につけているのに・・・と、
私の後ろに並んで待っている人も気になって
ますます、心は焦っていくばかり、でも、焦れば焦るほど、
束が緩んできてばらばらになり、反対側にもつけようと、
必死に火の方向に手をねじってみたら
今度は、火の粉が指に落ちてきて「あちっ!」ってことになったり・・・

いろんなプレッシャーを感じながら、点火作業を黙々とつづけていると
人間の心境の変化っておもしろいもので
はじめは、「観光客で何もわからない人間だと馬鹿にされたくないから、楚々と作業をすませて、みんなに迷惑をかけることなく帰りたい」という
スマート論理を掲げていたせいもあって、
「ヤバイよヤバイよ、周りの目が怖いよ〜
線香全部に火なんてつけなくていいから、適当にこの場を退散すべきだよ〜」
なんて、叫ぶ自分がいたのに

そんな焦りもマックスを超えると、今度は
「せっかく来たんだから、きちんと、みんなと同じ作業をこなして、帰らなくちゃ意味がない。きっと、これこそが、鍛練なんだ。このプレッシャーを感じながらも、落ち着いて淡々と作業をこなす修行を乗り越えなければ、私は、みんなのプレッシャーに負けたという言い訳で、自分自身に負けたことになる」
というよくわからない、勝手な妄想思考回路にかわってきて、

ここまでくると、もう、こわいものなし。
おちついて、周りの人の顔を見まわし、私と同じように、ちょっと
手こずっている人に、笑顔を投げかけて、
「too difficult」って話しかける余裕まででてくるからびっくり

よく考えると、後ろで待っている人も、意外とそんなにイライラしているわけでもなさそうで、私ひとりが勝手に騒いでいただけなんだなぁ〜なんて、改めて小心さを恥じました。
線香











無事、点火作業を終え、後ろの人にちょびっと会釈をして
ここからが、本番!
私も、みんなと同じように、両手で線香を束にして持って、頭の上に掲げて、
本堂の前まで、ずんずん進んで行って、
(もう、恥ずかしいとか、そんな気持ちは超越してました)
他人の火の粉か自分の火の粉かわからないけど、
手に落ちてきて熱い熱いと思いながらも、逆に心はすがすがしくて
本堂の前でみんなと同じように3回お辞儀をして、お祈りをして
香を立てる香灰が入った大きな鉢に線香を一つかみ分挿して
また、3回お辞儀をして、また挿して・・・を繰り返し、
自分の空間をキープしながら
すべての線香を無事、お供えすることができました。

やった〜!
何をお祈りしたかは正直忘れてしましましたが、
一人で、異文化の中に入って、その文化を共有し、やることをやった
という達成感が
とっても幸せでした。

ちょっぴり成長した気がします☆

境内を出て、ふと一息ついたら、体中が灰で真白。
近くで手を洗って、あとは細かいことを気にせず、パンパンって鞄と服についた灰を適当に払って、ちょっと、煙くさかったけど、清涼とした気分でメトロに乗って帰りました。

アフリカが熱い!

今日は、久々にお家でゆっくり過ごすことになったので、
たまっていた新聞の整理をしていた。

まだ、今年に入って1か月半しかたっていないのに、
こんなにたくさんの出来事がおこったんだなぁ〜
なんて、しみじみと感じながら、カテゴリー別に紙片をファイリングしていたら、
サブプライムやコソボ問題、韓国の新政権、環境問題の記事に混ざって
アフリカに関するニュースやコラムが目に付いた。

私達の日本から、ものすご〜く遠い地域、アフリカ。
当然、触れる機会もすくなく、
砂漠、ライオン、キリマンジャロ
という広大な自然、のんびりとした光景がイメージとして先行してしまう。

でも、今、
「アフリカが熱い!」
ようだ。

中国が資源獲得のためアフリカを歴訪しているニュースは
昨年よく耳にしたが、
アフリカが地域全体で4年連続5%を超える成長を遂げており、
中でもアンゴラは07年成長率が23%と世界でトップクラスの発展ぶりという記事には
正直びっくりした。
紛争の悲惨さを映画にも描かれたルワンダも
今では4.5%の成長率(07年)を誇る。

サブプライムのあおりで日・米・欧が2%前後でさまよっていることを考えると、
かなりの、勢いだ。

「忘れられた土地」とも揶揄されていた地域が、
近年急に伸びてきたのはなぜか?

