蔭連日誌

遅咲きの脳みそ

難民支援協会(JAR)主催の
難民アシスタント養成講座基礎編に行ってきました☆
http://muryo-juku.goo-fla.com/ittemiyo.html
過去にも移民・難民系の様々なシンポジウムに参加してきましたし
参加費12,000円はちょっとハードルが高いなぁと躊躇した事もありましたが、
12,000円以上に価値のあるみっちりとつまった2日間の講義で、久々に心が躍ってしまいました。
 
今まで、「難民が日本で安定して暮らせるようになるまでの道のりは相当ハードだなぁ」と
漠然とした感情論で理解していたものが
今回、国際法・入管法・申請者が利用できる社会保障制度を具体的に学ぶことができ、
難民の方々が抱える問題の論点を時系列別にはっきりと整理・理解することができました。
(講師の方が素晴らしかったのだと思います。)
 
学生時代に法律を勉強した時は、論点整理の仕方がいまいち苦手で、
テストの度に、心やさしい優秀な友人たちからご教授をいただいて、なんとかパスしてきました。
授業も、なぜか得意だった手形法を除いては、正直「細かすぎてつまんない・・・。」という感想しかなかったです。
そんな鬱々とした気分を晴らすために、自由闊達に意見を言える国際関係や政治系のゼミにばかりせっせと顔をだしていた
意味不明な私法コースの学部生でした。
 
ところが、約10年ぶりに国際法に触れ、自分の脳が成長しているのを実感しました。
漠然とした問題から要件をひっぱりだし、定義にあてはめて解答を導く・・・。
パズルみたいで、なんておもしろいんでしょう♪って目から鱗でした。
10年前はあれだけ嫌悪していたのに・・・。
 
人間の脳は13〜15歳に単純記憶の回路が一番活発に動いて
18〜20歳でそれぞれの記憶回路をつなぐ動きが活発になると聞いたことがあります。
なので、中学生の間に詰め込めるだけ知識を詰め込んで、大学に入ったら、それらの知識を統合的に組み合わせ
知識から知恵を生み出す回路を発達させるというのが、人間の脳の理想的な成長シナリオだと思っていました。
したがって、20歳が脳人生のMAXだと思っており
20を過ぎた大学3年あたりから「授業がつまらないから、私は法律に向いてないんだ〜」
と感じ、あっさりあきらめて、テストにパスするという目的以外の勉強を拒否し、もっぱらテスト前の友情関係の構築に精を出していました。
 
でも、20歳からも確実に脳は成長しています。
30歳になった今の方が、より明晰に脳が動くようになっている事を実感しています。
社会に出て、自分とはバックグラウンドの違う人たちとの会話の中で
「かみ合わない」「どうして私の言う事を誤解するの?」と、日本人同士なのにコミュニケーションがうまくいかないことに悩み
それでも、みんなと協調してがんばろうと、試行錯誤を繰り返したこの10年で、ものの視野が格段に広がったんだろうな〜と
勝手に結論付けちゃってます。
 
難民講座の内容とは、全くずれてしまいましたが、
この2日間で、生涯学習の意義をかなり感じました。
そして、これからも、もっともっと脳を活発化させるようにいろいろな思考回路と文化をもった人と出会い
多元的に物事を理解できる深さを身につけていけたらいいなと思いました。
 
脳の成長スピードには個人差があります。
身長の伸びが止まるのも遅かったし、足の大きさも20代後半まで成長し続けたし、
きっと私は「遅咲きの脳みそ」だと信じて、これからも、努力していきたいと思います☆

保育士試験

去年落ちてしまった保育士試験のリベンジを狙っています。
過去問を解いてて、納得がいかなかった問題
 
・身体構成のためにも、とくに良質のたんぱく質と鉄の摂取は欠かせない
【H16年問13 小児栄養】
○か×か。
 
正解は×でした。
解説には、「身体構成の為には、ほかにカルシウムやリン、ビタミンDも欠かせない。」
って書いてあるんですけど、
納得いきません。
 
問題文と解説文からまとめると
身体構成の為に必要なものは、
・良質のたんぱく質
・鉄
・カルシウム
・リン
・ビタミンD
です。
 
もし、問題文が
「身体構成の為には良質のたんぱく質と鉄だけでよい」
だったら×なのはわかりますが
どうして、「は欠かせない」なのに×なんですかねぇ。
私の日本語の解釈が間違っているのかなぁ
どうおもいます?

