2008年06月

日雇い派遣全面禁止に反対

今日も、社説の読み比べをしていたら、
グッドウィル事件に関連した日雇い派遣への意見が
産経新聞と毎日新聞で真っ向から対立していた。

私は毎日新聞の社説は納得できず、産経新聞の社説に共感した。

両者とも、現在の日雇い派遣の仕組みには問題があり、ワーキングプアーの温床になっている。だから、労働者の立場から法改正をすべきだという根っこの部分は同じである。
でも、その方法論が違うのだ。
これは、どちらが正しいとかではなく、どちらに共感するかの違いだと思う。

毎日新聞は、日雇い派遣を規制緩和してきた流れを批判し、時代を逆行して、規制強化することで、日雇い派遣をなくそう、もしくは専門職だけに戻そうという考え方。社会から日雇い労働者をなくせば、労働者はみんな安定した職に就くことができワーキングプアーがなくなるという方法論だ。

でも、これは、せっかく時代の要請で、労働の自由が保障されるようになったという民主主義の流れに反する

個人的立場で言わせてもらえれば、
私みたいな、タレント・俳優・アーティスト業は、有名になる前、ほとんどの人が
日雇いなどの臨時アルバイトでいきている。

1週間先にどんな仕事が入るかわからない、明日の予定さえも未定で
一度チャンスを逃すと、次のチャンスは一生こないかもしれないという
かなり、サバイバーな業種だ。

でも、みな、一生懸命バイトしながら、夢を追いかけている。

もし、日雇い派遣が全面禁止になったら・・・。
とにかくどこかに就職しろと言われ、やりたくないけどとりあえず出社して、上司の指示どおり動いて、疲れて帰る。

おまえはこの業界で選ばれなかった人間だから、
さっさとあきらめて、職につけ
そういう事なのかなぁ?
なんて考えると、悲しくなってくる。

ワーキングプアーだっていいじゃない!
きちんと真面目に他人に迷惑かけずに生きていれば、
そう思う。

切り捨てられる労働者の存在を無視して、一方的に日雇い派遣を禁止する前に、政府はすることがあるのではないか?

資本主義は、資本主義の理論で勝手にやらせておけばいい。
企業は競争力を高めるために、さまざまな工夫をこらし、生産性をあげるため限界に挑戦する。
それでいいと思う。
政府がやるべき仕事は、うまくまわっているところは、ほっといて、
国民に被害が出ている場所(今回ならグッドウィル)にビシッと厳罰を処すという
姿勢でいるべきだ。

労働組合の力が低下して、魅力がなくなっているところに問題がある。
(労組といっただけで、なんだか色眼鏡でみられる現状がおかしい)
使用者と労働者は対立・妥協・協調を繰り返すのが健全な形だ。
その交渉をする労働組合の力が弱いなら、国が、労働者利益代弁組織をもっと率先して作るなり、優秀な弁護士を投入してサポートするなり、下から手厚い保護を加えるべきだ。

上からの規制をかけて改革するのではなく、
下から強力サポートして、労働者が戦う力を持つようにすることが、
政府の役割だとおもう。

私のような自業自得のワーキングプアーに対しては、その選択権利を尊重してほしい。新しいことをやろう!と、夢見て目指す若い子たちにとって、日雇い派遣は重要な選択肢の一つだ。
政府がやるべきなのは、上記の労働者権利代弁組織の他、日雇い派遣を脱したい人に対して、その指導的役割を担う組織を作ることだ。
といっても、政府は現在機能不全に陥っているから、
良心的なNPOがもっと増えることに期待したいし、私も、そろそろ、主張するばかりでなく、なんらかの形で、行動をおこさなければならないかなぁ〜と、反省している。

グッドウィルが悪いことをしたから、すべて禁止。
というのは、いったい何の解決になるのだろうか?

ちなみに、私が共感した産経新聞の社説はこちら
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080626/crm0806260302003-n1.htm

新聞速切★第16弾!(後編)

2008年5月30日金曜日の新聞速切後編。

アデランス取締役再任問題
パキスタン武装組織と対話加速
韓国大統領の支持率
サマータイムの必要性
1面2面のチェック
物価高への対抗
人間の欲
相互扶助の精神
アフリカ会議
米増産のススメ

