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カテゴリ:教科の指導

全習法と分習法

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 効率のよい学びを展開するためには,全体を通した指導を行うのか(全習法),部分を徹底した指導をするのか(分習法)児童の習得状況や実態を見極めて構成する必要があります。
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 たとえば,合唱であれば
全習法・・・曲を最初から最後まで通して学ぶ。
分習法・・・伸ばしたい部分を徹底して学ぶ。

 卒業式であれば
全習法・・・最初から最後まで通して練習する。
分習法・・・卒業証授与の練習をする。

 算数のまとめの練習であれば
全習法・・・問題を一連を通して学ぶ。
分習法・・・苦手分野を徹底して学ぶ。

 サッカーであれば
全習法・・・ゲームを通してサッカーを学ぶ。
分習法・・・ドリブルやパス,フェイントなどの局面のスキルを学ぶ。

 ということになります。今の子どもたちにとってどちらの練習や学びが必要であるか,教師がしっかりと見極めて計画的に臨機に指導できるかによって子どもたちの能力の向上があきらかにかわります。

 指導力のない教員をみていると,ピンポイントで指導しなければならない部分で漠然と全習法にしてしまったり,通しでできるレベルに子どもたちがきているのに分習法にこだわってしまったり,的確でなかったり時間の無駄遣いをしたりしています。

 限られた時間の中で,子どもたちの能力を伸ばすためにはどのような学びがよいかをコーディネートするのは教師です。また,その的確性が教師の指導力でもあると言えるでしょう。
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授業の3要素

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Q.よい授業をするためにどのようなことに気をつけたらよいでしょうか?

A.今回は「授業の3要素」と呼ばれる授業づくりのために知っておかなければならない,教師としては基本中の基本の考えについてお伝えします。

<授業の3要素>
 子ども 教師 教材

 なんだ簡単なものだと思われたでしょう。しかし,ベクトルの3方向の向きだけでなく,これらがどこまで分析できていたり高まっていたりするかというベクトルの長さで考えてみてはどうでしょうか。意識していても以外とできていないことがあるはずだと思います。

子ども
・児童一人ひとりの実態
・学級集団の実態
・レディネス・到達度
・発表力・質問力
・支持的風土の学級づくり
教師
・指導技術
・指導力
・統率力
・授業力
・子どもとの関係
・発問力
・切り返し力
教材
・教材研究
・指導内容
・ねらい
・まとめ
・系統性
・つまずき箇所
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 この3要素がしっかりと整えられるようになることが,まずいい授業づくりの第1歩です。具体的にいい授業とはどのようにするかは,たくさんやらなければならないことがありますので,これからの話題としていきたいと思います。




授業が休み時間に延びるのはNG

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 授業が終わって廊下を移動していると,チャイムが鳴っているのに,気にせず延々と授業を続けている光景を見かけるときがあります。子どもたちはそわそわ,飽き飽き,うわの空。。。。あわてて一方的に詰め込んで学習効果があるのかどうかを指導者がわかって続けているのか,疑問を感じてしまいます。
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 授業はチャイムが鳴ったら終わりではなく,チャイムがなる直前に終わりにするようにします。
・小学校の子どもが集中を持続できる時間は40分程度。
・チャイムがなった後は,集中できていない教師主体の時間帯なので,学習効果がない。
 ⇒終盤は授業の「まとめ」が多い。集中していない時間帯に授業の要となることを行っては学力が向上しない。
・5~10分休みは子どもがしなければならないことがいっぱいある。
 □終わった授業の片付けやファイリング
 □次の授業の準備
 □トイレ
 □教室移動
 □友達との会話
 □身の回りの整頓
・次の授業の準備が間に合わなくなって,時間が守れない負のスパイラルになる。