税金の使い道をなんとか知ろう!

7月は雇用(ブログはこちら
8月は国体(ブログはこちら
をテーマにコソコソ蔭練をしてきましたが、

2008年終盤は、
「そろそろだぞ〜」と噂されている総選挙を見越して、
来るべき日に
自民党を選ぶべきか、民主党を選ぶべきか、第三の道を選ぶべきか・・・。
ここはひとつ、数ヶ月間じっくり腰をすえて、
この国の問題を整理する必要があると思いました。

この国は官僚国家だ!腐った官僚を叩き潰さなくては!
埋蔵金を出せばいいんだぁ〜、消費税を上げるなんてもってのほか!

という国民の声をメディアというフィルターを通して、日々考えています。
みんな、結局、どこに問題を感じ、何に怒りを爆発しているのか・・・
つきつめると、結局、「お金」なんですよね。

そもそも国の役割は、国民が稼いだお金を一部いただいて、集めて、
それを再配分して、より平等で安全な生活を国民に提供することです。

やはり、まず、私が取り組むべきことは、
税金や国債によって集められたお金の再配分のされ方を調べて、
どこに無駄があるのか、
まさに、埋蔵金を探す旅に出かけることだと思いました。

これまでに、さまざまな方々が研究し、発表されていると思うので、
今月は、税金に関する情報をネットを中心に探していき、
必要と感じれば、しかるべき機関にお邪魔して質問し
目標として、今年度末までに、一つの形が見えてくればいいなぁ〜と
思っています。
理想は、
「本当に必要な予算はいくらで、増税避けられないものなのか」
という結論まで出すことですが、
あまり、目標が高すぎると、挫折するリスクも高まるので、
とりあえず、国民として、主要メディアに頼らず、
自分自身の脳みそを使って、第一歩を踏み出そうと重い腰をあげた自分を評価してあげたいと思っています。

やろうと思うだけなら政治家でもできる。
結果だけでを求めるなら株主でもできる。
未来が見えなくても生きるために努力し続けなければならないのは国民だけだ。

そんな、食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、政治の秋でごさいます。

埋蔵金のありかをご存じの方、
情報、教えてくださ〜い☆★☆

この数週間は、先日発表された総務省の『2008年公益法人白書』を読み込んでいきたいと思います。
公益法人白書

謙虚になった米国 と 世界に知らしめた中国。 忍耐の日本

北京オリンピック、終わりましたね。
シンクロと新体操団体の決勝を見逃して、ちょっと心残りです。

一部の経済学者が指摘しているように、
景気が一気に盛り下がったりするのかなぁ〜。
明日の、株や為替の動きに注目です☆

閉会式は、個人的に開会式より好きでした。
開会式は、中国パワーを前面にだしていて、一糸乱れぬその演技に、みていて、空恐ろしいものさえ感じましたが、
閉会式は、ダイナミックさの裏に、アットホームさが垣間見えて、
正直ほっとしました。

まったく隙のない開会式のダンスと比べ、同心円の輪が一部乱れていたり
誘導係の人が式中にベッカム選手が投げたボールを列を離れてダイビングキャッチしたり、式終了後に、演者の女の子たちが、選手に写真撮影をお願いして、キャッキャッと笑顔ではしゃいでいたり・・・

あ〜、中国って、結構自由な国なのね〜。
って、なんだか、急に親近感がわいてきました。

だって、同じ人間だもんね。

10数億の国民が一つのものに向かって集中したそのエネルギーは、
この後、どこを目標に進んでいくんだろう。
このまま、仲良くみんなで生きていくなんてことは、残念ながら考えにくい。
(反日運動がおきるのも、中国内の不安定さが原因の事が多い。日本人の利益としても、個人的な感情としても、中国が平和であることを切に望んでいます)

8月は、終戦記念日&オリンピックという時期にからんで、
日本と中国とアメリカの関係を勉強しています。
(いつもの蔭練)

ここ数カ月は、『Foreign Affairs』のどの記事を読んでも、
覇権国家アメリカの、あの自信はどこへいっちゃったの?っていうくらい
「中国に対して、対等に付き合わなくちゃいけない」
「中国は今までの世界システム(WTOやIMFなどの西欧諸国が作った組織)はお気に召さないだろうから、彼らと一緒に新しい組織を作って米中2人で新しい世界システムを構築すべきだ。彼らなしでは、世界の平和と安定はありえない」
など、至る文献で、
米国は自分で過去の自己判断を下げてます。

