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今、水面下で内閣改造人事の鞘アテが行われているという。自民党重鎮たちはこのままでは参院選は戦えないという危機感を持っているという。今の政権をみれば、極々自然な感情であろうかと思う。さて、どんな思惑で動いているのやら、・・・・・

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郵政造反組復党に対してフラフラする安倍首相に対し有無を言わさず復党を認めさせた自民党の実力者。
御存知、参議院のドン!
飄々として「昼行灯」を決め込んではいるが、あの「タヌキジジイ」は一体ナニを考えているのやら、・・・・・
自民党の最大派閥は森派。で、参議院は青木派が最大派閥。
◆〓青木 幹雄
◆〓青木幹雄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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先ずはこれを読んで頂きたい。↓
◆〓『選択』 2007年3月号
青木が「参院選危機」を煽る理由 結局自身の保身だけか
「関ヶ原の決戦だ。自民党と民主党がすべてをかけた選挙になる。お互いに負けた時には責任を取らなければならない」青木幹雄自民党参院議員会長は最近の講演で、夏の参院選の勝敗が自民党の安倍晋三首相、民主党の小沢一郎代表という両党首の責任問題に直結するとの見通しを示し、参院選の重要性を繰り返し強調している。青木がここまで危機感を強めているのには理由がある。参院のドン・青木が、政府や党執行部にこれほど影響力を行使できるのは、実は参院が与野党伯仲状況にあるからに他ならない。しかし、前回の参院選で自民党が敗北してしまったため、今回の参院選は、与党の勝敗ラインは「過半数維持」と、ぎりぎりのレベルまで追い込まれている。万一敗北して過半数を割り込むような事態になれば、青木自身はもちろん参院自民党執行部自体の力も失墜するのは目に見えている。青木が参院議員会長職に就いたのは前回の参院選敗北直後。参院幹事長として参院選挙対策の中心だっただけに、「引責昇格」などと揶揄された。それからすでに三年。周囲は青木が最終目標を参院議長に置いているとみる。青木が参院議長になり、腹心の片山虎之助参院幹事長が青木の後の参院議員会長に就いて青木議長体制を支える。青木が目指す参院完全制覇のシナリオはこういうことだろう。参院議長は参院の慣例で第一党から選出することになっている。たとえ過半数を失っても、自民党が第一党の座を守る可能性は残っている。しかし「参院で野党が過半数を取ったら、小沢さんは慣例なんて関係なく、選挙で議長を決めようと言い出すに決まっている。そうなれば議長は野党に取られ、政府提出法案はみんなつぶされ、政権は死に体になってしまう」と青木は指摘する。続く・・・


小沢一郎の恐ろしさを誰よりも知っているんだろう、・・・・・

つまり参院選に負ければ青木は、現在の権勢を失うばかりか、将来の参院議長への道も絶たれることになるわけだ。青木が参院選で危機感を募らせるわけもここにある。

で、結局のところ「タヌキジジイ」は我が事だけしか考えてない!

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毎日新聞 2006年7月12日 東京朝刊
仕掛ける:06総裁選/2 
修正「小泉路線」 青木幹雄・参院議員会長
参院選を前に、私は「タヌキジジイ」動いたとみています。

中川幹事長よせば良いものを、「総理にたいする忠節心をしめせ!」とぶち上げました。で、もって、アベシ「プッツン!」切れちゃった。
「じゃぁ〜、俺の言うことを聞け!」ってアベシが中川に迫ったのが、衛藤晟一シの復党であったわけ。だと、・・・・・
「拉致議連」「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」を立ち上げた朋友であり、「保守革命宣言」という共著まで出しているという。この人事には批判がテンコ盛りにあった。その急先鋒が、御存知の舛添要一。「参院は衆議院落選した人の姥捨山ではない」「失業対策でもない」と、言いたい放題だった。
ところが、アベシ、ここに来て開き直ったカンがあります。
谷内正太郎外務事務次官の処遇。
日本記者クラブ - Japan National Press Club
・2007年2月19日(月)20:46
 北朝鮮の「首相名指し」非難に反発 谷内外務次官
外務省の谷内正太郎事務次官は19日の記者会見で、北朝鮮外務省が安倍首相を名指しで非難する声明を出したことについて「我々の首相を名指しして、ああいった発言をするのは受け入れがたい」と強く反発した。6者協議では30日以内に日朝国交正常化作業部会を開くことで合意しているが、谷内氏は「作業部会をやめようという趣旨で言っていないと理解している」とする一方、「拉致問題を横に置いたまま国交正常化を一生懸命話し合うことはあり得ない」と強調した。
・China Radio International 2007-01-25 21:00:20
 中国外務省の李肇星外相、谷内正太郎事務次官と会見
・共同通信 [ 03月02日 10時35分 ]
 谷内次官が米国務副長官と会談 核、拉致問題で結束確認へ
・FujiSankei Business i. 2006/4/27
 対 韓 外 交 の 勝 利

