さあ、いよいよ譲渡会。

あいにくの天気の中、今回初めてという門前仲町の会場へ向かう。

あいにくの天気

約束の10時に行く。
来ている人たちは皆、顔見知りのようで、新参者にはいささかなじみにくい雰囲気。
もうちょっと丁寧に説明などして欲しいところだが、いちいちそんなことに関わってはいられないのだろう。

指定されたケージに、はなを入れる。
実は家を出る時から普段とは違う空気を感じ取っていたのか、かなりナーバス。
車から降りる時、ビビリションしちゃったようだ。

事前に用意されたプロフィールは、あらかじめ提出していたものと比べかなりざっくりしたもの。
もっと色々書いたのにな~…。
「何で?」と思ったものの、実はこれが後になってうれしい誤算につながる。

もうちょっと細かく書いたはずだけど…

11時になりいよいよ譲渡会スタート!

最初に言われていた通り、来場者が興味を示すのははなよりも月齢の若い子たちばかり。
はなも小さいな、と思っていたが、2か月前後の子たちと比べると確かにデカい(笑)。
しかも客観的に見て、ちっちゃな子たちの方がかわいいので仕方ないのかな?

とは言え、はなのケージをのぞき込む人などほとんどおらず、こちらも手持無沙汰でウロウロ。

慣れない環境に、ケージの奥で最初からずっと震えっぱなしのはなも見ていてかわいそう。

ずっと震えたままのはな


これは長丁場になりそうだな、でもこの雰囲気は馴染めないし、今後は別のルートでも里親探しした方がいいかな?なんて思い始めたその時。

1人の女性がケージを見ている。

さっと見て、すぐ別のケージに行っちゃうんだろうな、と思っていたが、なかなかその場を離れない。

まだこの時点ではその後の奇蹟など想像するべくもなく、軽い気持ちで話しかけてみた。

するとはなに少なからず興味があるみたい。

色々と話をしてみると、以前は猫を買っていたが今はひとり暮らしで寂しくなったので譲渡会に来てみた、とのこと。
子猫はかわいいが、仕事をしている関係で留守番させる時間が長くなるので、ある程度の月齢の子の方がいいのではないか?と考えはなに興味を持たれたようだ。

奇蹟って起きるんだな。

10分も話していないだろう。

でも「お願いできますか?」のオファー。

ありがとうございます!

この「ありがとう」は苦境を救ってくれたことに対してでは決してない。

そうじゃなくて、この女性がきっとはなを幸せにしてくれるだろうと、短い時間のやり取りではあったけど確信を持てたから。
この女性なら間違いなく、はなに一身に愛情を注ぎ続けてくれるだろう。

こんな素敵な方のところに行けることになった感謝の気持ちの「ありがとう」だ。

実は来る前は単身者はNGにしようと話していた。

でもよく考えたらそんなこと関係ないよね。
だってカップルだって共働きだったら、日中家にいない状況は一緒だし。

20代くらいの単身者だったら、人柄がよくてもためらったかもしれない。
だって本人が遊びたい盛りだから、万が一ほったらかしにされたらかわいそうだ。

誤解を恐れずに言えば、小さな子供のいる家庭もはなのストレスになりそうだから遠慮したいな~、と会場の様子を見て思っていた。

そんな懸念を、この女性は一瞬ですべて払拭してくれたのだ。

そうだ、最初からこの女性のところに行くって、きっと決まってたんだ!

聞けば、譲渡会に参加するのは今回が初めてとのこと。

お互い不安な中で巡り会えた奇蹟に心の底から感謝。

プロフィールに「単身者NG」と書かれていたら、もしかしたらこの女性ははなの前を素通りしていたかもしれない。
雑な対応が、逆にいい結果につながったのだからこれも奇蹟に違いない。


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わずか1時間ほどで撤収。

外へ出たらいつの間にか晴れている。

外へ出るといい天気

開始前の雨と帰る時の晴れた空。
まるで私たちの心そのもの。


うちに帰ってきたよ~、緊張させてごめんね~!

ただいま~

この後、申込いただいた女性とメールでやり取りし、19日の木曜日にはなを連れていくことになった。

まだ本決まりではないが、きっと心配には及ばない。

だって今はこの女性とはなが巡り合うのは運命だった!と確信できるから。


こんな光景もあと4日だね。

よかったね

当日は涙腺が心配だ(笑)

でも寂しいな~

改めて奇跡の1日に感謝‼