10年前、政財界の人たちが、こぶしをあげて一斉に叫んでいた「民主主義の輸出」はいったいどこへいったのでしょうか?
「あれは、うまくいかなかった。昔のことは、すぱっと忘れて、切り替えて、新しいことやろう!」
っていうところが、アメリカの強さの秘訣でしょうね。

もう少し踏み込んで、勝手に米国の心の内を推測すると、
「民主主義という言葉はどうやら世界中にネガティブイメージを撒き散らしてしまった。しばらくこの言葉を前面に出すのはやめよう。民主主義の理想を標榜しても、実は米国の利益重視政策の仮面にすぎないっていうのが世界にばれちゃったから、これからは、はっきり利益重視を前面にだして、それが世界の安定につながるんだよ〜っていう素直な戦法で攻めた方が、世界の理解を得やすいんじゃなか。しかも、中国を引きずり込んで、がっちりスクラムを組むには、民主主義なんて言葉はタブーじゃん・・・」
っていうかんじで、
社会主義国の中国とパートナー契約を結ぶにあたって、理念の違いを超える新しい用語「Stake Holder(ステークホルダー)」を最近連発するようになったんですよね。
日本語だと、責任ある利益共有者みたいなかんじで訳されていますが、
直訳すると、利益保持者だから、どこから「責任」っていう言葉が出てくるのか、英語の奥の深さ(?)を感じます。

そんなこんなで、今は、日米中に関係する、いろいろな文献を読んでいる途中です。

G2(中米)が微妙な距離感を保ちながら手を組んだ時こそ、
日本は、キャスティングボードを握るチャンスだと、一人意気込んでます。
(私が一人机に向って念力を入れても、世界は変わりませんが、バタフライエフェクトってこともあるので・・・)

ジャパン・パッシングなんて悲観的になっている場合じゃなくて、

中国の、海洋戦略と
(なんと、日本列島まで彼らの戦略の中に既にくみこまれているんですよ。詳しくは、第一列島線を参照→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%88%97%E5%B3%B6%E7%B7%9A )

アメリカの米軍再編の間で、

日本は「うちは、核を持たない平和国です」という善人の顔をつき通し、
両国の間で、うま〜く生き抜く地位を確立するチャンスをつかむべきです。

人口と国力は比例すると思っているので、
アメリカにも中国にも総力では勝てっこありません。
なんとしても、少子化を防いで、日本の「和の思想」を理解し尊重してくれる外国人をどんどん受け入れて、
力じゃなくて知恵でもって国力をこれ以上落とさないようにしないと、
考え方の違う人たちのつくった組織に、いやいや参加させられて
不平等条約を結ばされ、先人が築いてくれた日本の財産を、ぜ〜んぶ吸い取られちゃうっていう危機がもうそこに来てます。
(たとえば、中国が、特許なんてやめちゃお〜ぜ〜!と提唱して、それが、世界の流れになったら、技術で生き残っている日本産業は壊滅的でしょう。)

だからって、私に何ができる?
って、いつも思うんですが、
良い政治家を選ぶ努力をすることくらいかなぁ・・・

なんだか、悲しくなってきますね。
でも、そういう時こそ、バタフライエフェクトを信じましょ♪

もしかしたら、このブログを、10年後に首相になる人が読んで、
ちょっとでも、「こういう考え方の人もいるんだ」と思ってもらって、その人の活動を後押しするようなきっかけを与えることができるかもしれない。

私の考えが正しいとか、間違っているとかじゃなく、
国民一人一人が、ブログでも、なんでもいいから、
公のツールに向かって発言するという意味を感じることができたら、
世の中を動かすことが可能だと信じています。

韓国の10万人デモも、女子高生のネットでの発言が発端だったのですから。

もう一度、今の時点の私の意見をまとめます。

日本は、米中の間で、キャスティングボードを握る存在感を勝ち取るべきです。
しかし、それは、何かを強く主張するような態度ではなく、
どっちつかずのあいまいな態度で、両国をいらいらさせながら揺さぶる戦法がいいでしょう。
これぞ、日本のお家芸。
相手が爆発するぎりぎりのところまで粘ったり、両者に秋波送ったり、
米中の緩衝材的な存在として、耐震性の高い外交力を発揮していけたらなぁ〜
って思います。

