今日の新聞で、群を抜いて注目したのが
(2008年世界金融恐慌の直前)ロシアの最高幹部が中国に接近し、アメリカの住宅金融債権を共同で大量売却する事を持ちかけた
という記事だ。
ネタ元は明日発売されるポールソン前米財務長官の回顧録『ON THE BRINK』らしいが、
この記事を読み
19世紀から20世紀に行われた主権国家同士の古典的な戦いが
まだ終わっていないという事実に背筋がぞくっとした。
そんな記事の上には、台湾に武器を輸出した米国と中国の不穏な関係が半ページにわたって記載されているし
あ〜、日本ってやっぱりこれらの大国に比べたら小粒だなぁ〜
とやり場のない思いを感じてしまった。
実は、昨年末発売号のFX攻略ドットコムのコラムで
ロシアが北京オリンピック開会式の直前にグルジア侵攻したと同時に
米国の債権を大量に売り払ったらしいという事は書いたが
まさか、ロシアは、事もあろうに、オリンピック開催に国家の威信をかけた中国を誘っていたとは・・・
もちろん、中国は拒否したらしいが・・・
(オリンピック中に世界大恐慌なんて汚名もいいところだろう。もしかして、中国が断ったから、嫌がらせで開会式直前にグルジア侵攻したとか・・)
こんな重苦しい話を聞くと、ふと、日米同盟が不安になってしまうのは
私が小心者だからだろうか・・・
経済の結びつきが強くなれば
第二次世界大戦のような総力戦は起こり得ないのか・・・
逆に、
今回の武器輸出問題も、ポールソン回顧録も
日米関係をこじらせている民主党への圧力として
わざと米国が仕掛けて来ている戦略なのだろうか・・・・
深読みしすぎるのもよくないが
主権国家同士が総力戦をするにはコストが重すぎるくらい
お互い切っても切れない縁になることを臨むしかない。
それが日本の生き残る道ともいえる
鳩ちゃんの、アジア共同体構想はぜひとも進めてもらいたい。
誰も始めから完璧なものが出来上がるとは思っていない
とにかく、多チャンネルで国家同士を結び付ける事
本音と建前を使い分け、調停役に奔走するのが日本に求められている役割のはずだ。
むやみに外圧におびえる必要もないが
WTOやFTA交渉で保護主義になり鎖国に逆戻りする事は避けなければならない。
NHKの龍馬伝をみながらそんな事を考えた。
日本は剣(武力)ではアメリカにも中国にもロシアにもかなわない。
勤勉さと知恵で外へ打って出て戦い続けるしかない。
諸外国が相手にしないくらい小さな国になってその中で幸せをみつければいいという人もいるが、それは、幕府が崩壊した事実を黙殺している。
日本は、外圧から逃れられないくらい魅力的な国なのだ。
では、具体的に個人の私達は何をしたらいいのか・・・
我が故郷、長州藩の桂小五郎の台詞のように
「答えがわからんから、勉強するんじゃ」
しかないのかもしれない。
いろいろな説はあるが、知識と経験の集積に思考と感情がまざり
突然の化学反応で知恵が生じると私は信じている。
日本国の為といった大きなことはできないだろうが、
せめて、小さなコミュニティー社会の中で何かはできる事があるはずだ。
その可能性を少しでも広げる事ができるというのなら
できうる限りの勉強をし続け、答えをみつける旅をしよう・・・
なぁんて、維新ドラマに影響されちゃってる今夜の私です。
あしたから、2月ですね。
早く春がこないかなぁ〜。
2010年01月
芸ならぬ「資格は身を助ける」ってことで、
私が学生の頃は資格ブーム全盛期で、
その中でも会計士試験は弁護士試験とならび花形の一つでした。
ところが、昨日の新聞に、会計士の卵(=試験にうかったが、まだ実務経験がないため、会計士としては認められていない人々)
が900人も就職浪人をしていると書いてあり、最近ただよっていたいや〜な噂話が、現実の数値となって目の前に突きつけられて、ショックを受けてしまいました。
資格をとっても身を助けることにはならないのかぁ
やっぱり、どこかの大手企業に属さないと、一匹狼で生きていくには厳しい世の中なのかな・・・
もっとも、税理士試験にくらべて、会計士試験は大企業を対象にした会計学を学ぶので、個人商店で生きていこうとした時にはサバイバル力は前者に劣るという特性はありますが・・・
でも、がんばって試験の難関を突破したのに就職先がないなんて・・・
思い切って仕事を辞めてロースクールに入り3年間も貧乏学生したのに最後の弁護士試験受からなかった人達もしかり、
最近は再チャレンジへの道が増えたように見えて、
中途半端にチャレンジすると、しっぺ返しを受けるようなイメージが世の中を支配し始めましたよね・・・。
その感覚が若者にしみついちゃうとますます彼らが内向きな志向になっていくのでは・・・
「やっぱり、年功序列の終身雇用がいい!」
という風に時代が逆戻りしちゃいそうで怖いです。
「そうじゃない、常に挑戦し続ける社会こそが不況に負けない活力のある国家を導くのだ。雇用システムの大胆な改造こそが優先されるべきだ」
そう唱えたいけど、どうやら世の中は逆方向に進んでいるようですね。
そもそも一匹で社会の荒波を乗り越えるのには、
資格は必要条件の一つに過ぎません。
(さらに言えば、才能あふれる人は資格なんかそもそも必要としないっていう、うらやましい例もあります・・・。)
失敗しても、負けないぞ〜!!!!
