2011年02月

FXをしている個人投資家が円売買の2割を占める~感謝されてしかるべき私達~

私のようなFX取引をしている人はどれくらいいるのか、ミセス・ワタナベとして円高を緩和する役割を果たしてきたらしい私達だが、世界の為替市場にいったいどれほどの影響力をもっているのだろうか?ここ数年間ずっと調べてきたが、相対取引という性質上、なかなか公のデータとしてその規模を集計するのは難しいようで、その数字は長らく私の中で謎だった。しかし、先日の新聞記事に「在日外国銀行の為替担当者らが今年の1月にBISに招かれてミセス・ワタナベの規模を説明するように要請された」という記事が載っていた(日経新聞2011131日朝刊)。世界の為替市場で円は1日平均28兆円取引されており、(20104月時点)、そのうちFX業者が個人投資家と行っている円対外貨の取引額は1日平均5.2兆円になるという。これは、日本政府が為替介入した1日最高額の2.1兆円を大きく上回る規模になる。我らが個人投資家は、外貨買いの約2割を背負い、円高緩和の重要な役割を真に果たしており、世間から感謝されるべき存在だということがわかる。

 なのに、政府は私達ワタナベ族を締め付けようと規制を強化してきている。悲しいかな、レバレッジが50倍に規制される前(201017月)は円取引の33%を占めていたワタナベ族だが、規制導入後は19%にまで下がってしまったという。今年の8月には規制がさらに強化され、レバレッジは25倍までとなってしまう。いったいどれくらいの人がFXから去ってしまうのか…。投資家保護という金融庁の言い分は、金融庁に勤めていた友人さえも矛盾していると言っていた。私は声を大にして政府に反対を言いたいが、決まってしまったものは逆らえないので、ポジション調整などで、より多くの人にFXの世界にとどまって欲しいし、より多くの方に新たに参加してもらいたいと思っている。

もし、FX退散者が激増したら、米ドルは70円台に突入してしまうかもしれない…。

90円台半ばが理想と1年前に発言していた菅さんにお話したい。

格下げに「疎い」お方だけに、為替の流れに耳を傾ける余裕などないのだろうが。

新聞速切★2011年1月26日(後編)

2011年1月26日の朝刊をハヤギリ!

3D映像と格闘する楠城華子
時代に取り残されたくないの!
EU国債買い戻しにみる日本の未来
管さんが所信表明演説
興味があるのは政局ではないのです!
アジア外国人流入右肩上がり
START(戦略核兵器削減条約)
TPPやるならやるで・・・
新規国債発行額が50兆円に迫る!
円高が緩和する食糧難
結局足踏み状態の公務員改革
相次ぐ新興国利上げ・ブラジルの政策金利が熱い!

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サーチナFXコラム更新しました♪

なぜ今さらFXなのか(7)実需筋の動きにチャンスあり

  前回は、為替市場が1日400兆円にものぼり、その流動性の高さゆえのFXの安定性を強調したが、今回はこの巨大市場に参加している人たちの構成を見ていくことにする。

■不利な参加者が多い為替市場

  為替市場の場合、取引の多くは純粋に「手持ちの現金を他の通貨に換えたい」人たちによるものである。彼らは「実需筋」といわれる人々で、最も身近なのが海外旅行者。そして、海外との取引をしている貿易会社、メーカーなどの輸出入企業である。こういう人たちは「今日、米ドルが欲しい」といったような緊急性を伴ったり、「来月の○日に米ドルでお支払いします」とあらかじめ決められた期日に通貨を交換するシステムになっていたりしているので、「その時」の市場レートに従わざるを得ず、それが自分達にとって得になるかどうかを選択できる余地はない。こういう人々はいわゆる「不利な参加者」で、FXを投資目的として取り組んでいる私達のような参加者にとっては、どんな値段でもこちらの提示額で売り買いしてくれる、とってもありがたい存在だ。このような、投資とは全く異なる動機で取引している「実需筋」の規模は、為替市場全体の6割をも超えるという(『通貨投資戦略』シティバンク銀行個人金融部門著・2009年12月)。つまり受身で取引をしてくれる彼らが為替市場の大多数を占めているので、私達のような個人投資家は、(1)時間に左右されることなくマイペースで、しかも(2)自分の欲する価格で売買できる、という非常に有利な条件を持ち合わせた立場にあることがわかる。

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