具体的には、
核は持たないけど、原子力発電所はつくる。
軍隊は持たないけど、最新戦闘機はほどほどにもつ。
戦闘能力は高いけど、戦争絶対反対を訴え続ける。
外国人には意味不明かもしれないけど、これが日本の生き残る道だと思っています。

今日、金メダルに輝いたマラソン選手のワンジルさん(仙台の高校出身)が
「日本で学んだことはなんですか?」という記者からの質問に
「我慢です」
と、答えたそうです。

忍耐こそが、日本のパワーです

日雇い禁止と自由民主主義の矛盾

ものは試しと
数冊の書物を並行して読む努力をしている今日この頃。
この1週間は、思索の海に埋もれていた。

\萋紹介した『哲学する民主主義』と
Foreign Affairs のライス長官の論文
『暗流 米中日外交三国志』秋田浩之
Foreign Affairs の対中政策の論文

を一章ずつローテーションで読み進めている。
そして、今日、四週間ほどかけてようやく,鯑匹濬えた。

,蓮∪治過程論の蒲島郁夫ゼミ(現・熊本県知事)での徹夜作業を思い出すような、統計の多い、やや硬派なつくりになっているが、グラフを解読する煩雑な手間を除けば、非常に意義深い内容で、感銘を受けた。イタリアの州自治権拡大という1970年に導入された制度が、どのような変化を各州の住民生活にもたらしたのか、日本が道州制を導入するにあたっての教訓と、日本で広がる個人主義への警鐘ともとらえられる分析結果に唸らされた。

この本は、制度変更が実際の社会にどのような結果を及ぼすのかを知り、
非自由民主的な国家や地域に民主主義を導入し確立させたいという米国の野心的な挑戦への教本となることを目的にしたものだろう。

市民共同体が発達している州ほど、州自治制の導入は大成功をおさめているというのが本書のひとこと結論。(北部は素晴らしく発展し、南部はマフィアがはびこる後進社会になった)
Social Capitalの要素である市民相互の「信用」の有無が州の勝敗を分けたのだ。
まさに、日本人が失ってしまった概念だと思う。

本を読み終えた後に見たニュースで、給与所得が年間200万円以下の人口が1022万人(06年国税庁)もいるという事実を知った。労働人口のおよそ22.8%。5人に1人以上が低所得者だ。
そして、その特集の数十分後に、厚労省による「日雇い派遣禁止」の動きが報道された。

すべての事象が運命のように繋がって見えてきた。

個人主義が浸透した日本で、個人主義の長所を生かして進められてきた規制緩和の制度が行き詰まったからといって、規制強化に逆戻りするのは、悪循環を発生させるだけだ。
先にやらなければいけないのは、正社員になれなかった人たちにどのような助言や補助をしていくかの制度を作ること、つまり、行き過ぎた個人主義そのものを修正し、共同体意識を市民に持たせる制度を新たにつくることだ。

市民が孤立し、国家の庇護のもとにすがるようになると、ロクな結果にならない。官僚や大企業が権力を強化し、国民から収奪するシステムを増強させるだけだ。

タクシー券問題を摘発し、タクシー代を9割もカットさせることができたのは、
市民(今回はメディア)が連携した結果だということに、もっと自信を持つべきだ。

市民が連携し、記者だけでなく、市民自身が当番制で政・官・財の鉄のトライアングルを定期的に監視&協議するシステムを構築すれば、おのずから、問題意識もかわってくるし、低所得者への救済方法も、斬新的なアイディアが浮かびあがるだろう。友人が困っていたら、助けてあげたいという原始的な善意の感覚の輪を広げればいいのだ。
(こういう意味で、市民が連携できる範囲として1億2000万人という国の単位は大きすぎるので、道州制に区分して、政府が市民にもっと近くなるようにすべきだと思っている)

インターネットの普及のお陰で、一部のメディアが牛耳っていた情報ツールを国民一人一人が手にすることができる時代になった今こそ、
行き過ぎた個人主義(孤立感)を、個人の手で緩和することが可能になっているのだ。

