s-2012年3月19日弘中弁護士
民主党の小沢一郎元代表公判のため東京地裁に入る弁護側
19日午前9時45分、東京都千代田区

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小沢元代表意見陳述の詳細

裁判長のお許しをいただき、本裁判の結審に当たり、私の見解を申し上げます。
5ヵ月半前、私は指定弁護士による起訴状に対し、次のように申し上げました。

(1)東京地検特捜部による本件強制捜査は、政権交代を目前に、野党第一党の代表である私を政治的・社会的に抹殺することが目的であり、それによって政権交代を阻止するためのものだったと考えられる。
それは、主権者である国民から何の負託も受けていない検察・法務官僚による議会制民主主義の破壊行為であり、国民主権への冒とくである。

(2)指定弁護士の主張は、そのような検察の不当・違法な捜査で得られた供述調書を唯一の証拠にした東京第5検察審査会の誤った判断(起訴議決)に基づいたものにすぎない。

(3)したがって、本裁判は直ちに打ち切るべきであり、百歩譲って裁判を続けるとしても、私が罪に問われる理由はない。政治資金規正法の言う「虚偽記載」に当たる事実はなく、ましてや私が虚偽記載について共謀したことは断じてない。

(4)今、日本が直面する危機を乗り切るためには、このような国家権力の濫用を止め、政党政治への国民の信頼を取り戻し、真の民主主義を確立する以外に方法がない。
以上の見解は、これまで15回の公判を経て、ますます鮮明になったと思います。

以下、その事実を具体的に申し上げます。
基より、「法の下の平等」「推定無罪」「証拠裁判主義」は、法治国家の大原則であります。
ところが、東京地検特捜部の強制捜査は、それらをことごとく無視して、証拠に基づかない不当な推認を積み重ねただけのものでありました。まず、政治資金規正法の制定以来、本日ただ今に至るまで、政治資金収支報告書に間違いや不適切な記載があっても、実質的犯罪を伴わない限り、検察の言う「虚偽記載」も含めて、例外なくすべて、報告書を修正することで処理されてきました。

それにもかかわらず、私のケースだけを単純な虚偽記載の疑いで強制捜査、立件したことは、「法の下の平等」に反する恣意的な法の執行にほかなりません。また、前田元検事がこの法廷で、「取り調べの初日に、木村主任検事から『これは特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢を挙げられなかったら特捜部の負けだ』と言われた」と証言したように、「推定無罪」どころか、最初から「有罪ありき」の捜査、立件でした。

さらに、形式的には「証拠裁判主義」にのっとって、私を2度不起訴にしておきながら、その実、違法・不当な捜査で得た供述調書と「小沢有罪ありき」の捜査報告書を東京第5検察審査会に提供することで、同審査会の議決を「起訴議決」へと強力に誘導しました。その動かない証拠が、石川元秘書が虚偽記載を私に報告、了承を得たとの供述を維持したという平成22年5月17日の田代検事作成の調書と捜査報告書であります。

去る2月17日の公判で、裁判長が、「検察審査会の再度の議決の判断材料として提供することを予定しながら、違法不当な取り調べを行い、石川に供述を維持させた」、「捜査報告書の記載は事実に反する」と指摘されたとおりだと思います。とりわけ重大な問題だと思うのは、田代検事自身が法廷証言で、「捜査報告書は上司に言われて作った。検察審査会に提供される可能性はあると思っていた」と認めたように、石川元秘書が供述していない虚偽の事実を意図的に報告書に記載し、東京地検が、それを検察審査会に提供したことであります。

その悪質さにおいては、厚生労働省元局長村木厚子氏の虚偽公文書作成事件で、前田元検事が証拠を改ざんした事件を上回るのではないかと思います。そして、その虚偽の供述調書と捜査報告書は、平成22年9月、検察審査会が起訴議決をして、私の強制起訴を決めた最大の証拠とされました。

それは、検察審査会の議決文が石川元秘書の調書を信用できるとした理由について、虚偽の捜査報告書の内容を踏まえて、「再捜査で、石川自身が供述を維持した理由を合理的に説明している」と明記していることで明らかであります。

ところが、東京地検特捜部による強力な検察審査会誘導はそれだけにとどまりません。
先に、裁判長が田代検事による石川元秘書の違法不当な取り調べについて、「個人的なものではなく、組織的なものであったとも疑われる」と指摘され、花崎検事による池田元秘書の取り調べについても、「利益誘導があった」、「取り調べメモを廃棄した」と認定されたとおり、当時の佐久間部長、齋藤副部長、吉田副部長、木村主任検事ら特捜部あげての審査への誘導工作だったと考えられます。

実際、東京地検が検察審査会の再審査に提供した、ほかの捜査報告書を見ると、「小沢は3回にわたる取り調べでも合理的な説明ができず、不自然な弁解に終始した」、「政治資金収支報告書に関する小沢の供述は虚偽である」、「小沢の共謀を推認する積極的証拠となり得る」、「小沢には本件不記載・虚偽記載の動機があった」等々、「小沢有罪ありき」の推認の記述ばかりで、明らかに、起訴議決をしない方がおかしい、強制起訴すれば裁判でも勝てる、と誘導しています。

仮に、それら捜査報告書と供述調書が、ほかの政治家に関するものであり、かつ私がそれを審査する検察審査会の一員だったとしたら、私も「起訴議決」と誤った判断をしていただろうと思うほど、強烈で執拗な工作であります。

