3段,4段計算で「式と計算」はばっちり!
100ー(25+3)8ー9÷3×2
4年の式と計算のきまりの単元では,このようなかっこや四則の混在した計算を学びます。この計算をノートに書き進める手順は,教科書でもあいまいになっているため,教員にとってもわかりづらいところで,指導者によってぶれが出てしまっているところです。3口,4口の式となって計算順序も複雑になっているため,正しい計算の手順を指導しないと,つまずきの多い単元となってしまいます。
わたしは,「3段,4段式計算」を徹底して,子どもたちの習得率を高めるようにしています。
<3口のときは3段>

<4口のときは4段>

ポイントは,1つ計算をしたら次の式をそのまま下に段になるように書いていくことです。右に書かせると計算の進みがわかりづらくなるため,下に書かせていくのです。またよけいな計算順のメモを書いたり,習得が不十分な時期に暗算を入れさせたりすると子どもたちは混乱するため禁止させます。
100ー(25+3) ・・・25+3を計算した28をそのまま↙書かせる
=100ー28 ・・・筆算が必要なときは空欄に筆算するようにする。
=72
8-9÷3×2
=8ー3×2
=8ー6
=2

わたしは4年生の算数の指導をするとき,この方法を徹底して教室の子どもたちの習得率をいつも100%としています。慣れてきたら途中に暗算を入れたりすることを伝えますが,それは相当先の話でかなりの練習をこなして計算に慣れてからです。
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