もちろん、孤独を愛する孤高の天才もいる。一人勝ちしたい富豪もいる。
私も、みんな完全に平等というのには反対だ。
お金持ちは、持っているお金を、がめつくため込まずに、どんどん使って、社会に還元してくれれば、それでいい。
どうしても、孤独を愛する人は、他人に迷惑をかけない範囲で好き勝手にしてくれればいいと思う。
(こういう、ちょっとした変わり者が、イノベーションを起こし、競争力、国力を高める機運を握っていたりするものだ。変わり者を寛容な精神で受け止める、柔軟性の高い市民共同体を望む。)

そういう意味で、選択の自由が与えられている自由主義はすばらしいと思っている。

問題は、自由な選択をした結果、失敗し、理想とかけ離れた惨状に陥ってしまった人たちだ。
「生きるのに辛くなったらあそこへ行けばいいんだ」
という場所をつくること。

その部分での市民の連帯の場、救済の場をもっともっと増やさなければならない。国はそういう組織をつくる団体に補助金を出すなど、市民の自発性を促す制度改革を推進すべきであって、上から、しめつけて、とりあえず急場をしのぐために蓋をするみたいな行為は、過ちだと認識すべきだ。

完全雇用を保障した社会主義の国なら、日雇い禁止の政策は合理的である。
しかし、自由民主主義の社会で、特定の人(=正社員になれない人)を排除する制度をつくるのは、いったいぜんたい、どういう論法に基づいているのだろうか。倫理面を度外視しても、国策として、首尾一貫しない行動ではないか?
それでも、自由民主主義のシステムの中でこの政策は正しいと考えようとするならば、論理的に「日雇いの人」は「犯罪者」と同じ扱いだということになる。

そんな熱い思いを抱いた次に、
◆銑い鯑匹爐函∈E戮蓮超マクロな思考の旅に飛んで行ってしまう。
中国と米国の狭間で、日本はどうやって生き残っていくのか・・・
まったく、別の問題意識がわいてくる。
もっと競争力を高めなくては。
北朝鮮の核保有を容認したら、日本も核武装する正当性が生まれる?
でも、そんなことしたら、米国が手をひいちゃって、ますますアジアは不安定になるのかも・・・

並行して読む書物も、種類を選んだ方がいいかもしれない。
頭の中が、ミクロな市民社会の視点から、マクロな国体の視点に行ったり来たり、大忙しだ。

そのうち、すべてが繋がって見えるようになるかもしれないと、淡い期待を抱きながら、しばらくは並読を続けようと思う

米国の自信を、たまには見習おう☆

Foreign Affairas に寄稿された、ライス長官の論文を読んでいます。
公人の発言だけあって、無料で全文読めるようになってます。
しかも、音声つきなので、ちょっとしたリスニングの練習にももってこいですよ〜
URLはこちら↓
http://www.foreignaffairs.org/20080701faessay87401-p0/condoleezza-rice/rethinking-the-national-interest.html

まだ、4/13ページしか読んでいませんが、
Japan が1度だけ登場しました。
それだけで、ちょっぴりうれしくなっちゃう私です。
(もちろん、China や India は頻発ワードです)

でも、冒頭に登場したthe attacko on Pearl Harbor という言葉は
正直、胸にチクっと何かがささりました。
(ライスさんは、真珠湾攻撃自体の評価をしているのではなく、アメリカの外交戦略の変遷の契機としてこの事件を出しただけなのですが・・・)

アメリカの現役の大臣が、世界的な著名雑誌に論文を発表するという精力にも脱帽ですが、なによりも、その文章の力強さに圧倒されます。

アメリカは民主主義の普及のために、○○のことをしてきた。
紛争が絶えないアフリカ諸国のうち、この国と、この国に援助をしたり、軍を送ったりして貢献してきた。
NATOの東欧への拡大を実現できた。
アジアでも頑張っている。

とにかくアメリカ合衆国は世界の人類の為に頑張ってきたということが4ページにわたってず〜っと書かれているんです。
アメリカ人が読んだらきっと
「そうだそうだ、おれたちは世界平和の為に民主主義を拡張してるんだ!」
という自信がわいてくるのでしょうね。

日本の政治家も、たまにはこれくらいのアピールをすればいいのに・・・。
国際貢献は随分としてると思うけど、外務省のHPで書いてあるくらいで、有名雑誌とかに、「日本は素晴らしいんだ〜。世界に対してこれだけの事をしてるんだぞ〜」みたいな現役外務大臣の発言が影響力のある形で掲載されることってないですよね。