時間を超過してしまう理由はどこにあるでしょう?
・教師がしゃべりすぎている。
・教材研究が甘い。
・授業の時間配分ができていない。
・活動や意見の取捨ができていない。
 ほとんど,教師の授業力に問題があります。そこが原因となっているのに,子どもたちの貴重な時間を強制的に奪って,時間が来ても授業を続行するというのは。。。。。

 わたしは,1年間の授業の中でも,どうしても続行せざるを得ずに続けることは1,2回程度です。万が一時間内におさまらずとも,時間が来たら途中であっても切って授業を終了させます。終わらないところを次の授業のはじめに持ってくることで,時間を空けて考えが整理できたあとでの振り返りができるという効果をねらうことに切り替えます。
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 子どもたちの飽き飽きとした表情。いやいやいすに座らされている苦痛。。。授業で勝負するプロ教師としては,見たくない子どもの表情です。

しっかり身につく!漢字ドリルの進め方➂書く編

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漢字ドリルの最終段階「書く」の練習方法です。「新出漢字」ー「読む」ー「書く」の最終段階ですので,ここで漢字がすべて書けていれば,この単元の漢字をすべて習得したことになります。ですので,「読む」は漢字ドリルの構成の中で一番重要だといえるでしょう。ここでの目標は,次の2つです。
①新出漢字が書けるかチェックをすること。
②書けない漢字を習得しなおすこと。
効率よく上の2つを達成する,PDCA型の練習方法を紹介します。
漢字ドリル 進め方
①1行に問題文に沿って漢字を用いて1回だけ書いていきます。下を練習用スペースとするために空けます。
②わからない漢字は抜かしていきます。
〇付けをします。
④間違えていたりわからなかった漢字を空けたスペースに下まで練習して覚え直すようにします。
※このような手本は,自主学習ファイルなどに綴じ込んでおきます。
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 上のような「チェックーやり直しー習得型」の練習をさせると,効率よく抜けなく漢字を正しく覚えることができます。

 漢字ドリルは繰り返し練習が必要です。
1.新出漢字
2.読む
3.書く
4.読む
5.書く
最低でも2セットは練習しないと身につきません。
6.チェックテスト
7.読む
8.書く
 習得のチェックテストをして,必要であれば3セット目の練習をさせるといいでしょう。
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 3,4年生は画数が多く,新出漢字も200字となるため,無駄な時間を使わずにこのような効率よく確実に身につけさせる練習方法を指導する必要があります。
 漢字テストは,教師の指導力が子どもの点数として顕著に表れます。いつでも多くの児童が満点をとって,学級平均点9割が達成できるようにしましょう。

しっかり身につく!漢字ドリルの進め方②読む編

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 漢字ドリル「読む」の練習方法です。ここでのねらいは次の2点です。
①お手本通り正しく書いて新出漢字を覚える。
②読み仮名をふって,正しい読み方を覚える。

 読めるようになること目的ではありますが,次の「書く」に向けて,新出漢字を正しく覚えることも大切です。

【読むの練習方法】
漢字ドリル 進め方
①漢字ドリルに書かれている通りに,1行を使って下まで繰り返しながら写す。
②漢字の横に読み仮名をふっていく。
③次の行に次の番号の問題を同じように書いて読み仮名をふっていく。
※上のようなお手本を配布して,自主学習ファイルに綴っておくようにします。
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 新しい漢字をしっかりと身につけさせるには,「読む」の練習を2,3回繰り返させることが必要です。この練習方法に慣れるまでは,授業中にドリルの①~⑤までを一緒に確認しながら進めておいて,⑥~を宿題にするようにすると,練習方法も身につくようになります。
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 漢字練習は回数も必要なため,わたしはこの方法での漢字の宿題を次のようにローテーションさせて出すようにしています。
①新出漢字
②読む
③書く
④読む
⑤書く
⑥チェックテスト
(習熟できていない無い場合は3回目の読む,書くに取り組ませます。)

 明日は,漢字ドリルの「書く」の練習の仕方を紹介します。

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