植民地時代の暗い過去を持つアフリカ諸国は、
今まで、先進国からの援助で成り立っていた。
しかし、05年頃から、イラク問題や環境問題に世界の関心が移り、
資金がアフリカに流れなくなった。
そこで、「自立しなくては」という機運が盛り上がり
外資企業の誘致や、マイクロファンドの活用など
援助に頼らない国造りに方針転換し、大きな成長へとつながった。
というのが、私が調べた範囲での大まかな流れだ。

さらに、IT革新のお陰で、
携帯電話でのクレジット決済や、いい漁港の最新情報、ネット上での国際貿易など、他のインフラが遅れているアフリカでビジネスチャンスが格段に広がったというのも大きな要因だと思う。

ただ、アフリカ諸国がみんな活気に満ち溢れているかというと、
まだまだ、紛争が絶えない地域も多い。
ジンバブエは経済成長率がマイナス4.5%と、逆に落ちている。
大統領選の投票結果を巡って暴動が起きたケニアも情勢が不安定だ

そんな中、日本はアフリカとどう付き合えばいいのか?
先月末、リビアのカダフィ大佐の特命大使が東京にやってきて
「アフリカ合衆国」構想を支持してくれと、福田首相に親書を渡したらしい。
しかも、支持に対する見返りにリビア国内の油田鉱区の開発権益を日本企業に開放するという、独裁国らしいご褒美つきだ。
(こういう豪快な外交手腕を発揮する国をみると、たまに憧れてしまう。)

横浜で5月にアフリカ開発会議が開かれる。

日本の国益を考えるなら、
資源豊富なアフリカと仲良くすべきだ。
ただ、紛争地域に対する支援をどのようにすればいいのか
自衛隊をなかなか派遣できない日本が
また、お金だけだと言われないために
どう対処していくのか
そして、民主体制じゃない国に対して手厳しい米国への配慮はどうするのか。
高村外相の手腕が問われる。

そんなことを考えていたら、
紙片の山からぴらっと1枚記事が降ってきた。

「ウォール街、献金ラッシュ」
ウォール街に勤める金融マンが米大統領選の候補者に巨大な献金をしているというニュース。
ゴールドマンの社員はオバマ氏に約3800万円、クリントン氏にも約3600万円献金しているらしい。
金融機関に勤める人たによる献金総額は約52億円。

52億円!

あぁ、こんな大金を、選挙活動費につぎ込んじゃうの・・・?

マイクロファンドの
借入金60ドル(約6500円)を元手にがんばって起業し
貧困から脱出しようと努力している人達のことを考えると
お金って・・・と何ともむなしくなる。

そんな私も、俗な人間の一人。
FXの投資先として、アフリカのランド通貨に注目しています☆

神の見えざる手

しばらく南国に避寒していたが、
帰国すると、寒さが一層厳しくなっていた。
我が家でも、暖房器具は、欠かせない。
でも、省エネをうたうこのご時世ということもあって、
極力我慢するように努力している今日この頃

今日は、ちょっと温かい気がする。
朝食をとりながら、朝刊の一面を広げると

「!!!」

灯油1リットル2〜3円の値下げ

え〜?
今、燃料って高くなっているんじゃないの?
なんて、摩訶不思議な現象・・・

記事を読むと、どうやら、
北海道札幌市では、灯油が昨年の12月に12円値上がりしたのが原因で
消費者が、節約をがんばり、
需要が減って、在庫があまったらしい。
ということで、2〜3円の値下げ。

わぁ〜、これって、
アダムスミスの言う、いわゆる需要と供給のバランスで価格が変動する
「神の見えざる手」という自由市場原理の大原則じゃない♪

ちょっと、うれしくなった。

こういうことを考えると、
ガソリンも値下げじゃなく、逆に、期間限定でわざと値上げして、
消費者の節約の知恵をしぼりだし、
その後値下げするっていう政策もありじゃないかしら?

って思いました。

必要は発明の母。

日本人は、そういう意味では、湯たんぽとか、ゴザ(冷却効果)とか
過酷な四季との共生を通して、
工夫を積み重ねてきた民族だと思います。
昔からある知恵をみんなで思い出し、それを現代版に改良して、
無駄をなくして、省エネをがんばる。

古人の名言のすばらしさを感じた朝でした。

エッセイが掲載されました☆

ライブドア通信で、小生のエッセイが掲載されました。
(よく、本のあとがきで著者が自分のことを謙遜して、
 「小生」という言葉が使われているので、
 私も、一度使ってみたかったのですが、
 広辞苑をひくと、男性が使う言葉らしいですね。)

「東大オトコ(と結婚する方法)」という、やや、安直なテーマですが、
私なりに、友人数十人にリサーチをかけて、がんばってまとめた記事なので、
ぜひ、読んでください。

【オトコ魂】東大卒タレント楠城華子が語る東大オトコ(前編)

【オトコ魂】東大卒タレント楠城華子が語る東大オトコ(後編)

秘密の花園

南国の花今、とある場所にいま〜す!

 

 

 

 

 

こんな写真やこんな写真をとっちゃいました★牛の親子

 

 

 

 

詳しくはXOTTANブログまで。

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