多少、強引なイメージがつくかもしれないけど、カッコいいこと言ってほしいです。
それによって、また、国民の意識も変わってくると思います。

話は飛びますが、ジンバブエはインフレ率が220万%ですって・・・
つまり、100円のパンが1年後にだいたい220万円になっちゃうってかんじです。
(インフレ率=単純な物価上昇率と考えて→100円×(1+2.2万)。算数で考えてますが、経済学として本当にこれで正しいのかはわかりません)
うわぁ〜、おそろしい。

あっ!で・も、
800兆円にのぼる日本の借金を考えると、
逆に換算して、仮に200万%のインフレが起きたら、かなり安くなるんじゃない?
もしかして、ちょっとした募金で一気に借金完済できちゃうんじゃ・・・
と、割り算してみたら・・・(ゼロが多すぎて頭がくらくらしました)
約400億円!

考えが甘かった・・・。
200万%のハイパーインフレが起こったとしても現在価値で400億円かぁ。
高すぎる!

ジンバブエが破たん寸前なんて騒がれてるけど、
日本もヤバいかも・・・

Social Capital ◆道州制を考える・・・前に。

国際関係の雑誌『Foreign Affairs』で、Social Capital(社会関係資本)という興味深い概念がでてきたので、個人的にコソコソ研究を続けています。

今は、ロバート・パットナムの『哲学する民主主義』という本を読んでいます。
哲学する民主主義











1970年に道州制(正確には違う名称ですが)を導入したイタリアが題材です。
「社会科学の壮大な実験が行われた」と、政治学者のロバートさんが20年間現地を旅しながら研究を続けた分析結果が書かれています。

日本語訳独特の小難しい文章にちょっと手こずっていますが、
非常に興味深いテーマなので、ひさびさに頑張ってます。
(まだ、第3章です)

デンマーク、スウェーデン、スイスといった人口数百万人の小規模な国家が、物質だけでなく、精神的にも豊かな生活を送っている(らしい)という文献を読むたびに、やっぱり、日本は国家として規模が大きすぎて、人々の暮らしの末端まで行政コミュニティーの目が届いていない、ひいてはそれがワーキングプアーや派遣労働者やなんやかやの社会問題の温床になっているのではという問題意識を持たずにはいられなくなります。

道州制とソーシャルキャピタル。
簡単にいえば、制度の変更によって、共同体を小さくし、人々の結びつき(社会的、人的資本の結びつき)を強めようという概念です。

もちろん、日本が道州制を導入するにあたっての課題は、私の推理の及ばない諸問題まで広がっているとは思いますが、
戦後復興のために必要だった東京への集中、中央集権化の弊害が社会問題として現在噴出していると考えると、
江戸時代の藩制度まではいかないにしても、なんらかの分散化が必要だという流れが自然の摂理として見えてきます。

なんでも、繰り返すことが重要です。最高の制度なんて存在しないのですから、
権力が集中しすぎたら(官僚国家)、分散して弊害を緩和し、
緩和した結果、地域に格差ができたら、その部分は中央政府が補う(単なるカネのばらまきではなく政策で)。

硬直しない、ゆるゆるした状態が国家のあるべき姿だと、
最近思っています。

話は戻りますが、イタリアの道州制は、20年間をかけて地域格差拡大を生んでしまいました。北部は大成功を収めましたが、南部は地方官僚の汚職に苦しんでいるようです。

この結果を踏まえてロバートはどんな分析をするのか。
本の続きを読むのが楽しみです。

社説の読み比べ〜試行錯誤編〜

佐藤優さんとの対談の際、速読法をはじめ、いろいろなアドバイスをいただきました。その一つが、新聞の社説読み比べ。

「産経新聞と朝日新聞の社説読み比べが面白いんじゃない?」
とのご提案をいただき、私なりになんらかの形で連載していきたいなぁ〜
と、半月間、なんとなぁ〜く構成を考えてみましたが、いかんせん怠け者病がねぇ〜。
始めたはいいけど、続かなかったらかっこわるいし、(有言実行を最高の美と豪語している自分が有言不実行という最悪の形におわってしまっては、目もあてられない。)

ずるずるだらだら梅雨ですし♪

ということで、一念発起。
「今日からやるぞ!まずやるぞ!」
交通安全の標語みたいな語呂合わせで、
とりあえず六大紙(朝日、産経、読売、日経、毎日、東京)のHPへ行き、社説のサイトをお気に入り登録。
(ちなみに、独創的な産経新聞は「社説」の代わりに「主張」という言葉を使っているので、検索の際はご注意を)

