2013年09月

2013年09月30日

*内容の紹介は、基本的に記憶頼みで書いておりますので、書き手の記憶違い認識不足読み違い等はご容赦ください。
(メモを取れよという…て、このネタももう飽きてきたな。でも、本当にメモは取ってないからなー)←




ヘンリー・メイヒュー著 植松靖夫訳『ロンドン貧乏物語―ヴィクトリア時代呼売商人の生活誌』
<ジャーナリズムの先駆け、というものですか。
19世紀半ばのロンドンで最底辺の構成要員であった呼売商人たちにインタヴューして、商売の形態や生活の実相までを丁寧に記した本。
全10巻だかの大作から、呼売商人の項だけ抜き書き訳してあるそうなので、ちょっと読みにくかったですけれども。とっても詳しく聞き書きされているので、ものすごく良い史料です。
そして、ヒトの「遺したい」という一念の対象が、それまで見向きもされなかったものにまで広がっていったこの時代の空気も感じられて、好い書です>

狩野博幸『もっと知りたい河鍋暁斎―生涯と作品』
<暁斎好いな、暁斎。
ほんっと、器用な絵師だなぁ(ほれぼれ)。
本物は小品を1回しか見たことないんだよねー(それがまた凄かったんですがね。ええもうあれは…)。近くで企画展ないかなー(愚痴)。
ま、解説の方にはちょっともの申したいですが。
私、一方を持ち上げるために他方を扱き下ろす論法って苦手なんですよね。それに同調できる人ならいいけれど、そういう人ばかりでもないでしょう。貴方が横山大観と平山郁夫が嫌いなのは分かったから、という感じ(ちょ、そんなハッキリ書いてな)←読めば判る>

『妖怪萬画vol.2;絵師たちの競演』(青幻社)
<江戸・幕末・明治の妖怪絵を、作者別に。
文庫サイズなので、質よりも手に取りやすさですかな。
てか、暁斎好いな、暁斎(またそれか)>

杉本一樹『正倉院あぜくら通信―宝物と向き合う日々』
<品の良いうつくしい文章が素適な、正倉院の保存管理を統括する所長さんのエッセー。
正倉院という場所の紹介(場としても歴史としても)から年間のスケジュール、保存管理の作業内容、もちろん宝物の紹介なども。
本格的に保存修復をしだしたのは明治時代からということなので、まだまだ道半ばのようですが、先に繫げてゆく楽しみ、というものもあるのかな。
しかし、倉の中に存するものは塵芥まで一片たりとも欠けさせてはならぬのだから、気を遣うお仕事には違いない…(聞いただけで気が遠くなる)>

鮫島敦『皇室ゆかりの逸品《厳選47》』
<かつての「御用達」店から47品の紹介(ちなみに現在制度そのものは廃止されていますが、名乗り続けることは黙認されているそうです。「献上」もそうだって聞いたことがあるけれど、そちらはちょっとグレー度が高いとかいう噂。つまり送りつけただけでもごにょごにょ…)。
やっぱね、質のいいものを使い続けるほうが理にかなっていると思うなー。眼鏡いいなー、眼鏡(高いけど)←費用という名の壁>

山彰『アール・ヌーヴォーの華麗なファッションイラスト』
<題通り。
シーンに合わせた装いのイラスト集。細部まで描き込まれていて、うつくしいイラストです。
けれど私には、イブニングドレスと夜会服の違いが分からないっ…←>

李憲俊『カビの科学』
<カビ強(つ)えー。知ってたけど。
カビの生物学的な分類から生態、研究の話、対処法まで総合的に。
つか、オリゼーはオリゼーやのう(あらためて感心)←『もやしもん』の話>