加えて、前田元検事が、「東京地検では証拠隠しが行われた。検察審査会では全ての証拠を見ていない」と証言したように、検察の「小沢有罪ありき」の見立てに合わない取り調べ結果は供述調書にせず、そのメモさえ審査会に提供しませんでした。

そのような検察の手法には、司法の支配者然とした傲慢ささえうかがわれます。
事実、東京地検は、本公判開始の9か月も前の昨年1月に、田代検事並びに特捜部副部長による捜査報告書の虚偽記載の事実を把握しておきながら、放置、黙認し、指定弁護士にも、裁判所にも、私の弁護団にも一切伝えなかったと報道されています。

特に、指定弁護士が強制起訴手続きを行う前にその事実を把握していたのに、指定弁護士に知らせなかったのは、言語道断であると思います。

本件は、ただ単に検察が私個人に対して捜査権・公訴権という国家権力を濫用したということではありません。
野党第一党の代表である私を強制捜査することで政権交代を阻止しようとし、政権交代後は与党幹部である私を強制捜査ー強制起訴することで新政権を挫折させようとした、その政治性に本質があります。

検察は、2年間もの長きにわたって、不当・違法な捜査を行い、あまつさえ検察審査会の審査・議決を誘導して、強力に政治への介入を続けました。それは正に、議会制民主主義を破壊し、国民の主権を冒とく、侵害した暴挙と言うしかありません。その実態が15回の公判を通じて、具体的事実によって、いよいよ鮮明になったことが、本裁判の一番の意義である、と私は思います。

以上のように、検察審査会の起訴議決は、私を強制起訴させるために東京地検がねつ造した違法不当な供述調書と捜査報告書に基づく誤った判断であり、その正当性が失われたことが明白である以上、私にはいかなる点でも罪に問われる理由はありません。
私は無罪であります。

もちろん本来は、本件控訴は棄却されるべきものであります。
もし、何らかの理由で公訴が棄却されない場合でも、私にはいかなる点でも罪に問われる理由はありません。政治資金規正法の言う「虚偽記載」に当たる事実はなく、ましてや私が虚偽記載について元秘書と共謀したことは絶対にありません。

東日本大震災からの復興は、丸1年経っても本格化するに至らず、福島第一原子力発電所の事故は依然として収束の目途すら立たず、一方では歴史的円高によって国内産業の基盤が崩れ始め、欧州の金融危機に端を発する世界恐慌の恐れが迫って来ている今、日本の経済・社会の立て直しは一刻の猶予も許されない事態になっています。

そのためには、検察・法務官僚による政治のろう断に即刻、終止符を打ち、速やかに政党政治に対する国民の信頼を取り戻して、議会制民主主義を機能させなければなりません。裁判長はじめ裁判官の皆様におかれましては、見識ある公正なご判断を下されるようお願い申し上げ、私の意見陳述を終えます。
ありがとうございました。


■おーい、とらちゃん出番だよ!
【小沢裁判最終弁論】小沢元代表の意見陳述。「検察審査会の起訴議決は、私を強制起訴させるために東京地検がねつ造した違法不当な供述調書と捜査報告書に基づく誤った判断であり、その正当性が失われたことが明白である以上、私にはいかなる点でも罪に問われる理由はありません。私は無罪であります。」
【 動 画 】 2012年3月19日:TVタックル「進まぬ復興&ズダボロ国民生活3時間スペシャル」
「大朝日がだな。ウンヌン… (朝日の)品格が非常に下がったっていうことだよ」by・鍋常(←おまえもナー!)

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s-東京地検特捜部

  「2年にわたり不当な捜査を行い、政治への介入を続けた。
  検察審査会の起訴議決は、東京地検が捏造(ねつぞう)した違法な供述調書
  と捜査報告書に基づく誤った判断で、私には罪に問われる理由はない」
  小沢さんは、当たり前なことを当たり前に言って、。。。

  捜査報告書と
  供述調書の捏造を認定し、
  公判の最中なのに
  途中で異例の検察批判を行ったのは裁判長自身ですよね。

  それでも有罪になるようなら
  この国の司法は終わってるわ!

  4月26日午前10時
  その日を待つばかり!!!



■時事通信 (2012/03/19-15:14)
「不当捜査で政治に介入」=小沢元代表、検察を批判−来月26日判決・東京地裁
資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪に問われた民主党元代表小沢一郎被告(69)の第16回公判は19日午後も東京地裁(大善文男裁判長)で続いた。小沢被告が最終意見陳述を行い、「2年にわたり不当な捜査を行い、政治への介入を続けた。検察審査会の起訴議決は、東京地検が捏造(ねつぞう)した違法な供述調書と捜査報告書に基づく誤った判断で、私には罪に問われる理由はない」と検察を批判し、改めて全面無罪を主張した。公判はこの日で結審。検察官役の指定弁護士は禁錮3年を求刑しており、判決は4月26日に言い渡される。

■2012/03/19 15:50 【共同通信】
小沢元代表、4月26日に判決 陸山会公判が結審
資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表小沢一郎被告(69)の公判が19日、東京地裁(大善文男裁判長)で結審した。判決は4月26日午前10時に言い渡される。弁護側は最終弁論を「いかなる観点からも犯罪の証明がなく、無罪は明らか」と締めくくり、元代表は最終意見陳述で「私はいかなる理由でも罪に問われることはない。無罪である」と述べた。