物事を続ける三大条件

〇間がかからない
⊆蟯屬かからない
お金がかからない

〇間+⊆蟯屐椨お金 ≦ 自己満足

この式が成り立てば、なんとかなるかなぁ〜と思っています。

本格的に私なりのスタイルを確立するのには数か月かかると思います。
更新頻度、どの新聞を比べるかなど、なるべく簡略化して
挑戦してみようと思います。

ぶっちゃけると、社説を読み比べることで、何が得られるのかさえ分かっていませんが、メディアの意図と役割というものが、少しでも見えてくればいいなぁ〜なんて希望的観測を抱いています。

今日は、ウォーミングアップとして、
六大紙の社説を全部読んでみました。

各紙二つずつ掲載されていますが、(今日の朝日は環境問題一本でした)
難しい用語や熟語が多くて、読む時に線を引きたくなるのは日経新聞(種類株・EU条約)。
なんだかやわらかいイメージを感じるのが毎日新聞。(医師増員・骨太方針)

今日一番共感した社説は
産経新聞の著作物フェアユース(公正利用)について。
教育や批評、研究などの公正な理由があれば、無許可で著作物が利用できるようになるという規定。
政府の知的財産戦略本部が今年中に導入の是非を決めるそうです。
産経さんは、公共の利益と権利者保護のバランスが大事という大前提で、フェアユース導入を薦めています。
私も賛成です。
権利者保護はもちろん重要ですし、私は仕事柄、知財が命です。
でも、一方で、図書館を利用したり、公共の福祉で支えられた知的財産を無償で享受させていただいています。

新聞が許可なく転載できるようになればいいなぁ〜。

ちなみにヤフーやグーグルの検索サービスは、いろんなページを無断で収集し蓄積しているので、現在の日本の著作権法では違法になっちゃうんですって。
だから、海外のサーバーに情報を保存することで、形式的に違法を回避しているそうです。

以上、社説読み比べ、試行錯誤編でした。
毎日6大紙を読み比べるのはちょっと無理があると思いました。
産経Vs朝日というのを軸に、社説の意見対立が発生したテーマの回だけ取り上げるとか・・・
もうすこし考えてみます。

蔭練日誌 ◆ WTOの役割

先週は、flexicurity について、考えていましたが、
今週は、WTOについて研究してみようと思います。
教材は、いつものように『Foreign Affairs』です。
http://www.foreignaffairs.org/20080301faessay87210/peter-d-sutherland/transforming-nations.html

まだ、序章しか読んでいませんが、
中国やサウジアラビアのように、WTOに加盟しなくとも、独自路線で生き抜く国力をもった国がなぜ、条件が厳しいWTOに加盟したがったのか、ということが、
面白い視点から解説してあります。
(ちなみに、中国は1986年に加盟申請して、2001年に実現。サウジアラビアは12年の交渉を経てようやく2005年に加盟)

******************
(前略)...political leaders understand that fundamental change is necessary, or unavoidable, and that it cannot be achieved without support from the outside. They need a catalyst; the WTO provides it.
*******************

つまり、国内の改革が必要な時に、既得権益者(日本で言うなら族議員や官僚その他の利益団体)が必ず邪魔をして、先に進まない。
中国やサウジアラビアといった、超巨大資本家が牛耳っている社会では特にその傾向は顕著。
だから、WTOをいう外圧を利用して、国内をリフォームしよう!という視点です。

WTOって、昔は、先進国の利益代表団っていうイメージだったんですけど、こんな側面も持ち合わせているなんて、おもしろいですね。

とはいえ、最近のWTOは参加国が増えすぎて正直行き詰まってます。
そんな今は、FTAやEPAのような二国間協定を増やすことで、世界の構造改革を進めているような気がします。

でも、誰が?
いったい誰が世界の構造改革を?