アベシの就任直後の中韓訪問の根回し役、等々、アベシが最も信頼する外交官であった。その谷内がアベシ訪米の後に退官が決まっていた。で、外交官トップの人事は「駐米大使」の就任です。が、谷内の意中のポストは「最高裁判事」。「駐米大使」だと4年ぐらいしか勤められないらしい、でも、「最高裁判事」なら70歳の定年まで身分が保障される。5月に「最高裁判事」一人が定年になるので、その空席に谷内をアベシは論功行賞でそのポストを約束した。
しかし、「最高裁判事」の任命権は総理ではなく「内閣」にあります。が慣例では官僚出の判事は官僚で選ぶものらしい。今回退官するのは裁判官出身です。だから、最高裁事務総局が高裁の長官等から「内閣」に後任を推薦するというのは本筋と言う。
これで、また、批判を浴びるかもしれない人事をあえてする、アベシの真意は何処にあるか私にやぁ〜ワカラヘン?????


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自由民主党の派閥
・自民党・派閥        
 自民党(会派)
 の議員・候補者の入党・離党、派閥の入・退会を追いかけます

町村派  清和政策研究会  89人 (88〜91)

で、この今頃、ちょっとした智慧熱を出した?アベシに驚いた町村派↑が動いた。塩崎官房長官の更迭です。(塩崎・この男、自分が泥を被りゃぁ〜いいんだ、てな、男気は全く持ち合わせてはいない。アベシもトコトン人を見る目が無い。お坊ちゃんだもんなぁ50過ぎても・・・)。町村派内では塩崎官房長官の更迭、後の官房長官には派閥会長・町村信孝で決まった。で、後は、アベシが飲むかどうか?だけです。
(私、町村信孝って大嫌いなんだ、・・・・・・)

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このゴタゴタを好機とみた「タヌキジジイ」は、参院自民党として「大臣削除リスト」をアベシにつきつけた。産む発言・柳沢伯夫、事務所費疑惑・伊吹文明、松岡利勝、問題発言多し・久間章生の更迭。で、安倍政権を弱体化させようと狙う。
ここで、町村派(清和会)も黙ってはいないわけで、参院のドン・「タヌキジジイ」から参院の主導権を奪い返そうと企んでいたのが、再々、政治欄でお馴染みになっている、「勝てる候補のため参院選の候補者入れ替え」であります。
そんなもの、勝てる候補なんて言ってるのは表向きで、実際は、官邸・町村派・参院青木の権力闘争に他なりません。

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開会日 : 2007年1月30日 (火)
会議名 : 参議院:本会議
収録時間 : 約2時間5分
質疑者等(発言順) 動画形式
輿石東(民主)
青木幹雄(自民)

166-参-本会議-3号 平成19年01月30日
平成十九年一月三十日(火曜日)
   午前九時四十一分開議
    ━━━━━━━━━━━━━
○議事日程 第三号
  平成十九年一月三十日
   午前九時四十分開議
 第一 副議長辞任の件
 第二 国務大臣の演説に関する件(第二日)
    ━━━━━━━━━━━━━
○本日の会議に付した案件
 一、日程第一
 一、副議長の選挙
 一、日程第二
     ─────・─────
(会議録)「タヌキジジイ」の部分を抜粋←追記にて!

