お別れの日を飾る花

今日は卒業式。
街のあちこちで、袴姿の学生さんや制服の胸に小さなコサージュをつけた生徒さんたちを見かけました。

さびしくもあり、希望いっぱいでもあり、なんともこそばゆい一日だったことは、
何十年（！）たっても覚えているものですよ。
おばちゃんは、心の中で小さく「オメデトー」とつぶやきながら、彼女たちをまぶしく眺めるのでした。

本日のお花は、そんな高校の卒業式に教壇の上を飾る送別のお花を―と、
担任の先生からご依頼いただきました。
今の生徒さんたちはしっかり大人っぽい雰囲気で、ピンクや黄色というよりは、
赤や赤紫系のシックな感じのお花が似合う…
との先生のお話に、私もちょっと驚いてしまいました！！！

今の高校生たち、すでにこんなお洒落な色合いのセンスを兼ね備えているのですねっ
やりますな。

アレンジは右と左に二つ分かれています。発送の関係上、ふたつに分けました。
結婚式の高砂席に飾るお花のイメージですね。

最後の日の教室を、華やかに大人っぽく彩ってくれたことと思います。
生徒さんたちはもちろん、ご出席された親御さんたちからも好評いただけたそうでヨカッター。

みなさん、ご卒業おめでとうございます（´∀｀*)。

顔、怖いかも〜(；´Д｀)

こんなに素敵なお花だけど、
アレンジしているときの自分の顔、
もしかしてとても怖いかも。

やさしくてかわいらしい笑顔の女性というのが一般的な花屋さんのイメージと思うけど、そんなのからはほど遠い顔をしている、かもしれない。

仕入れ先でお花を選んでいるときも、やっぱり顔は怖いかも。いいお花を見極めようと、するどい目つきになっているからね。

お花が無事しあがって、お届けも完了して、お客様から「ヨカッタよ〜」のお声が届いたとき、やっとこわい顔じゃなくなる、ように思います。（まだ怖かったら、それがほんまの私の顔ヒエーっ、それが一番怖いかも）

みなさんに、こんな怖い顔をお見せしなくていいから、ネットはほんとうにありがたい。と思う今日このごろです(*^^*)

でも決して「怖いひと」というわけじゃないから、ご安心くださいね

感じてください。ぜひっ！

庭（と呼んでるベランダ）が、大賑わい！
アジサイ・コデマリ・モッコウバラ・ナルコユリ・オリーブ・ススキ・ゼラニウム…もろもろ…
冬の間、生きてるのか死んでるのかわからんくらい黙りこくっていた草花たちが、いっせいに芽吹き始めてます

「ふふ、実は生きてるよ〜ん、ビックリした？」って感じで(笑)

今が、庭に出ていて一年でもっとも感動する時期。自然の不思議さ、力強さ、正確さ…あれこれいっぱい！感じられない人、もったいないですよ〜(｡･ω･)ﾉﾞ。

【京の花庭】の原点はこの「草花たちの春の芽吹き」にあります。植物のチカラをいっぱいもらって、人間もシアワセに生きられたら素晴らしいことです。

PS.京都府のＯ様、このたびはありがとうございました！新しい始まりのときにふさわしい、チカラのわく春色アレンジになりましたねっ。❤をいっぱい込めてお届けさせていただきましたよ〜人生の折々に、【京の花庭】のお花たちがお役にたてましたら…またお会いできます日を心から楽しみにしています。

大人の条件

たとえば遠くの友人が京都へ遊びに来たならば、
夜はどこに食べに連れて行ってあげよう〜？

などと、私は決して悩みませんっ

自分の中に数件のガッツリ候補があるからデスッ。

もちろんそれらの店は、グルメ雑誌からピックアップしたわけでもなく、ネット検索で上位に出てきたわけでもなく、「ミ〇〇〇〇」で星を獲得したから通うわけでもありません。
すべて自分の感覚と目と足と舌とお金を使って見つけ出した、愛すべきお店たちです。

それらの素晴らしきお店たちの裏には
「なんやここ〜」「二度と来るかっ」「騙されたっ」などなど、あまたのとんでも店が隠されているのも忘れられない腹立たしい事実ですっ。

そうやって大人たちは失敗を繰り返し、自分にぴったりあう何かを見つけてゆくものなのです。逆に言えば、そういう自分にぴったりあう何かを持っていない人間は、まだまだ大人ではないということなのです。

【京の花庭】を見つけてくださったあなたは、きっと立派な大人に違いありませんっ(￣ー￣)ﾆﾔﾘｯ

ps.3月は旅立ちのシーズン、お別れのシーズン、そして花束のシーズンですね。【京の花庭】の花束は、お花たちをギュツとまん丸く集めたラウンドスタイル♪写真で見るより実物が断然素敵ですっ！いったい芸能人でもなんでもないふつうの私たちが、一生のうちに花束を贈られる経験って何回くらいあるのでしょう？その貴重な貴重なひとつの花束を【京の花庭】におまかせいただくということは、ほんとうにとてもありがたいことです。大切にお届けしたいと思っています。