国際機関の目的を考えるとき、
この「誰が?」改革を進めているのかを考えるのが結構おもしろいです。

自由と平等のバランス〜flexicurity〜

人々の心のつながりが薄くなっている現代。
秋葉原での事件以来、一週間ほど人間社会の「あるべき姿」について、考え悩んでいました。
正しい答えなど存在しないのは分かっていますが、
今の日本社会が肥大化しすぎて、メタボになり、動脈硬化寸前の瀕死状態であることには間違いないでしょう。

最近の『蟹工船』ブームやマルクス主義再考ブームは
世の中がバランスを失っていることを肌で感じさせます。

自由主義(資本主義)と平等主義(共産主義)の狭間で、どっちに価値観を置いてよいのかわからない不安定な苦しみを日本社会が抱えているのでしょう。

自由といってもその価値基準は貨幣。常に数値化され追い立てられる人生。
平等といっても、常に他人を気にし、監視され、束縛されるのは息が詰まる。

この両者の「いや〜な部分」の風が左右から強く吹き付けてくる中
バランスを取りながら人生を歩き続けることは
28年しか生きてない私にとっても、すでに、いかに辛くて過酷なことか
身をもって経験してきました。
でも、精神バランスを崩さずに歩き続けるしかないんです。
それが、人生なんだって、崩れかけたときに気が付きました。

今生き続けていることが奇蹟。
今歩いている道がどんなひどい道に思えても、立って歩き続けていること自体が素晴らしいことで、
この、自分にとっての「今」が存在している蔭には時空を超えた数えきれない人の支えがあることを感じること、
「お陰さま」という感謝の心を芽生えさせること、
それが、「答え」へとつながる道だと信じています。

そんな沈鬱とした気分で、いろいろな文献を読みあさっていたら
国際関係の雑誌『Foreigne Affairs』 の3・4月号で取り上げられていた
デンマークの労働政策に目がとまりました。
http://www.foreignaffairs.org/20080301faessay87207/robert-kuttner/the-copenhagen-consensus.html

Flexicurity = Flexible(柔軟性)とSecurity(安全保障)を併せ持った労働政策

「自由」と「平等」という通常相容れない概念を共存させることに成功した政策なんです。

競争率が世界第三位のデンマークでは、従業員の首を切る行為に規制がほとんどかかっていなく、
生産過剰になり、社員が多くなりすぎたら、会社は比較的簡単に社員を解雇する風習があるそうです。
これだけを聞くと、え?!なんて、怖い社会なの?って思っちゃいますが、
そうじゃないんです。
どんどん解雇されちゃうんですが、その後の手当てが厚くて、
失業したら、給料の90%が最大4年間保証されて、再就職訓練を受けることができるんです。(というか、再訓練を受けないと給付金がストップされます。このあたりは厳しいです)
会社側は労働力の流動性を保つことができるので、人手不足の時は気軽に人を雇い、いらなくなったら解雇するという柔軟性で、経営効率を最大化し、会社の成長力をつけることができます。
労働者側は、手厚い保護があるので、失業が怖くないし、転職するたびにスキルアップできるし、みんなしょっちゅう解雇されるので、転職というものにネガティブイメージが全くなく、(国民の70%が転職はいいことだと思っている)
そんな気軽なものだから、なんと、デンマーク人の平均転職回数は6回、毎年3人に1人が転職しているんです。(にも関わらず、就業率は世界でもトップクラス)

そして、もう一つの大きな特徴は、サービス業の地位が他の地位と変わらないということ。清掃業など、日本だとあまりよいイメージがない職業が、メーカー勤務の人と変わらない給料とブランド力をもっているそうです。
(もちろん、政府による補助金やプロ育成機関など援護射撃があるからです)

そのかわり、税率は5割。高いです。

どの社会システムがいいのか、日本がいきなりデンマークのflexicurityをそのまま輸入することは、歴史的・文化的背景が異なるので、無理がありますが
このように、自由資本主義を保ちながら、安心した社会民主主義を実現している国が存在するという事が、私の心をいやしてくれるし、希望をいだかせてくれます。

たしかに、政府や社会から、あれこれ指示されるのはちょっと「うざい」かもしれません。
でも、ちょっと「うざい」と思いつつ、「仕方ない」と妥協して、「意外とありがたい」とたま〜に感謝の気持ちが芽生える。

素敵な精神バランスの高い社会だと思いませんか?
そんな社会がどうやったら今の日本でくまなく実現できるんでしょうね。

どう考えても今の日本は人口が都心に集中しすぎています。
なんとか分散させて、地域共同体の活動を強化=人と人との結びつきを強めるうまい政策はないものか・・・
って考えると、道州制に希望を感じます。
東京を離れたくない人も多いでしょうから、東京だけは特別区で二重の住民票が取れるようにするとか、積極的にデュアルライフを推進していってほしいと思います。

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