っていう根性があれば、なんとかなる世の中であってほしい!
子供達に教える立場として、
私は常に頭の中で
彼らが将来安定した収入を得られるような
最低限の生きる力を身につけさせたい
と考えています。
(もちろん、情操教育とか道徳観とかも大事ですが)
資格だけではだめ、技術だけではだめ、
これからは、それにプラスして
集団の中で生きていくコミュニケーション能力を身につける事が
一番重要なのかもしれません。
付加価値。
競争社会ですから、どうやってサバイバルするか。
「生き残る!」
これは私自身の課題でもあります。
ふと、8月の保育士試験が頭をよぎりました
5月に勉強をスタートすればいいやぁ〜なんて考えてるけど
やっぱり、あますぎかも〜。
でも、残り少ない20代は思い切り楽しみたいし〜
平均寿命から考えると
私の人生、まだまだ半分も終わってないですね。
まだまだ煩悩まみれのひよっこです〜。
今日も、とりとめもなく、思いを書いてしまいました。
おやすみなさい。
という気分になり、2年ぶりくらいにホットヨガへ行ってきました。
リフレッシュ♪
関節をほぐして汗をながしてデトックス。
「嫌な事もありのままに受け止めて〜」
っていうインストラクターのお姉さんの言葉を聞きながら、
う〜ん。一瞬で思索の世界にはまりこみ
憲法が保障するべき「最低限度の生活」について考えちゃいました。
たとえば、みなさんは、老後生活の最低限度として、なにを保障されれば満足ですか?
贅沢じゃなくていいから、そこそこの衣食住と余暇を楽しめるゆとり。
私は、年取っても、おばあちゃん仲間同士で、広場でヨガしたり、
週に一回くらいは素敵な喫茶店でお茶したりできるゆとりは欲しいなぁ〜
ってなると、国民年金だけだと苦しいかもね。
もちろん、国を当てにしてはいけないけど、
老後がある程度充実しているという安心感が
現在のがんばりにもつながるんじゃないかなぁ〜
なんて思います。
よく、国が保障しすぎると怠けものが増えて、働き者は馬鹿をみて、フリーライダーが得をするという話が出てきますが、
私は逆の効果の方が大きいのではと考えています。
最低限が保障されているから、思いっきり色々な事に挑戦しよう!
って若い人が思えるんじゃないかなぁ・・・
結婚率や出産率もかなり上がると思います。
そうなれば、家族のためにとさらに頑張る人達も増えるでしょう。
人間は、常に成長を求めて自分を磨き続ける生き物であるはず・・・
国策の行き着く最後は、国民を信頼できるかのモラルの問題ですね。
ヨガのレッスンの最後の挨拶は
「自分を取り巻くすべての人やモノへ感謝の気持ちをこめてナマステ〜」
です。
そうですね。
感謝の気持ちと、謙虚な心。
それにプラスしてある程度の上昇志向。
このバランスが保たれると芯の強い人間ができあがりそうですね。
おやすみなさい
2010年、30歳目前の抱負
選挙と政治、どちらが大事?
形を変えて生き残れ、こんにゃくゼリー
ネットの暗証番号に危機迫る!
不況で息詰まる公共施設命名権
ヒートテックは見せ下着?
党と政治、どちらが大事?
もし私が党首になったら?
握手に動じない国民になろう!