■日テレ < 2012年3月19日 12:18 >
小沢被告側、最終弁論で改めて全面無罪主張
民主党元代表・小沢一郎被告が政治資金規正法違反の罪に問われている裁判で、弁護側の最終弁論が19日、東京地裁で行われ、弁護側は改めて全面無罪を主張した。19日の最終弁論で、弁護側は、事件について「東京地検特捜部が根拠のない妄想を抱いて大規模な捜査を行ったが、失敗したもの」と批判した。また、小沢被告に動機はなく、事件自体が成り立たないと全面無罪を主張した。

これまでの裁判で、検察官役の指定弁護士は、銀行融資に関する書類に小沢被告本人の署名があることなど間接的な証拠から、小沢被告の関与を立証している。これに対して、弁護側は「多忙な政治家が、信頼する秘書が持参してきた書類の内容に特段の関心を払わず署名することは不自然ではない」などと反論し、小沢被告の事件への関与を否定した。
裁判は19日で全ての審理が終わり、午後には小沢被告本人による最後の意見陳述も予定されている。
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■日テレ < 2012年3月19日 14:54 >
小沢被告側、改めて無罪主張 陸山会事件
資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、元秘書らと共に収支報告書にウソの記載をしたとして、政治資金規正法違反罪に問われた民主党元代表・小沢一郎被告の裁判が19日、東京地裁で開かれている。弁護側は最終弁論で「事件は根拠のない妄想」と改めて全面無罪を主張した。

最終弁論で、弁護側はまず、「東京地検特捜部は根拠のない妄想を抱いて大規模な捜査を行ったが、失敗した。批判を恐れ、検察審査会を欺いてまで起訴しようとした」と検察の捜査を批判した。また、「元秘書は事務処理を任されており、いちいち報告して判断を仰げば叱責されることもあった」「小沢被告の頭の中は常に政治や選挙のことなどでいっぱいで、事務処理には関心がなかった」と述べ、小沢被告の関与を改めて否定し、全面無罪を主張した。
裁判は19日で全ての審理が終わり、この後、小沢被告本人による最後の意見陳述が予定されている。
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■日テレ < 2012年3月19日 16:11 >
小沢被告「捜査は証拠に基づかない推認」
民主党元代表・小沢一郎被告が政治資金規正法違反の罪に問われている裁判で、東京地裁で19日午後、弁護側の最終弁論の後、小沢被告本人による最後の意見陳述が行われた。小沢被告は「特捜部の捜査は証拠に基づかない推認を積み重ねたものだ」と改めて検察を批判した。

小沢被告は、資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、元秘書らと共に収支報告書にウソの記載をした罪に問われている。19日の最終弁論で弁護側はまず、「東京地検特捜部は、根拠のない妄想を抱いて大規模な捜査を行ったが失敗した。批判をおそれ、検察審査会を欺いてまで起訴しようとした」と検察を批判した。また、「元秘書は事務処理を任されており、いちいち報告して判断を仰げば叱責されることもあった」「小沢被告の頭の中は、常に政治や選挙のことなどでいっぱいで、事務処理には関心がなかった」と述べ、小沢被告の関与を改めて否定し、全面無罪を主張した。

弁論が終了した後、小沢被告本人が最後の意見陳述を行った。小沢被告は「特捜部の捜査は証拠に基づかない推認を積み重ねたものだ」と改めて検察を批判した。
裁判は19日で全ての審理を終え、判決は4月下旬に言い渡される見通し。
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■日テレ < 2012年3月19日 17:07 >
小沢被告「国民の主権を侵害した暴挙」
民主党元代表・小沢一郎被告が政治資金規正法違反の罪に問われている裁判が19日、東京地裁で開かれ、弁護側の最終弁論の後、小沢被告本人による最後の意見陳述が行われた。小沢被告は「特捜部の捜査は証拠に基づかない推認を積み重ねたものだ」「国民の主権を冒とく、侵害した暴挙だ」などと改めて検察を批判した。

小沢被告は、資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、元秘書らと共に収支報告書にウソの記載をした罪に問われている。最終弁論で、弁護側はまず、「東京地検特捜部は根拠のない妄想を抱いて大規模な捜査を行ったが、失敗した。批判をおそれ、検察審査会を欺いてまで起訴しようとした」と検察を批判した。また、「元秘書は事務処理を任されており、いちいち報告して判断を仰げば叱責されることもあった」「小沢被告の頭の中は常に政治や選挙のことなどでいっぱいで、事務処理には関心がなかった」と述べ、小沢被告の関与を改めて否定し、全面無罪を主張した。

弁論の後、小沢被告本人が最後の意見陳述を行い、「検察は、検察審査会の審査、議決を通して強力に政治への介入を続けた。国民の主権を冒とく、侵害した暴挙だ」と述べた。
裁判は19日で全ての審理を終え、判決は4月26日に言い渡される。

■TBS
小沢元代表側「事件は検察の妄想」
強制起訴された民主党・小沢一郎元代表の裁判は現在、小沢氏側の弁護人による最終弁論が行われています。小沢氏側は「検察の妄想から始まった事件」として捜査そのものを痛烈に批判したうえで、改めて無罪を主張しています。

 「検察の妄想から始まった事件は最後まで実在しない」―弁護側は冒頭で東京地検特捜部による捜査そのものを真っ向から批判しました。小沢被告は机の上の書面に熱心に目を通しながら弁論に耳を傾けています。