などについてコメントしています★

社説の読み比べ〜試行錯誤編〜

佐藤優さんとの対談の際、速読法をはじめ、いろいろなアドバイスをいただきました。その一つが、新聞の社説読み比べ。

「産経新聞と朝日新聞の社説読み比べが面白いんじゃない?」
とのご提案をいただき、私なりになんらかの形で連載していきたいなぁ〜
と、半月間、なんとなぁ〜く構成を考えてみましたが、いかんせん怠け者病がねぇ〜。
始めたはいいけど、続かなかったらかっこわるいし、(有言実行を最高の美と豪語している自分が有言不実行という最悪の形におわってしまっては、目もあてられない。)

ずるずるだらだら梅雨ですし♪

ということで、一念発起。
「今日からやるぞ!まずやるぞ!」
交通安全の標語みたいな語呂合わせで、
とりあえず六大紙(朝日、産経、読売、日経、毎日、東京)のHPへ行き、社説のサイトをお気に入り登録。
(ちなみに、独創的な産経新聞は「社説」の代わりに「主張」という言葉を使っているので、検索の際はご注意を)

物事を続ける三大条件

〇間がかからない
⊆蟯屬かからない
お金がかからない

〇間+⊆蟯屐椨お金 ≦ 自己満足

この式が成り立てば、なんとかなるかなぁ〜と思っています。

本格的に私なりのスタイルを確立するのには数か月かかると思います。
更新頻度、どの新聞を比べるかなど、なるべく簡略化して
挑戦してみようと思います。

ぶっちゃけると、社説を読み比べることで、何が得られるのかさえ分かっていませんが、メディアの意図と役割というものが、少しでも見えてくればいいなぁ〜なんて希望的観測を抱いています。

今日は、ウォーミングアップとして、
六大紙の社説を全部読んでみました。

各紙二つずつ掲載されていますが、(今日の朝日は環境問題一本でした)
難しい用語や熟語が多くて、読む時に線を引きたくなるのは日経新聞(種類株・EU条約)。
なんだかやわらかいイメージを感じるのが毎日新聞。(医師増員・骨太方針)

今日一番共感した社説は
産経新聞の著作物フェアユース(公正利用)について。
教育や批評、研究などの公正な理由があれば、無許可で著作物が利用できるようになるという規定。
政府の知的財産戦略本部が今年中に導入の是非を決めるそうです。
産経さんは、公共の利益と権利者保護のバランスが大事という大前提で、フェアユース導入を薦めています。
私も賛成です。
権利者保護はもちろん重要ですし、私は仕事柄、知財が命です。
でも、一方で、図書館を利用したり、公共の福祉で支えられた知的財産を無償で享受させていただいています。

新聞が許可なく転載できるようになればいいなぁ〜。

ちなみにヤフーやグーグルの検索サービスは、いろんなページを無断で収集し蓄積しているので、現在の日本の著作権法では違法になっちゃうんですって。
だから、海外のサーバーに情報を保存することで、形式的に違法を回避しているそうです。

以上、社説読み比べ、試行錯誤編でした。
毎日6大紙を読み比べるのはちょっと無理があると思いました。
産経Vs朝日というのを軸に、社説の意見対立が発生したテーマの回だけ取り上げるとか・・・
もうすこし考えてみます。

英国首相に質問してみました☆

先月中旬、新聞速切中に、
『ブラウン首相がYouTubeで質問動画を募集』という記事を発見!
即座に、英語エキスパートのXOTTANに協力を要請したところ
「やってみよぅ!」と、快いお返事が☆

よしっ、がんばるぞ!と意気込むこと1か月。
まだまだ余裕〜♪と例の如く、先延ばし先延ばしにしていたら、
あっという間に締め切り(土曜日)の3日前に・・・。
そろそろヤバい。間に合わない。
意外(?)とのんびり屋の私も、水曜日の夜には危機感を感じ、
自分で自分のお尻をたたくべく、読みかけのスパイ小説を
「私がこの課題を終えるまでは渡さないで」と母親に預かってもらい
(こういうところは、自制心不足を感じます)
原稿作りに集中。

イギリスということで、テーマを
.櫂鵐苗眠澆砲弔い董紛睛が高く魅力のある通貨、ウォール街を抜き金融街として今や世界一の座に輝いているシティの急伸ぶりについて)
EUと英国のアイデンティティーの問題について(アジア共同体構築を目指す日本の先輩として)
スパイについて(世界最高のインテリジェンス能力をもつイギリスへの憧れ)
て玉豸丱汽潺奪箸砲弔い董文玉高、SWF問題、環境問題)
の4つに絞り、それぞれ、質問を考えてみたものの、
制限時間の1分でピシッと収まる文章にするのは難しいなぁ〜
ということで、
◆↓は断念。
残る ↓い里修譴召譴ら論点整理していくと、
為替問題→ファンド問題→外資規制問題→TCIとJパワー問題
と、たどりつき、
今回は、このJパワー問題を切り口にブラウン首相にお願いをする事にしました。