参院代表質問の詳報 自民・青木幹雄氏
2007年1月30日(火)
▽格差の存在は紛れもない事実−青木氏
▽再チャレンジ可能な社会目指す−首相

青木幹雄氏(自民、島根)
【決算審査】
参院の独自性の観点からも決算審査を予算に反映させ、行財政執行の適正化を図ることは不可欠だ。
【ODA政策】
政府開発援助(ODA)が戦略的、効果的に使われているとは言えない。国連安全保障理事会常任理事国入りを目指した決議案にアフリカ諸国の理解を得られなかった。
【格差問題】
政府は格差という言葉を避けているが、格差が存在するのは紛れもない事実だ。どのような政策手段で国民が安心して豊かに暮らせる社会を実現するのか。
【環境問題】
温暖化対策が急務だ。日本の環境技術を海外に普及させ、各国と協力すべきだ。

安倍晋三首相
【決算審査】
参院の決算審査は、国民への説明責任を果たすなどの観点から重要だ。
【ODA政策】
重要な外交手段の一つであり、国際社会の諸課題の解決や国益のため戦略的に活用する。国際社会の地位に見合った貢献を行う観点から、積み増しなど国際公約を着実に実施していく。ODAを通じたリーダーシップが常任理事国入りにアジア、アフリカの途上国を含め多数の支持を得ている大きな基礎となっている。
【格差問題】
努力が成果に結び付くことを阻害している要因があれば、取り除くことが重要だ。パート労働者と正規労働者との待遇の均衡化などに取り組み、誰でも再チャレンジが可能な社会の実現を目指す。
【環境問題】
環境技術を生かした国際協力を積極的に進める。国内外を挙げて取り組むべき環境政策を明示する。

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(会議録)「タヌキジジイ」の部分を抜粋←追記にて!
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○議長(扇千景君) 青木幹雄君。
   〔青木幹雄君登壇、拍手〕

○青木幹雄君 私は、自由民主党を代表して、安倍総理に質問をいたします。最初に、我が参議院全体の問題として一言申し述べます。昭和二十二年四月二十日、初の参議院通常選挙が行われ、全国区百名、四十六の地方区から百五十名、計二百五十名が選出をされました。一月後の五月二十日に第一回国会が召集され、以来六十年、参議院は今年還暦を迎えることになりました。いろいろな面で節目の年であります。当時は、中選挙区主体の衆議院と違って、全県一区と全国から職能代表の議員で構成する参議院は、多様な民意を国会に反映し、行政府を正し、衆議院に対する抑制、均衡、補完の使命を果たしてまいったと自負いたしております。ただ、国民の期待に十分こたえ得てきたのか振り返って考えてみますと、いささか内心じくじたるものがございます。二院制の下、国権の最高機関の一翼を担う参議院として、国と地方、加えて国際社会に山積する諸問題に果敢に取り組み、これを解決していく重大な責務を我々は背負っていることを自覚しなければならないと考えております。
 
それでは、質問に入ります。
二院制の下、予算の先議権、優位性を持つ衆議院に対し、参議院の独自性を発揮するため、本院はこれまで党派を超えて決算とODAに全党的に取り組んでまいりました。参議院改革の重要な柱でもあるこの二点について、既に私は一昨年、昨年の二度にわたる代表質問で、参議院としての考え方を明確に示しながら政府の方針を伺ってまいったところであります。このことも踏まえ、十分に安倍総理には率直かつ明快な答弁を求めるものであります。
 