リニアモーターカー先行開業にかけるJRの戦略
2013年楠城華子と行くリニアモーターカーツアーのお誘い
TOYOTA発言の為替への影響
についてコメントしています。
先日、いちょう団地での学習補講で、
中1の女の子に方程式を教えていたら、突然、
「先生、高校が無料になるって本当?」
って嬉しそうに彼女が聞いてきた。
「そうだよ〜」
と普通に答えたら
「よっし!!!」とガッツポーズをしていた。
勉強にそれほど熱心でないこの子が、高校が無料になるっていうことで、こんなに喜ぶとは正直思っていなかった。
「教育こそ格差を緩和する最良の手段だ」を持論にしている私だが、
子供たちに学習意欲を持たせることほど難しいものはない。
遊びたい盛りの小学生、中学生に
「将来きちんとした職業について、安定した収入を得るためには今勉強しなくてはいけない。」
といっても、心に響く子などほとんどいない。
特に、私が指導している対象の子供達は、日本語を日常会話で使用しない家庭で育っており、文化も日本の一般家庭のそれとは微妙に異なる。したがって、大人になって社会に出たときに他の日本人とは違うという点で社会になじめない危険性を多分にはらんでいる。
守られた一部の地域内で無邪気に育った彼ら難民・移民2世の子供たちが
日本社会の荒波に飛び出したとき、一人前の日本人として受け入れてもらえるためには、
良し悪しは別にして
日本人の一般大衆が認める形で社会人デビューするのが一番確実な道だ。
そのためにも、大学卒業は是非になってくる。
多様化した社会とは言え、現実社会はまだかなり学歴に厳しい。
どうやれば、みな、真剣に学問と向き合うのか、
全員が全員は不可能な事だとはわかっているが
すくなくとも、一つの教室から数人は大学進学を視野に入れた学習意欲をもつ子供達を育てたいと思っている。
でも、大人が思うより、子供は意外としっかりしているのかもしれない。
今回、高校進学への道を視野に入れた女の子は
前学期まったく手をつけず、やる気のなかった方程式に真剣に取組み
驚くほどの集中力をみせた。
これが一過性のものにならない事を願う。
私にできる事は、学校で習う学問が「単純で案外簡単なものなんだ」と思わせる事、社会に出たときの生きる知恵として、日本人の処世術をさりげなく会話の中に織り交ぜる事だ。
子供達はおしゃべりする時も悪戯する時も、みなキラキラと瞳を輝かせている。
この輝きの奥に潜在する能力をいかに引き出すかが
私達大人にとわれる技量だろう。
授業の後、受験を間近に控えた中3の男の子に
「将棋できますか?」と聞かれた。
小さい頃、兄の使っていた詰将棋の本を拝借しながら、こっそり腕を磨こうと頑張った時分もあったが、
それも20年も前の話。
「できるよ〜」と言い切ったものの
イザ対峙して座り、腹をくくり駒を並べ始めたら
「それ、まじっすか?」
といきなり突っ込まれた
ハッと気づいて恥ずかしくなった。
「歩」のコマを一番手前の段に横一直線に並べようとしていたからだ。
「冗談冗談〜♪」
と内心ひやひやしながら、
何とか、駒を配置し、スタート
私の戦略はただ一つ
「攻撃は最大の防御なり」
お互い、激しく攻め合って、私が一手先に「ケイマ」王手をかけ
最後は「王」の逃げ場をふさいだところで飛車で「王手」をしかけ、
大人げなく、全力投球で勝ち逃げた。
ふぅ。
そんな彼は、ベトナムから日本へやってきた両親をもつ。
顔立ちも東南アジア系の彼が床に座りちゃぶ台を挟んで将棋をたしなむとは・・・。
なんだか、すごく嬉しい時間だった。
日本が変わろうとしている。
今日も、NHKの龍馬伝を見ながら
私自身もまだまだ人の気持ちがわかっていないなと反省するとともに
少しずつみんなで成長していけばいいんだという思いをあらたにしました。
明日からまた一週間がんばります。
おやすみなさい。
自民党傘下の「シンクタンク2005・日本」は財政難で講演事業以外の活動を先月すでに停止している。
シンクタンクが設立されたのは、国全体がアメリカ式の2大政党制&脱官僚政治を目指す雰囲気に満ちていた2005〜2006年だ。
個人的にも、脱官僚を果たすためには、政党自身が政策立案能力をもつことが必要だと感じ、シンクタンク設立に期待を寄せていた。
それなのに
昨年の総選挙で政権交代が実現し、
2大政党制の幕開けはこれから・・・といった時期に
あいついで閉鎖とは。
わずか4年でとん挫した改革プラン。いったい設立者の政治信念とはなんだったのだろう。財政難という理由は、国を率いる政治家集団の言い訳としてみとめられるのだろうか。それこそ、まったく計画なしで国家を運営しているのかといいたくなってしまう。
最近の民主党の動向を見ていると、
脱官僚というより、古い自民党体質であった族議員制度を、反対側に超越して、小沢一郎―財務省ラインの、強烈な剛腕ピラミッド政治を確立しつつあるように思える。