さて、水曜日はこれにて就寝。
木曜日、XOTTANと構成を練り直し、いよいよ英作文にトライ。
これがまた、難しい・・・
(この点の奮闘記は、XOTTANブログを読んでください)
なんとか文章が出来上がり、木曜日の深夜、英文口慣らし練習。
初めての体験にドキドキしながら、金曜日に撮影。
何回か録り直して(英語に必死にあるあまり、顔の表情が苦虫をつぶしたみたいに悲惨なことになっていたり、で、今度は顔に皺が寄りすぎないように注意すると英文が飛んだり・・・・と語学の壁は厚かった!)
ようやく完成☆★☆

前置きが長くなりましたが、はじめての英語での(一方的)インタビュー動画。
どうか、温かい目で、ご視聴下さい。

いかがでしたか?

今回のブラウン首相を皮切りに、
「Could you Please・・・?」シリーズで、いろいろな外国の要人に、(一方的)インタビューをしていきたいと思っています☆
昨日のニュースによると、中国の主席もネットを重視すると宣言したとか・・・
ふむふむ。なるほどね〜。(ニヤリ♪)

日本語訳はイザ!ブログ『メトロ女★楠城華子の乗り継ぎ人生』へ
撮影秘話はXOTTANブログへ!

蔭練日誌 ◆ WTOの役割

先週は、flexicurity について、考えていましたが、
今週は、WTOについて研究してみようと思います。
教材は、いつものように『Foreign Affairs』です。
http://www.foreignaffairs.org/20080301faessay87210/peter-d-sutherland/transforming-nations.html

まだ、序章しか読んでいませんが、
中国やサウジアラビアのように、WTOに加盟しなくとも、独自路線で生き抜く国力をもった国がなぜ、条件が厳しいWTOに加盟したがったのか、ということが、
面白い視点から解説してあります。
(ちなみに、中国は1986年に加盟申請して、2001年に実現。サウジアラビアは12年の交渉を経てようやく2005年に加盟)

******************
(前略)...political leaders understand that fundamental change is necessary, or unavoidable, and that it cannot be achieved without support from the outside. They need a catalyst; the WTO provides it.
*******************

つまり、国内の改革が必要な時に、既得権益者(日本で言うなら族議員や官僚その他の利益団体)が必ず邪魔をして、先に進まない。
中国やサウジアラビアといった、超巨大資本家が牛耳っている社会では特にその傾向は顕著。
だから、WTOをいう外圧を利用して、国内をリフォームしよう!という視点です。

WTOって、昔は、先進国の利益代表団っていうイメージだったんですけど、こんな側面も持ち合わせているなんて、おもしろいですね。

とはいえ、最近のWTOは参加国が増えすぎて正直行き詰まってます。
そんな今は、FTAやEPAのような二国間協定を増やすことで、世界の構造改革を進めているような気がします。

でも、誰が?
いったい誰が世界の構造改革を?

国際機関の目的を考えるとき、
この「誰が?」改革を進めているのかを考えるのが結構おもしろいです。

新聞速切★第16弾(前編)

XOTTANより業務連絡です。
途中ピアノをはさんだので久しぶりになってしまいましたが、
新聞速切第16弾の前編をアップしました!

今回は2008年5月30日金曜日の朝刊をハヤギリ!

新聞速切の輪を広げたい
橋下知事警察官削減を断念
コカ・コーラ立体商標認定
中国自衛隊派遣ストップ
県知事が原油高対策を国に要望
原油価格高騰解消の秘策を発見!?
パート発案デザート
マルクスから学ぶ相互扶助への道
対日投資促進論に関するコラム
落ち着いてきたか、為替
日本空港ビル外国企業買収問題
スティールが中北製作所株売却

などについてコメントしています。

いつもの様にレイアウトの関係で右端が少し切れています。
全体をご覧になりたい方はコチラまで。

自由と平等のバランス〜flexicurity〜

人々の心のつながりが薄くなっている現代。
秋葉原での事件以来、一週間ほど人間社会の「あるべき姿」について、考え悩んでいました。
正しい答えなど存在しないのは分かっていますが、
今の日本社会が肥大化しすぎて、メタボになり、動脈硬化寸前の瀕死状態であることには間違いないでしょう。