まず、決算について伺います。
御案内のとおり、民間の企業経営に当たっては、予算や経営計画などを立てる際、前年度の事業実績である決算を検証し、それを反映させていくことが当然のこととして行われております。決算の後に予算を決定する、この基本的な仕組みは国政にとって本来最も大切なことだと思っております。しかし、国においては決算は軽視され続けてまいりました。そこで、この現状を改めて、効果的、効率的な行財政運営のため、決算の重要性を高めることが求められてきたと認識をいたしております。こうした中、本院では、平成十五年一月の参議院改革協議会による決算の早期審査のための具体策の合意を機に、その具体化が図られることとなり、既に十六年度決算まで四年連続で通常国会内に審査を終えてまいったところであります。十七年度決算は、会計検査院等の努力により、昨年十一月下旬に国会提出され、本会議で質疑を行い、十二月には決算委員会において全閣僚出席の下、質疑が行われました。このように、予算編成前に参議院の決算審査を開始するという仕組みを定着させることで、決算審査を予算へ的確に反映させていくよう努めなければならないと考えております。しかし、一昨年の十六年度決算は、臨時国会が秋に開会されなかったため、審査の開始が翌年の通常国会冒頭となりました。そのため、十六年度の決算審査は十八年度予算編成に何ら反映されることがなかったのであります。こうしたケースもあることから、秋に決算審査をいかにスタートさせていくのか、法改正を含め、審査の実施の在り方について我々参議院としてもしっかりと議論をしていかなければならないと認識をいたしております。また、参議院では、こうした決算の早期審査だけでなく、審査内容の充実や会計検査院の機能強化のための取組も行っており、一昨年には、随時報告を可能とするなど会計検査院法の改正を行いました。これは、会派を超えて参議院が一致結束して立案した議員立法であります。この検査院による国会への随時報告は有識者からも高い評価を得ており、我々としても国会の場で的確に取り上げるよう努めてまいります。改めて申すまでもなく、参議院は衆議院とは異なり六年間の任期で解散がないため、じっくりと腰を据え、長期的視野に立った政策効果の検証が可能であります。したがって、今後ともこの参議院の特性を生かし、決算審査の充実化はもとより、より実効性の高い警告決議の採択などを図り、決算に対するチェック機能を強めていきたいと考えております。ここで、誤解を招くといけませんので申し上げますが、決算審査の強化は、参議院の独自性の観点からのみで主張しているわけではありません。深刻化する少子高齢化や財政状況の悪化など様々な課題がある中、これらを克服し、我が国が永続的に発展していくためには、決算を予算に反映させ、行財政執行の適正化を図ることが不可欠と考えるからであります。そのために我々は、今後とも、会計検査院の連携協力を得つつ、一層の努力を積み重ねてまいります。政府においても、参議院決算審査に引き続き御協力をいただくよう要望をいたします。そこで、以上の点を踏まえて、改めて安倍総理から参議院の決算審査についての御所見を伺うとともに、政府として本院の決算審査を受け予算の効率化にいかに取り組まれているのか、御答弁をお願いいたします。
 
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次に、ODAについて伺います。
ODAは、昭和二十九年の開始以来、国際貢献の重要な手段として国際社会の平和と発展に寄与をしてまいりました。ODAには、大別すれば二つの機能、役割があると考えております。その一つは、飢餓や貧困問題等の解決のため、人道的な立場からなされるODAです。今、国際社会は、二〇一五年までに極度の貧困や飢餓の撲滅等八つの目標を掲げ、その達成に向け一生懸命取り組んでおります。我が国も、国際社会の一員として、また世界第二位の経済大国として、引き続き経済協力に積極的に取り組んでいかなければならないと考えております。ODAの担う役割の二つ目は、戦略的に活用することで国益の増進を図るという点にあります。ODAは我が国にとりまして最も重要な外交手段の一つであります。厳しい財政状況にあって国民の税金を使って実施しているのですから、当然のことながら国益に沿った援助でなければなりません。しかしながら、我が国のODAが戦略的、効果的に使われているかに関しては、到底十分と言えないものがあると私は考えます。その一例を挙げれば、記憶に新しいところでは、一昨年、我が国の国連安保理常任理事国入りを目指したG4の枠組み決議案の廃案があります。この要因は、米国の反対などいろいろとありますが、結局はアフリカや近隣国の理解を得られなかったことに尽きると私は考えております。特に、決議の共同提案国に我が国のODA拠出が増加していたアフリカ諸国がなかったのは、誠に残念なことでありました。安倍総理は、施政方針で安保理入りへの決意を明らかにされております。そのためにも、過去の事例から学び、ODAがこれまで有効に機能していたのか、まずしっかりと検証する必要があると思います。その上で、今後は、我が国の外交方針に国連等の場で被援助国から積極的に理解や支持をいただけるよう、戦略的にODAが活用されることを期待するものであります。そこで、以上を踏まえ、ODAの戦略的な実施についていかに対処されるのか、政府の方針を伺います。
 