小沢氏側の主張を述べる最後の機会である19日の最終弁論。弁護側はその冒頭で、事件について「特捜部は小沢氏が違法な金を受け取っているとの根拠のない妄想を抱いて大規模な捜査を行ったものの敗北した。この事件はその残滓(残りカス)である」と特捜部への痛烈な批判を展開しました。また、検察官役の指定弁護士が事件の動機について「小沢氏の4億円を隠す意図があった」と主張していることについては、「4億円は違法な金ではなく隠す動機は存在しない」として、指定弁護士が描く事件の構図についても入り口から否定しています。

裁判はこの後、休廷を挟んで、午後には小沢氏本人が5分ほどの最終意見陳述を行う予定です。初公判では「直ちに裁判を打ち切るべき」と司法手続きそのものを批判した小沢氏。最後の法廷でどのような主張を展開するのか注目されます。裁判は19日で全ての審理を終え、判決は4月下旬に言い渡される見通しです。(19日11:25)
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■TBS
小沢元代表の公判結審、4月26日判決
 「不当な捜査によって議会制民主主義を破壊した」。法廷で検察の捜査を痛烈に批判した民主党・小沢一郎元代表の裁判は19日、全ての審理を終えました。小沢氏は最後の意見陳述で「私は、いかなる点でも罪に問われる理由はありません」と、全面的に無罪を主張しました。

 「野党第一党の代表である私を強制捜査することで政権交代を阻止しようとし、新政権を挫折させようとした。議会制民主主義を破壊し、国民の主権を冒とく、侵害した暴挙と言うしかありません」

法廷に響き渡る大きな声で検察の捜査を批判する、小沢一郎被告(69)。元秘書と共謀して、収支報告書にウソの記載をした罪に問われている小沢被告の裁判は19日、弁護側が最後の主張をする最終弁論を行い、最後に、小沢氏本人による意見陳述が行われました。

 「最後に何か述べることはありますか」(裁判長)

 「はい、裁判長のお許しをえて、お話させて頂きます」(民主党 小沢一郎 元代表)

小沢氏は証言台の前に立ち、あらかじめ用意した紙を、およそ10分間にわたって滔々(とうとう)と読み上げました。

 「私は、いかなる点でも罪に問われる理由はありません。私は無罪です」(民主党 小沢一郎 元代表)

きっぱりと無罪を主張した小沢氏。さらに、検察が検察審査会に提出し、審査材料の1つともなった捜査報告書についても強い口調で批判しました。

 「ウソの捜査資料を提出して、検察審査会を起訴議決へ強力に誘導しています。強烈で執拗な工作で検察の手法には司法の支配者然とした傲慢ささえ、うかがわれます」(民主党 小沢一郎 元代表)

一方、これまでの裁判で検察官役の指定弁護士は「小沢氏の関与は明らか」として禁錮3年を求刑しています。これに対し、弁護側は起訴そのものが無効で、ウソの記載にはあたらない、元秘書との共謀は成立しないと、3段構えで無罪を主張しています。

 「非常にひどい事件というか、無罪以外の何者でもないという確信が深まった。小沢さんを特捜部が潰そうという意図でやってきた事件ということが明確になった」(小沢元代表の弁護人 弘中惇一郎 弁護士)

 「形の上では小沢さんが被告人だった。今回裁かれたのは特捜部の捜査のあり方。残されたわずかな証拠(池田被告の供述調書)、その信用性をどう判断するか」(ジャーナリスト 江川紹子さん)

裁判は19日で全ての審理が終わり、注目の判決は来月26日の午前10時に言い渡されます。(19日16:57)

■テレビ朝日
「事件は検察の妄想」小沢被告の裁判きょう結審(03/19 11:49)
民主党元代表・小沢一郎被告の裁判は、19日に結審します。弁護側は「検察の妄想から始まった事件で、秘書との共謀はなかった」などと改めて無罪を主張しました。

弁護側が冒頭で検察への痛烈な批判を始めると、小沢被告は一言一言を確認するように手元の資料を目で追っていました。小沢被告は、「指示や了解なしに元秘書らがうその記載をする可能性はなく、計画的犯行で悪質だ」として禁錮3年を求刑されています。19日の裁判で、弁護側は問題の4億円について「被告が適法に形成した財産で、隠す意思も必要性もなかった」としました。

さらに、「共謀を示す証拠は存在しない」として改めて無罪を主張しました。また、検察の捜査について、「収賄事件の立件に失敗したため批判を恐れ、検察審査会を欺いてまで起訴を確保しようとした」「妄想から始まった事件は最後まで実在しない」などと痛烈に批判しました。約半年に及んだ裁判は、午後に小沢被告本人の意見陳述を経て、19日に結審します。判決は来月下旬にも言い渡される予定です。
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■テレビ朝日
小沢被告「特捜部の強制捜査は私の抹殺が目的」(03/19 16:30)
民主党元代表の小沢一郎被告は、裁判で「起訴議決は検察の違法、不当な調書などに基づく誤った判断だ」として、自らの無罪を強い口調で主張しました。

小沢被告の意見陳述は、約10分にわたって検察の捜査への批判を繰り返しました。小沢被告は、「特捜部の強制捜査は、政権交代を目前に、私を政治的、社会的に抹殺することが目的だった」と述べました。さらに、「起訴議決は東京地検がねつ造した違法、不当な調書などに基づく判断だ」「罪に問われる理由はなく、私は無罪です」と、強い口調で自らの潔白を訴えました。小沢被告の弁護士も約3時間に及ぶ弁論を行い、「検察の妄想から始まった事件で、最後まで実在しない」と厳しく検察の捜査を批判しました。裁判は19日ですべて審理を終えました。判決は来月26日午前10時に東京地裁で言い渡されます。