ユッシ・エーズラ・オールスン著 吉田薫訳『特捜部Q―カルテ番号64』
<良かった! 面白かったという感想含めて、とても良かった!
私、元元ミステリの中でも社会派っぽいものが好みなのですけれど。その好みに、どストライクでした。
いや、うん。前(8月)に行っていたことと矛盾しますね、はい。
…人間は常に矛盾を抱えて生きているものなんですよ、ええ。←たいした開き直り
いえ、このシリーズ、1作目からしっかり社会派ではあると思うのですが(1作目は犯罪被害者救済のあり方を問うていると言えなくもない、2作目は少年犯罪についてあと日本で言うところの半〇レ的な問題、3作目は家族間の虐待、かな。そして、4作目も含めてずっと、宗教的・民族的・政治的・思想的・社会的マイノリティに対する眼差しというものがある)、ここまではっきり現実にあったこととリンクしているのは初っぽいので(デンマークの国内事情は、よう知らんですけども)。
なんて言うかな。宗教的・民族的・政治的・思想的・社会的にどんな立場をとるにしても、他者への想像力って本当に大切だよね、ということを、読んでいて強く思いました(タイミングよく?判決出て、ちょっと時事っぽくなったなぁ…)。
エンターテインメントでそういう書き方ができるのって、すごいよなぁ(しみじみ)。
ま、ラストちょっとあっさりし過ぎてるかな~、と思わなくもないですが。
でも、それで最終場面のうつくしさが損なわれるわけでもないので、注文つけることではないか。
しかし、これだけははっきり言える。アサド不死身過ぎる(笑)。
さて、訳者あとがきによれば、著者はこのシリーズを10作くらい出す予定だそうで。既刊まで追いついてしまったので、5作目はちょっと間が開きそうですけれど、楽しみに待ちたいと思います(映画も撮影中という情報ですけれど、日本では公開ないかなー? 観たいけどな、どうだろうかなぶつぶつ)。>

小林朋道
『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!―鳥取環境大学の森の人間動物行動学』
『先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!!―鳥取環境大学の森の人間動物行動学』
<いやー非常に面白うございました。
タイトル通り、鳥取環境大学の先生が大学や身の回りで起きた出来事を、動物行動学(小林先生は、動物行動学に人間比較行動学も含めて人間動物行動学を提唱しておいでです)の視点から捉えて講義している本です。
といっても、全く難しい話ではなく、大学校舎内に珍しいコウモリが現れたり、イノシシを捕まえようとしてみたり、ヘビやネズミやイモリやヤツメウナギやその他を捕まえてみたり、ヘビ(アオダイショウ)を飼ったりそれが逃げ出したり、ハムスターを飼ったりそれが逃げ出したり、ネズミ(アカネズミ)を飼ったりそれが逃げ出したり、アリを飼ったりそれが逃げ出したり、イモリ(アカハライモリ)を飼ったりそれが逃げ出したり(もうええて)、ヤギ部を立ち上げてみたり、孤島のシカを観察したり、タヌキを観察したり、リス(シマリス)を観察したり、ヒトを観察したり、聞くだに楽しそうな「事件」を綴ったエッセーに、動物行動学の視座がちょっと混じっている、気楽に読めてほんのり学問的な視点にも立てる、そんな素適な本です。
楽しかったー。
各章扉のイラストがまた素適なんですよ。好きです。>




五月生hanatokobato_1102 at 00:00│コメント(0)トラックバック(0)読書 │

2013年09月20日

また間が開いたその間に、空気はすっかり秋になりましたねー。
昼間は、まだ暑いですけれども。



意識はすっかり再来月に飛んでおりますが(早!)、とりあえず、手近な更新をば。
まだ全然途中だった続きものです。
続いていたらしいです(まあ吃驚)。

・分類上原作設定。
・パラレル学園モノコメディだけどシリアス展開(どっちだ)。
・グーでいった、グーで(は?)。

以上注意はいたしましたので、閲覧後の文句は受け付けません。
覚悟のできた人は、続きをドーゾ。


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五月生hanatokobato_1102 at 16:36│コメント(0)トラックバック(0)二次:『こばと。』(絵) | 原作