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カテゴリ:学習指導

授業の3要素

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Q.よい授業をするためにどのようなことに気をつけたらよいでしょうか?

A.今回は「授業の3要素」と呼ばれる授業づくりのために知っておかなければならない,教師としては基本中の基本の考えについてお伝えします。

<授業の3要素>
 子ども 教師 教材

 なんだ簡単なものだと思われたでしょう。しかし,ベクトルの3方向の向きだけでなく,これらがどこまで分析できていたり高まっていたりするかというベクトルの長さで考えてみてはどうでしょうか。意識していても以外とできていないことがあるはずだと思います。

子ども
・児童一人ひとりの実態
・学級集団の実態
・レディネス・到達度
・発表力・質問力
・支持的風土の学級づくり
教師
・指導技術
・指導力
・統率力
・授業力
・子どもとの関係
・発問力
・切り返し力
教材
・教材研究
・指導内容
・ねらい
・まとめ
・系統性
・つまずき箇所
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 この3要素がしっかりと整えられるようになることが,まずいい授業づくりの第1歩です。具体的にいい授業とはどのようにするかは,たくさんやらなければならないことがありますので,これからの話題としていきたいと思います。




宿題について④〔提出について〕

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 宿題チェックは,時間はかかりますがとても大切です。提出の確認を緩めて曖昧にすると,子どもたちはあっという間に宿題に取り組まなくなっていきます。毎朝の宿題チェックは次のようにします。
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❶子どもたちが朝の登校後にすぐに昨日の宿題を開いて提出できるようにする。
❷〇つけをしながら,名簿を使って提出状況をチェックする。
❸提出できていない児童に確認と指導をする。
❹漢字などで,間違いが直せていないところを個別に伝えてやり直させる。
❺全体的にできていないところは,授業で解説したり,再度取り組んだりできる機会を設ける。

 また,宿題の提出を通して,提出物を期限通りに提出するという習慣も身につけさせます。期日までに決められたものを提出する習慣は,大人や社会人になってからも仕事などで役に立つ力となります。
 子どもたちは習い事や家庭での都合などの時間的な制約や,体調の不良などの理由によって,宿題に取り組めないときもあります。よくないのは,宿題の取り組めないことをごまかしてしまうことです。そのために、次のような約束をつくっておいて,提出できないのを黙っていないで理由をきちんと教師に説明できるようにさせます。

・提出できないときは黙っていない,とぼけない。
・宿題チェック後に教師に呼ばれてからではなく,呼ばれる前に理由を説明しておく。
・習い事・家の用事・体調不良のときは,保護者に連絡帳に宿題ができなかった理由を書いてもらう。

宿題に取り組めていないときには次のようなルールをつくっておきます。
・さぼりによる宿題忘れは休み時間に取り組む。
・都合や体調によるものは,次の週までに自分でできる時間をつくって取り組むように伝える。
・持ってくるのを忘れて許せるのは週に1,2度程度まで。続くようなら休み時間に取り組ませる。
・連続して忘れが続く場合は保護者に電話連絡をする。
good
 学力が高い学級では,教師の授業力ももちろん優れていますが,このような宿題の指導と提出の徹底などの指導を徹底しているのです。宿題は,提出率100%になるまで根気強くしっかりと指導します。きちんと宿題に取り組めるようになれば子どもたちの基礎学力が高まり,テストの結果などですぐに成果が現れるようになります。

宿題について③〔自主学習ファイル〕

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 宿題や家庭学習をサポートするためにファイルを活用します。これを『自主学習ファイル』(以降自学ファイル)とします。1年間使いますので,PPの丈夫なフラットファイルがおすすめです。
 このような自学ファイルは,学びの支えとなるのとともに,宿題のチェック,プリントのファイリング,保護者の宿題の確認状況の把握ができますので,子どもたちの学力向上と学習習慣の定着のためにとても効果的です。
【表紙】
file

・音読表
・読書ファイル
・宿題プリント
これらを綴って子どもの家庭学習をサポートします。

【表紙裏】
音読ondoku
 音読表兼自主学習表を貼りつけます。音読は毎日の宿題として,保護者の確認印を押して翌朝提出できるようにして,確認のため担任の印を書きます。
【中】
basyo
 宿題のプリントや音読のプリントなどを綴ってファイリングできるようにします。