■fnn-news.(03/19 11:51)
民主党元代表・小沢一郎被告最終弁論 弁護側「共謀は全くない」とあらためて無罪主張
民主党元代表・小沢一郎被告(69)が、政治資金をめぐり強制的に起訴された裁判が東京地方裁判所で開かれ、弁護側は最終弁論の中で、「小沢被告の共謀は全くない」と、あらためて無罪を主張した。初公判から5カ月、政界実力者の裁判は19日で結審するが、弁護側は「この事件は、特捜部の捜査の残りカス」と、再び強い言葉で検察を批判した。

小沢被告の弁護団は、最終弁論で「東京地検特捜部は、小沢被告がゼネコンなどから違法な金を受け取ったのではないかという、根拠のない妄想を抱いたものの、証拠を得ることができず、敗北した。この事件は、その残りカスである」と述べた。

焦点となっている小沢被告と元秘書との共謀については、「指定弁護士が間接的な証拠と主張するものに、小沢被告が合理的に説明できないものはない」と述べ、あらためて全面的に否定した。偽装工作とされる銀行融資の書類への署名については、「多忙な政治家が、信頼する秘書が持ってきた書類に、特段の関心を払わずに署名することは、何ら不自然ではない」と主張した。
午後には、小沢被告本人が最終意見陳述を行い、結審する。
判決は、4月26日で調整されている。
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■fnn-news.(03/19 17:05)
民主党元代表・小沢一郎被告最終弁論 小沢被告、検察の捜査を批判し全面的な無罪主張
民主党元代表・小沢一郎被告(69)が政治資金をめぐり強制的に起訴された裁判が、東京地方裁判所で19日午後、結審した。小沢被告は最終意見陳述で、あらためて検察の捜査を批判するとともに、全面的な無罪を主張した。午後3時ごろ、証言台に立った小沢被告は、最終意見陳述で、用意した書面を強い口調で読み上げた。

小沢被告は、この中で「検察は、野党第1党の代表であるわたしを強制捜査することで、政権交代を阻止しようとした。検察は、2年間もの長きにわたって、不当・違法な捜査を行い、検察審査会の審査・議決を誘導して、強力に政治への介入を続けた」と、検察の捜査を痛烈に批判した。さらに、小沢被告は「私には、いかなる点でも罪に問われる理由はない。私は無罪です。元秘書と共謀したことは絶対にない」と、あらためて潔白を主張した。

政界の実力者の強制的な起訴という、異例の経緯をたどった裁判は、5カ月を経て、19日で結審した。弁護団は、会見で「無罪以外のなにものでもないと、確信がいよいよ深まると」、「弁護団としては、最終段階で非常に強い手ごたえを感じている」などと述べた。また弁護団は、午前の最終弁論の中で、特捜部は「根拠のない妄想を抱いたものの、敗北した。この事件は、その残りカスである」と厳しく指摘した。

指定弁護士は、「小沢被告の指示・了解があったのは明らか」として、禁錮3年を求刑していて、判決は4月26日午前10時に言い渡される予定となっている。



s-2012年3月19日小沢裁判2
s-2012年3月19日小沢裁判3
s-2012年3月19日小沢裁判1
s-2012年3月19日小沢裁判4
s-2012年3月19日小沢裁判5

■NHK 3月19日 11時55分 
小沢元代表弁護団 改めて無罪主張
政治資金を巡って強制的に起訴された民主党の小沢元代表の裁判で、元代表の弁護団の最終弁論が行われ、弁護団は「罪を犯す動機も必要性もなく、事件自体が成立しない」と述べ、改めて無罪を主張しました。午後には小沢元代表がみずからの意見を述べて、すべての審理が終わる予定です。

民主党の元代表の小沢一郎被告(69)は、資金管理団体が土地を購入する際に提供した4億円を巡り、元秘書らと共謀して収支報告書にうその記載をしたとして、強制的に起訴されました。裁判では、検察官役を務める指定弁護士が、今月9日、「元代表が元秘書の行為を了承していたのは明らかだ」などと主張して禁錮3年を求刑したのに対し、19日は元代表の弁護団の最終弁論が行われています。

この中で弁護団は「事件は、元代表が違法な金を受け取ったのではないかという東京地検特捜部の根拠のない『妄想』から始まったもので、元代表には罪を犯す動機も必要性もなく、事件自体が成立しない」と述べ、改めて無罪を主張しました。

また「秘書には裁量が与えられており、いちいち元代表に判断を仰ぐことはなかった。報告したりすれば元代表から叱責されることもあった」と述べ、元秘書らにすべて任せていたと主張しました。最終弁論は午後も続き、最後に小沢元代表がみずからの意見を述べて、5か月間にわたった審理がすべて終わる予定です。

■NHK 3月19日 18時56分
小沢元代表 来月26日に判決
民主党の小沢元代表の政治資金を巡る事件の裁判で、元代表は「検察審査会の議決は、私を強制起訴するために検察がねつ造した証拠に基づくもので罪に問われる理由はない」と述べて、改めて無罪を主張しました。
19日ですべての審理が終わり、判決は来月26日に言い渡されることになりました。
政治資金を巡って検察審査会の議決によって強制的に起訴された民主党の元代表の小沢一郎被告(69)の裁判では、今月9日、検察官役を務める指定弁護士が禁錮3年を求刑しました。