確かに激動の時代には強い指導者が求められるので
一概に否定するつもりはないし
むしろ、暫定的な動きとして評価する点も多いが
私が数年前にイメージしていた、ホワイトハウス的な、政治家主導の2大政党制とはかなりかけ離れた政治体制になりつつある。
民主党の政治家100人を霞が関に送り込むという公約は今、どうなったのだろう。
シンクタンクがだめなら、霞が関のブレーンを活用して、官僚達の中に民主派と自民派の2代派閥を育成すべきだ。それによって安定した政権交代を可能にする成熟した2大政党制が実現可能になるだろう。
それにしても、政権を奪取して、試行錯誤しながらも変革を起こそうとしている民主党に対して
かつて脱官僚と叫び勢い盛んだった「上げ潮派」達のつくった自民党シンクタンクがいつのまにか終焉を迎えていたとは・・・。
自民党はどうなってしまうのか
2大政党制はやっぱり日本には向いていないのかもしれない。
プーチンーメドベージェフ2頭体制のロシアのようにトップダウン政治への道を選ぶのが
脱世界恐慌時代には得策なのかもしれない。
アメリカはどこまで我慢して見守ってくれるのだろうか・・・。
1日あけての更新です☆
前回は、2010年の抱負を述べたので、
今回は、2010年に個人的に注目する2大イベントについてです。
1.ショパン生誕200年
2.ミャンマーの総選挙(それに関連する難民第三国定住)
私が幼少期から愛しているショパンの記念すべき生誕200年。
今年こそ、「英雄ポロネーズ」を弾けるようになりたい!!!!!
3月にはショパン博物館(@ワルシャワ)が1934年の建立以来初めて全面改装して、3月1日に再オープンするんですって。
そこには、ショパンが最後に使ったピアノが置いてあるのだとか・・・
ポーランドに行きたい!!!!
ミャンマーの総選挙は、どのような形で行われるのかわかりませんが、
民主化への「小さいけれど大きな」一歩になればいいなと思います。
一方で、今年から日本に30人ずつやってくる難民第三国定住プログラム。
ミャンマーからの難民の方々に対して、どのような支援体制を敷けば、彼らが日本で充実した生活を送れるのか・・・
昨年から勉強してきた内容が、まさに現実のものとなって目の前で実行されるんです。公共政策を勉強していても、ほとんどの場合が机上の空論で終わってしまう中、このプログラムは、専門家の層が薄い分、かなり近い立場から政治政策の転換を体感できる希有な機会だと思います。
ぜひ、このパイロット事業を成功させ、
日本の新しい移民・難民政策がより充実したものになってほしいと願っています。
というわけで、2010年国際政治の重点テーマはミャンマー(ビルマ)です。
それではまた★
あけましておめでとうございます
本年もよろしく願いします
一年の計は元旦にありと言いますが、
みなさまの今年の抱負は決まりましたか?
私は
1.保育士の資格リベンジ
2.ブログの更新頻度を上げる
3.ぐうふらチャンネルでもう少しおしゃれする
4.日本の出生率に貢献する・・・(とおい願望)
ですが、なによりも
去年は無料塾活動や初めての雑誌コラム(FX攻略ドットコム)
など、新しいことに挑戦したので、
(それを言い訳に少しブログ等々の更新が少なくなってしまいました)
今年は、「継続は力なり」をスローガンに
こつこつ鍛錬を積み重ねる年にしたいと思います★
ので、さぼっていたら、やさしく注意してくださいね♪
みなさまからの温かいコメントにいつも「更新しなくちゃ」と励まされています。
それでは、長くなる前に・・・
2010年もみなさんにとって素敵な一年になりますように
楠城華子
2009年に撮影してアップしていなかったものを一挙公開。お蔵出しです。
2009年11月22日(前編)
ぐうふら党の環境保全
換気扇の窓に挟まって御用
私塾:哲学を教える白樺教育館
運動不足、感じてますか?
金融について勉強しています。
1キログラムの重さが変わる?
マルクス再研究ブームin中国
についてコメントしています。
2009年11月22日(後編)
中国の思想に変化の兆し?
どうなる為替?
日銀のトップはすごい!
誰が日本を動かしているのか?
YouTube動画に自動字幕!
社会企業家にもっとお金を!
最低賃金増は低所得者の家計を助けない?
日本の入り口改変策
国債発行額過去最高か?
借金あるのになぜ強い円?
についてコメントしています。
2009年9月19日(後編)
米露、軍縮への英断
北に見習いたい交渉力
マクロ経済中身を充実させるぞ!
エレベーター一斉値上げ
子ども手当、どう思いますか?
民主党と財務省の密約?
今後の展望
についてコメントしています。
今年はもっと頻繁に更新します〜♪
by XOTTAN
楠城華子