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さて、参議院は、昨年一月にODA特別委員会を設置するとともに、平成十六年度から三年連続で議員を現地派遣し、ODAに関する調査を実施してまいりました。政府には、派遣団の報告書を予算編成やODA施策の立案、実施の際にしっかりと活用していただきたいと思っております。しかし、現状では、委員会の場で議員間の意見交換等しかなされていないのが実情であります。そのため、ODA予算を決定する前に派遣議員と政府との間で意見交換を行う場を設けるのも一つの方法と思います。是非、前向きに御検討いただきたい。総理の御所見をお伺いいたします。なお、この議員派遣の在り方には、我々としても改めるべき点があると考えております。それは、実施時期の問題です。ODA調査は、党派を超えて取り組む重要な課題であるにもかかわらず、派遣の実施はこれまで国会閉会の時期にしか行われてきませんでした。しかし、今後は相手国の事情も考えた上で、適切な時期に実施されるよう努めなければならないと考えております。そこで、参議院改革協議会で国会開会中でもODAの派遣を行うことができるよう検討すべきであると、この際、参議院各会派の皆様に提案しておきたいと思います。私どもは、今年七月、参議院選挙を控えております。各党、党の命運を懸けた選挙だと言われております。結果は神のみぞ知るでございますが、選挙後も、参議院の大きな柱である決算とODAにみんなで協力して取り組んでいくことをこの際確認しておきたいと思います。
 
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次に、格差問題について伺います。
私は、昨年の通常国会の代表質問において、地域間格差問題を取り上げ、日本国内が光と影に二極分化し、格差が広がっているのではないかと指摘をいたしました。政府は、好景気がイザナギ景気を超え六十か月続いていると報告をいたしておりますが、依然として好景気の恩恵は、地域や業種、企業の規模などによりばらつきがあり、限られた人たちにしか及んでいないように思われます。政府は、ここへ来て格差という言葉を避けておられるようでございますが、私は格差が存在することは紛れもない事実であると考えています。こうしたことから、格差問題が今国会の大きなテーマの一つとなっております。そもそも、経済という言葉は経国済民を略したものであり、国を治めて民を救うという意味であります。経済政策を決定し、実施していく政治は、一部の地域や国民のためにではなく、すべての国民生活の向上のためにあります。格差問題は、与党に所属するか野党に所属するかにはかかわらず、政治に携わる者全員で取り組んでいかなければならない大きな課題であります。仮に、政党により違いがあるとするならば、それは具体策の違いでしかありません。国会の場において、各党が国民に分かりやすく十分に議論をし、格差問題に取り組み、経済が好調な今のうちにしっかりと是正していかなければならないと考えております。これは一つの島根の例ですが、私の出身地島根県の人口約二万人の隠岐島で、このような話が最近ありました。過疎に悩むこの島では、一時期、産婦人科の医師がいなくなってしまったのであります。医師不在の半年間に六十人の妊婦の方が本土に渡って出産をいたしております。現在は自治体や医療機関の努力で何とかお医者さんに住み込んでいただいておりますが、医師不在のとき、往復の旅費や産気付く前に大事を取って入院することによる入院費など、元々所得の低い住民にとって更に耐え難い負担が掛かるようになってしまいました。このため、自治体は乏しい財政の中から約一千万円の助成金を負担をいたしたわけであります。このような話は、決して隠岐島だけでなく、地理的条件の悪い過疎地や離島など、全国各地に随分あると私は思います。これに関連した話としては、生まれた子供の保育についても、町の財政が厳しい地方においては十分な予算措置ができず、大都市とは比較にならない保育料を徴収している例も多いと聞いております。これでは、貧しいがゆえに大きな負担を強いられてますます貧しくなり、国民の間の格差が拡大していくだけではなく、今我が国が早急に取り組まなければならない一番大きな問題である少子化も進んでしまうことになります。全国どこに住んでいても、安心して子供を産み育てることのできる環境を整えることが少子化対策として最も今必要なことではないでしょうか。総務、厚生両大臣には、全国の実態をよく調査し、しっかりと対応をしていただくことを要請をいたします。大臣の答弁は要りません。「美しい国、日本」を提唱する総理は、就任以来、格差を感じている人や地域が多いのは事実であり、すべての国民が景気回復を、構造改革の成果を実感できる政策運営を行っていくと発言をされ、地域間格差の問題については、地方の活力なくして国の活力はない、都市と地方の間における不均衡を是正していくと総理はしっかりと述べられております。さらに、企業規模間における格差問題については、活力に満ちた日本経済には全国四百三十万の中小企業の元気が不可欠であるとも述べられております。また、国民の所得格差問題については、税制や社会保障制度等を通じた再配分機能が重要な役割を果たしており、これらの制度が持続可能なものであるよう改革を進めていく、正規労働者とパートタイマーなどの非正規労働者の間の均衡処遇の実現に向け、法的整備を含め検討を進めていくと発言され、格差を感じる人がいれば、その人に光を当てるのが政治の役割であると述べ、格差是正に総理はしっかりと熱意を示してきておられます。こうした発言から、総理がつくろうとしている美しい国は、すべての国民が安心をして豊かに暮らせる社会を目指すことだと思います。総理は、いかなる政策手段によってこうした社会を実現されるおつもりか、今国会を通じて、国民が安心できるよう親切丁寧に説明をしていただきたいと思います。御所見を伺います。
 