これに対して、19日は元代表の弁護団の最終弁論が行われ、「事件は、元代表が違法な金を受け取ったのではないかという東京地検特捜部の根拠のない『妄想』から始まったもので事件自体が成立しない」と主張しました。

このあと、小沢元代表が証言席の前に立ち、「検察は私を政治的・社会的に抹殺することを目的に捜査を行い、2度不起訴にしておきながら違法・不当な捜査で得た証拠を検察審査会に提供して、『起訴議決』を出すよう強力に誘導した。その悪質さは、大阪地検特捜部の証拠改ざん事件を上回るもので、私も検察審査会の一員だったら起訴すべきだと誤った判断をしたと思うほど強烈で執ような工作だ」と述べました。

そのうえで、元代表は「議決は検察がねつ造した証拠に基づくもので、正当性が失われたことが明らかになった以上、罪に問われる理由はない」と改めて無罪を主張しました。小沢元代表は、用意した書面を取り出し、大きな声でゆっくりとした口調でおよそ12分間にわたって、みずからの主張を述べました。
5か月間にわたった審理は19日ですべて終わり、判決は来月26日の午前10時に言い渡されます。

弁護団“無罪以外の何者でもない”

裁判のあと、小沢元代表の弁護団が会見し、弘中惇一郎弁護士は、「裁判で議論を重ねるほど無罪以外の何ものでもないという確信が高まり、強い手応えを感じている」と述べました。また、検察審査会に事実と異なる内容の捜査報告書が提出されていたことについては、「特捜部は手段を選ばずに筋書きとおりに有罪をとろうとする。特捜部の在り方について改めて検討すべきではないか」と強く批判しました。

指定弁護士“予想どおりの展開” 
▲冤罪製造機の片棒担ぎ! ほざけ〜!!

指定弁護士を務める大室俊三弁護士は、弁護団の最終弁論について、「ほぼ予想どおりの展開だったが、自分の弁護士としての経験に照らすと、無罪を争う場合は無罪のストーリーをもう少し述べるものだが、それが少なかったのが印象に残った。弁論の内容は的確だと思うところと、苦しそうだなと思うところが両方あり、あとは最終的に裁判所がどう判断するかだ」と述べました。

小沢元代表意見陳述の詳細

19日の裁判で小沢元代表が法廷で述べた意見陳述の内容です。
裁判長のお許しをいただき、本裁判の結審に当たり、私の見解を申し上げます。
5ヵ月半前、私は指定弁護士による起訴状に対し、次のように申し上げました。

(1)東京地検特捜部による本件強制捜査は、政権交代を目前に、野党第一党の代表である私を政治的・社会的に抹殺することが目的であり、それによって政権交代を阻止するためのものだったと考えられる。
それは、主権者である国民から何の負託も受けていない検察・法務官僚による議会制民主主義の破壊行為であり、国民主権への冒とくである。

(2)指定弁護士の主張は、そのような検察の不当・違法な捜査で得られた供述調書を唯一の証拠にした東京第5検察審査会の誤った判断(起訴議決)に基づいたものにすぎない。

(3)したがって、本裁判は直ちに打ち切るべきであり、百歩譲って裁判を続けるとしても、私が罪に問われる理由はない。政治資金規正法の言う「虚偽記載」に当たる事実はなく、ましてや私が虚偽記載について共謀したことは断じてない。

(4)今、日本が直面する危機を乗り切るためには、このような国家権力の濫用を止め、政党政治への国民の信頼を取り戻し、真の民主主義を確立する以外に方法がない。
以上の見解は、これまで15回の公判を経て、ますます鮮明になったと思います。

以下、その事実を具体的に申し上げます。
基より、「法の下の平等」「推定無罪」「証拠裁判主義」は、法治国家の大原則であります。
ところが、東京地検特捜部の強制捜査は、それらをことごとく無視して、証拠に基づかない不当な推認を積み重ねただけのものでありました。まず、政治資金規正法の制定以来、本日ただ今に至るまで、政治資金収支報告書に間違いや不適切な記載があっても、実質的犯罪を伴わない限り、検察の言う「虚偽記載」も含めて、例外なくすべて、報告書を修正することで処理されてきました。

それにもかかわらず、私のケースだけを単純な虚偽記載の疑いで強制捜査、立件したことは、「法の下の平等」に反する恣意的な法の執行にほかなりません。また、前田元検事がこの法廷で、「取り調べの初日に、木村主任検事から『これは特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢を挙げられなかったら特捜部の負けだ』と言われた」と証言したように、「推定無罪」どころか、最初から「有罪ありき」の捜査、立件でした。

さらに、形式的には「証拠裁判主義」にのっとって、私を2度不起訴にしておきながら、その実、違法・不当な捜査で得た供述調書と「小沢有罪ありき」の捜査報告書を東京第5検察審査会に提供することで、同審査会の議決を「起訴議決」へと強力に誘導しました。その動かない証拠が、石川元秘書が虚偽記載を私に報告、了承を得たとの供述を維持したという平成22年5月17日の田代検事作成の調書と捜査報告書であります。