最近の『蟹工船』ブームやマルクス主義再考ブームは
世の中がバランスを失っていることを肌で感じさせます。

自由主義(資本主義)と平等主義(共産主義)の狭間で、どっちに価値観を置いてよいのかわからない不安定な苦しみを日本社会が抱えているのでしょう。

自由といってもその価値基準は貨幣。常に数値化され追い立てられる人生。
平等といっても、常に他人を気にし、監視され、束縛されるのは息が詰まる。

この両者の「いや〜な部分」の風が左右から強く吹き付けてくる中
バランスを取りながら人生を歩き続けることは
28年しか生きてない私にとっても、すでに、いかに辛くて過酷なことか
身をもって経験してきました。
でも、精神バランスを崩さずに歩き続けるしかないんです。
それが、人生なんだって、崩れかけたときに気が付きました。

今生き続けていることが奇蹟。
今歩いている道がどんなひどい道に思えても、立って歩き続けていること自体が素晴らしいことで、
この、自分にとっての「今」が存在している蔭には時空を超えた数えきれない人の支えがあることを感じること、
「お陰さま」という感謝の心を芽生えさせること、
それが、「答え」へとつながる道だと信じています。

そんな沈鬱とした気分で、いろいろな文献を読みあさっていたら
国際関係の雑誌『Foreigne Affairs』 の3・4月号で取り上げられていた
デンマークの労働政策に目がとまりました。
http://www.foreignaffairs.org/20080301faessay87207/robert-kuttner/the-copenhagen-consensus.html

Flexicurity = Flexible(柔軟性)とSecurity(安全保障)を併せ持った労働政策

「自由」と「平等」という通常相容れない概念を共存させることに成功した政策なんです。

競争率が世界第三位のデンマークでは、従業員の首を切る行為に規制がほとんどかかっていなく、
生産過剰になり、社員が多くなりすぎたら、会社は比較的簡単に社員を解雇する風習があるそうです。
これだけを聞くと、え?!なんて、怖い社会なの?って思っちゃいますが、
そうじゃないんです。
どんどん解雇されちゃうんですが、その後の手当てが厚くて、
失業したら、給料の90%が最大4年間保証されて、再就職訓練を受けることができるんです。(というか、再訓練を受けないと給付金がストップされます。このあたりは厳しいです)
会社側は労働力の流動性を保つことができるので、人手不足の時は気軽に人を雇い、いらなくなったら解雇するという柔軟性で、経営効率を最大化し、会社の成長力をつけることができます。
労働者側は、手厚い保護があるので、失業が怖くないし、転職するたびにスキルアップできるし、みんなしょっちゅう解雇されるので、転職というものにネガティブイメージが全くなく、(国民の70%が転職はいいことだと思っている)
そんな気軽なものだから、なんと、デンマーク人の平均転職回数は6回、毎年3人に1人が転職しているんです。(にも関わらず、就業率は世界でもトップクラス)

そして、もう一つの大きな特徴は、サービス業の地位が他の地位と変わらないということ。清掃業など、日本だとあまりよいイメージがない職業が、メーカー勤務の人と変わらない給料とブランド力をもっているそうです。
(もちろん、政府による補助金やプロ育成機関など援護射撃があるからです)

そのかわり、税率は5割。高いです。

どの社会システムがいいのか、日本がいきなりデンマークのflexicurityをそのまま輸入することは、歴史的・文化的背景が異なるので、無理がありますが
このように、自由資本主義を保ちながら、安心した社会民主主義を実現している国が存在するという事が、私の心をいやしてくれるし、希望をいだかせてくれます。

たしかに、政府や社会から、あれこれ指示されるのはちょっと「うざい」かもしれません。
でも、ちょっと「うざい」と思いつつ、「仕方ない」と妥協して、「意外とありがたい」とたま〜に感謝の気持ちが芽生える。

素敵な精神バランスの高い社会だと思いませんか?
そんな社会がどうやったら今の日本でくまなく実現できるんでしょうね。

どう考えても今の日本は人口が都心に集中しすぎています。
なんとか分散させて、地域共同体の活動を強化=人と人との結びつきを強めるうまい政策はないものか・・・
って考えると、道州制に希望を感じます。
東京を離れたくない人も多いでしょうから、東京だけは特別区で二重の住民票が取れるようにするとか、積極的にデュアルライフを推進していってほしいと思います。

ピアノ編★ショパンの即興曲第一番

ぐうふらちゃんねるピアノ編をアップしました♪
今回は軽快にショパンの即興曲第一番です。

例によってレイアウトの関係で右端が切れてます。
全体をご覧になりたい方はこちらまで。

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楠城華子のオフィシャルサイト
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