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次に、環境問題について伺います。
総理は、「美しい国、日本」の姿の一つに、文化、伝統、自然、歴史を大切にする国を挙げられました。美しい島々から成る我が国は豊かな自然に恵まれ、国民は自然とともに生きてまいりました。自然の息吹が我々の先祖をはぐくみ、その中から日本独特の庭園や世界に誇る日本画、和歌などが生まれ、すばらしい文化が脈々と続いてきております。四季折々の美しい自然が文化、伝統、歴史をつくったのであり、今に生きる私たちはこの自然を守り、後世に伝えていかなければならない大きな責任があると思っております。経済発展による国づくりだけでなく、環境が守られ、整備され、豊かな自然と国民が共存する国づくりを進めることを望みます。温暖化の現れでありましょうか、地球的な規模で気象の変動などが各地で見られます。国民の環境問題に対する意識も高い現在、急務となっているのが温暖化対策であります。総理は、さきの演説で地球温暖化対策を加速すると言明をされました。我が国には、京都議定書をまとめた議長国としての大きな責任があります。議定書の第一約束期間が来年に迫る中、目標の達成には、国民、政府の総力を結集した取組が必要と考えております。世界一の我が国の環境技術も海外に普及させ、各国との協力も推進すべきです。総理の御決意を伺います。昨年九月二十六日に第九十代内閣総理大臣に就任されてから四か月がたちました。初めての臨時国会で、我が党立党の原点である自主憲法制定に並ぶ長年の懸案であった教育基本法を成立させ、加えて、防衛庁を省に昇格させる、言わば国家の根幹を成す、歴史に残る政策の実現など大きな実績を残してこられました。今、通常国会を迎え、総理は改革を継続し加速させる大きな責務を背負っておられます。憲法改正に向けた手続法の制定や公務員制度の改革、そして喫緊の課題であるいじめ問題などを始めとする教育再生、少子化問題等……

○議長(扇千景君) 時間が超過しておりますので、簡単に願います。

○青木幹雄君(続) 総理が取り組むべき課題は山積しております。
マスコミ等は内閣支持率の下落を大きな話題として報道いたしておりますが、政治はテレビの視聴率競争ではないのです。もちろん、政治家が真摯に世論に耳を傾け、政治を行っていかなければならないのは当然でありますが、しかし、支持率に一喜一憂して人気取りに走る政治に陥ってしまえば、国益に必ずしも一致するとばかりは言えないと私は考えております。総理、私は、人それぞれに生まれ育ってきた環境も異なれば、生来の個性も異なると思っています。あなたはまだ五十二歳という若さがあるんです。総理自身の若さ、個性を十分に発揮し、志を曲げずに、しっかりと腰を落ち着け、安倍カラーを出しながら、真っすぐに「美しい国、日本」の創生に邁進していただきたいと思います。そのために、私ども参議院自由民主党はあらん限り総理を支えていくことをお誓い申し上げ、私の質問を終わります。(拍手)
   
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〔内閣総理大臣安倍晋三君登壇、拍手〕

○内閣総理大臣(安倍晋三君) 青木幹雄議員にお答えをいたします。
参議院における決算審査と予算の効率化への取組についてお尋ねがございました。決算を取りまとめた後、国会において御審議いただくことは、国民への説明責任を果たすなどの観点から重要なことと認識をいたしております。この点につきましては、参議院において、これまでも特に決算審査を重視され、種々の改革を進められてきたことについて改めて敬意を表します。また、参議院における決算審査の結果を受け、例えば十九年度予算においては、特別会計における約一兆八千億円の余剰金等の一般会計への繰入れや公益法人等の資金規模の見直しによる約一千億円の国庫返納を措置するなどの取組も行っております。今後とも、様々な面から予算の効率化に努めていくことが重要であると考えております。
 