去る2月17日の公判で、裁判長が、「検察審査会の再度の議決の判断材料として提供することを予定しながら、違法不当な取り調べを行い、石川に供述を維持させた」、「捜査報告書の記載は事実に反する」と指摘されたとおりだと思います。とりわけ重大な問題だと思うのは、田代検事自身が法廷証言で、「捜査報告書は上司に言われて作った。検察審査会に提供される可能性はあると思っていた」と認めたように、石川元秘書が供述していない虚偽の事実を意図的に報告書に記載し、東京地検が、それを検察審査会に提供したことであります。

その悪質さにおいては、厚生労働省元局長村木厚子氏の虚偽公文書作成事件で、前田元検事が証拠を改ざんした事件を上回るのではないかと思います。そして、その虚偽の供述調書と捜査報告書は、平成22年9月、検察審査会が起訴議決をして、私の強制起訴を決めた最大の証拠とされました。

それは、検察審査会の議決文が石川元秘書の調書を信用できるとした理由について、虚偽の捜査報告書の内容を踏まえて、「再捜査で、石川自身が供述を維持した理由を合理的に説明している」と明記していることで明らかであります。

ところが、東京地検特捜部による強力な検察審査会誘導はそれだけにとどまりません。
先に、裁判長が田代検事による石川元秘書の違法不当な取り調べについて、「個人的なものではなく、組織的なものであったとも疑われる」と指摘され、花崎検事による池田元秘書の取り調べについても、「利益誘導があった」、「取り調べメモを廃棄した」と認定されたとおり、当時の佐久間部長、齋藤副部長、吉田副部長、木村主任検事ら特捜部あげての審査への誘導工作だったと考えられます。

実際、東京地検が検察審査会の再審査に提供した、ほかの捜査報告書を見ると、「小沢は3回にわたる取り調べでも合理的な説明ができず、不自然な弁解に終始した」、「政治資金収支報告書に関する小沢の供述は虚偽である」、「小沢の共謀を推認する積極的証拠となり得る」、「小沢には本件不記載・虚偽記載の動機があった」等々、「小沢有罪ありき」の推認の記述ばかりで、明らかに、起訴議決をしない方がおかしい、強制起訴すれば裁判でも勝てる、と誘導しています。

仮に、それら捜査報告書と供述調書が、ほかの政治家に関するものであり、かつ私がそれを審査する検察審査会の一員だったとしたら、私も「起訴議決」と誤った判断をしていただろうと思うほど、強烈で執拗な工作であります。

加えて、前田元検事が、「東京地検では証拠隠しが行われた。検察審査会では全ての証拠を見ていない」と証言したように、検察の「小沢有罪ありき」の見立てに合わない取り調べ結果は供述調書にせず、そのメモさえ審査会に提供しませんでした。

そのような検察の手法には、司法の支配者然とした傲慢ささえうかがわれます。
事実、東京地検は、本公判開始の9か月も前の昨年1月に、田代検事並びに特捜部副部長による捜査報告書の虚偽記載の事実を把握しておきながら、放置、黙認し、指定弁護士にも、裁判所にも、私の弁護団にも一切伝えなかったと報道されています。

特に、指定弁護士が強制起訴手続きを行う前にその事実を把握していたのに、指定弁護士に知らせなかったのは、言語道断であると思います。

本件は、ただ単に検察が私個人に対して捜査権・公訴権という国家権力を濫用したということではありません。
野党第一党の代表である私を強制捜査することで政権交代を阻止しようとし、政権交代後は与党幹部である私を強制捜査ー強制起訴することで新政権を挫折させようとした、その政治性に本質があります。

検察は、2年間もの長きにわたって、不当・違法な捜査を行い、あまつさえ検察審査会の審査・議決を誘導して、強力に政治への介入を続けました。それは正に、議会制民主主義を破壊し、国民の主権を冒とく、侵害した暴挙と言うしかありません。その実態が15回の公判を通じて、具体的事実によって、いよいよ鮮明になったことが、本裁判の一番の意義である、と私は思います。

以上のように、検察審査会の起訴議決は、私を強制起訴させるために東京地検がねつ造した違法不当な供述調書と捜査報告書に基づく誤った判断であり、その正当性が失われたことが明白である以上、私にはいかなる点でも罪に問われる理由はありません。
私は無罪であります。

もちろん本来は、本件控訴は棄却されるべきものであります。
もし、何らかの理由で公訴が棄却されない場合でも、私にはいかなる点でも罪に問われる理由はありません。政治資金規正法の言う「虚偽記載」に当たる事実はなく、ましてや私が虚偽記載について元秘書と共謀したことは絶対にありません。

東日本大震災からの復興は、丸1年経っても本格化するに至らず、福島第一原子力発電所の事故は依然として収束の目途すら立たず、一方では歴史的円高によって国内産業の基盤が崩れ始め、欧州の金融危機に端を発する世界恐慌の恐れが迫って来ている今、日本の経済・社会の立て直しは一刻の猶予も許されない事態になっています。

そのためには、検察・法務官僚による政治のろう断に即刻、終止符を打ち、速やかに政党政治に対する国民の信頼を取り戻して、議会制民主主義を機能させなければなりません。裁判長はじめ裁判官の皆様におかれましては、見識ある公正なご判断を下されるようお願い申し上げ、私の意見陳述を終えます。
ありがとうございました。



s-2012年3月9日指定弁護士
村本道夫弁護士、大室俊三弁護士、山本健一弁護士、この3名の名前は
冤罪の片棒を担いでいる弁護士だから忘れないでおこう!!!!!