【裏表紙内側】
読書dokusyo

 読書カードを貼ります。年間の読書の記録や読書月間などの記録を重ねることで,自主的な読書活動をサポートします。
good
 次回は,宿題についての最終回です。提出する習慣について考えたいと思います。

宿題について②〔宿題の内容〕

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宿題として,次のような内容と量を課題とすることを意図して,調整しながら与えるようにします。
・自分一人で取り組めるもの・・・授業で学んだこと
・繰り返しによって身につけなければならないもの・・・漢字・計算・音読
・学年×10分の家庭学習時間確保に過度な負担とならないもの
・週末・祝日に,家族やお出かけの時間の負担とならないもの
・提出日に,教師が〇つけを済ませてその日のうちにすぐに返却できる量
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<毎日の宿題とする内容>
❶漢字ドリル・・1ページ程度
❷計算ドリル・・1ページ程度
❸音読・・授業で進めている国語の教科書文章1回

<自主的に取り組めるようにする内容>
❹読書
❺自主学習ノート

<ときおり宿題とするもの>
③プリント(苦手克服用,知育など)
④絵日記・作文・・・連休のときなど
⑤お手伝い〇個・・・道徳の家族の題材などの学びのあとなど
⑥九時までに寝るべし・・行事の前など

 家庭学習である宿題は,学習効果を高めるためには保護者の方の理解とタイアップが欠かせません。家庭で子どもたちの学びを見ている保護者の方からはどのように課題を与えていても理解が得られなければ,
「宿題を増やしてほしい。」
「宿題を減らしてほしい。」
と,対極的な意見がでてくることでしょう。それは当然です。子どもたち一人一人学力に差がありますし,習い事や通塾などで,宿題にかかる時間とかけられる時間が違うからです。

 保護者の方には,はじめの1学期の学級懇談会などで,宿題の意図をしっかりと伝える必要があります。
「家庭学習の習慣と,基礎学力の向上のため,学校では必要最低限のものを宿題とします。習い事や家庭の時間も大切です。お子様にさらに高い学力を身につけさせたいという考えは当然です。学校からの課題が足りないと感じられるお子さんには,ご家庭からも追加で課題を与えることで調整してください。おすすめは・・・・・です。」
 このように,学力差や時間差によって宿題が最低限のものであること。家庭学習は本来保護者が課すものであること。上位の児童への取り組みを具体的に紹介してアドバイスすること。これらを理解してもらうことで上のような対極的な意見は現れなくなります。
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 次回は,宿題をサポートするのに効果的な『自主学習ファイル』の活用法について紹介します。


宿題について①〔宿題の目的〕

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Q.宿題の出し方を教えてください。

A.家庭学習は,基本的には家庭で保護者が子どもに与えて取り組ませるものです。しかし,家庭での教育力に違いがあるために,学校からの課題がなくては全員の子どもたちは家庭学習に取り組むことはできません。
 また,家庭学習の内容も,保護者にはその日の授業の内容が伝わっていないため,授業と課題とのリンクができていないためにお任せしては学習効果は薄れます。従って,学校から適度な課題を宿題として与える必要があります。
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<宿題を出す目的>
❶授業内容の反復をして基礎学力を高める。
❷家庭学習の習慣をつける。
❸提出物を期日提出する習慣を身につける。
❹提出により,授業でチェックできなかった一人一人の間違いやつまづきを教師が看取ってフィードバックする。

 宿題は学力を高めることが第一の目的ですが,課題への取り組みや提出などからも望ましい学習習慣を身につけることにもあります。
 さらに,提出された宿題から一人一人の子どもの習得状況をチェックして,フィードバックして学力をサポートするのも教師側としての大切な目的があります。
「宿題でわからないところをわかったふりをしたり,ごまかして〇つけをしたりしないで,先生に伝えるようにするのがいい勉強の仕方です。」
 子どもたちの取り組みを把握しやすくするように,このように伝えておきます。
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 のぶちゃん学級の子どもたちは毎日宿題の提出率100%で,ぐんぐん学力が伸びてきて実りの秋になっています。そのようにするには具体的にどのようにサポートするか,これからの話題としたいと思います。

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