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ODAの戦略的な実施についてお尋ねがありました。
ODAは、我が国の重要な外交手段の一つであり、国際社会の諸課題の解決や我が国の国益実現のために戦略的に活用していきます。また、国際社会における地位に見合った貢献を行う観点から、ODA事業量の百億ドル積み増しなどの国際公約を着実に実施してまいります。安保理改革については、一昨年我が国が目指した決議案の採択には至らなかったものの、我が国の常任理事国入りに対して、アジアやアフリカの途上国を含め、多数の支持を得ております。このような高い評価は、国際社会の平和と繁栄のため、我が国がODAやその他の手段を通じて積極的なリーダーシップを発揮をしていることが大きな基礎となっていると考えております。今後とも、私が議長を務める海外経済協力会議が審議する基本方針の下で、我が国にとって好ましい国際環境をつくるべく、ODAを一層戦略的に活用していく考えであります。ODA調査団派遣議員との意見交換について御指摘がありました。政府としては、三回の派遣団提言を真摯に受け止め、予算案やODA施策の立案、実施に最大限反映するなど、フォローアップに努めてまいります。御提言を踏まえ、派遣議員を含む関係議員から積極的に御意見を伺うようにするとともに、国会での議論を一層深めていきたいと考えております。
 
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格差是正に向けての政策手段についてお尋ねがありました。
私は、努力した人と汗を流した人が報われる、達成感を感じる社会にしていくことが重要と考えており、単純に、人々の努力の違い、能力の違いに目をつぶって、結果平等を目指すような社会をつくろうとは思っていません。ただ、重要なことは、格差が不公平、不公正な原因の結果生まれたものであってはならないということであります。また、努力が成果に結び付くことを阻害している要因があれば、それを取り除くことが重要であると考えております。現在、企業規模や地域間の回復にばらつきが見られるものの、全体としては少し明るい兆しも現れてきております。今後重要なことは、日本経済に新たな活力を取り入れ安定した経済成長を続けることによって、経済社会の各層に雇用拡大や所得の増加という形で経済成長の成果を広く行き渡らされていくことが重要であると考えております。このため、まずはオープンな経済とイノベーションを通じて成長力の強化を進め、経済全体の底上げを図ってまいります。また、今般取りまとめた再チャレンジ支援総合プランなどを通じて、パート労働者の正規労働者との待遇の均衡化、正規雇用への転換等に取り組み、だれでも再チャレンジが可能な社会の実現を目指してまいります。同時に、しっかりとしたセーフティーネットの構築を進め、最低賃金制度がセーフティーネットとして十分に機能するよう必要な見直しなどを行うとともに、働く意欲を引き出す就労支援を図ります。さらに、雇用情勢が特に厳しい地域に重点を置いて、雇用に前向きに取り組む企業を支援するほか、地域支援を活用した中小企業の新事業展開への支援、地方の魅力を生かした活力を引き出すため、頑張る地方応援プログラムや農業の戦略産業化等を進めてまいります。

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京都議定書の目標達成のための取組と国際的な協力についてお尋ねがありました。
地球環境問題への対応は、我が国の知恵と勇気と創造力をぶつけるべき大きな課題と認識いたしております。京都議定書上の目標の確実な達成に向けて、新エネルギーの導入や徹底した省エネルギーの推進など、対策の加速化を図るとともに、目標達成計画の総合的な評価、見直しを進めます。また、政府開発援助やクリーン開発メカニズムによる技術移転などを通じて、我が国の優れた環境技術を生かした国際協力を積極的に進めてまいります。さらに、国内外挙げて取り組むべき環境政策の方向を明示し、今後の世界の枠組みづくりへ我が国として貢献する上での指針として、二十一世紀環境立国戦略を六月までに策定をいたします。(拍手)

○議長(扇千景君) 質疑はなおございますが、これを次会に譲りたいと存じます。御異議ございませんか。
   
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(扇千景君) 御異議ないと認めます。
本日はこれにて散会いたします。

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