■毎日新聞 2012年3月19日 12時31分(最終更新 3月19日 13時02分)
陸山会事件:小沢元代表側が改めて無罪主張
東京地裁に向かう民主党の小沢一郎元代表=東京都千代田区で2012年3月19日午前9時42分、津村豊和撮影
資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記載)で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第16回公判が19日、東京地裁(大善文男裁判長)であり、弁護側は最終弁論で改めて無罪を主張した。弁護側は「検察の妄想で始まった事件。元代表には(土地購入のために用立てた)4億円を隠す意思も必要性もない。従って虚偽記載の動機はなく、元秘書との共謀も成立しない」と述べた。【和田武士、石川淳一、野口由紀】

昨年10月からの公判は同日午後、元代表が最終的な意見を述べて結審する。判決は4月下旬の見通し。
最終弁論で主任弁護人の弘中惇一郎弁護士は、東京地検特捜部の捜査を「元代表がゼネコンから違法な金を受け取ったのではと想定し『特捜部と小沢の全面戦争』の捜査を行ったが裏付けられず敗北した。(事件は)その残りかすで、最後まで実在しない」と批判。禁錮3年を求刑した検察官役の指定弁護士の主張を「不合理極まりない」と指摘した。

元秘書で衆院議員、石川知裕被告(38)の取り調べを担当した田代政弘検事(45)が実際にはないやりとりを捜査報告書に記載した問題にも言及。報告書は東京第5検察審査会の起訴議決の根拠の一つで、「検察審をあざむいて起訴を確保しようとした」として起訴は無効と強調した。

土地購入時に提供した4億円については「元代表は由来を法廷で明確に説明した。適法な財産で、違法な手段を使ってまで隠そうとすることはあり得ない」と主張した。

最大の争点である元秘書らとの共謀を否定した上で、4億円提供と同時期の銀行融資に元代表の署名・押印がある点については「多忙な政治家が信頼する秘書の持参した書類に特段関心を払わず署名することは不自然ではない」と反論。「土地代金の記載を翌年に回したと報告したところ元代表は『ああ、そうか』と応じた」とした元秘書、池田光智被告(34)の供述調書については「元代表の関心の低さを示しているともいえる」と述べた。

弁護人に挟まれて着席した小沢元代表は、手渡された最終弁論の書面をめくって視線を走らせ、読み上げにじっと耳を傾けた。

■朝日デジタル 2012年3月19日15時14分
陸山会事件、小沢氏の公判が結審 判決は4月26日に
資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪で強制起訴された民主党元代表・小沢一郎被告(69)の公判が19日、東京地裁(大善文男裁判長)で結審した。判決日は4月26日午前10時に指定された。小沢氏の初公判は昨年10月に開かれた。検察審査会による議決を受けて強制起訴された事件では、初めての法廷だった。

この日の公判では、小沢氏の弁護団が最終弁論を読み上げ、改めて小沢氏は無罪だと主張した。その後、小沢氏が自ら最終意見を述べ、「検察は不当・違法な捜査を行い、検察審査会の審査・議決も誘導し、強力に政治への介入を続けた。私は無罪です」と訴えた。

検察官役の指定弁護士は今月9日の公判で、小沢氏に禁錮3年を求刑している。小沢氏は石川知裕衆院議員(38)ら元秘書と共謀し、2004年10月の土地購入の際に小沢氏が提供した4億円を隠すために、政治資金収支報告書にうその記載をした――と指定弁護士は主張している。

■(2012年3月19日14時37分 鍋常新聞)
小沢氏側「地検、妄想抱いて捜査」…最終弁論
自宅を出る小沢民主党元代表(19日午前、東京・世田谷区で)
東京地裁に入る小沢民主党元代表の弁護団。手前は弘中惇一郎弁護士(19日午前9時45分、東京・霞が関で)=菅野靖撮影
陸山会事件で政治資金規正法違反(虚偽記入)に問われた小沢一郎民主党元代表(69)の第16回公判が19日午前、東京地裁(大善文男裁判長)で始まった。

弁護側は最終弁論で「被告がゼネコンから違法献金を受けたという『妄想』を抱いて捜査し、失敗した東京地検特捜部が、検察審査会を欺いて起訴させた。被告に虚偽記入の動機はなく、事件は成り立たない」と改めて無罪を主張した。最終弁論は午後も続き、最後に小沢被告が意見陳述して結審する。

昨年10月に始まった公判で、検察官役の指定弁護士は、資金管理団体「陸山会」元事務担当者・石川知裕衆院議員(38)(1審有罪、控訴)らが、秘書寮用地の購入の際に小沢被告から提供された現金4億円を隠すため、小沢被告の了解の下で政治資金収支報告書への虚偽記入を行ったと主張。今月9日の論告で禁錮3年を求刑していた。

弁護側は最終弁論の冒頭、特捜部の捜査から検察審査会の起訴議決に至るまでの経緯を非難。「(現金4億円は)ゼネコンから受領した違法なものではなく、適法に所持していた財産であり、隠蔽することはあり得ない」と述べ、虚偽記入の動機の存在を否定した。

また、指定弁護士が論告で、小沢被告と石川被告らの共謀が成立すると主張した際、銃刀法違反事件で暴力団組長と組員の共謀を認めた2003年5月の最高裁決定を引用したことを批判。「暴力団組織内の関係を前提にした判断を、社会的に認められた正当な業務を行う政治家の秘書らに当てはめるのは不当だ」とし、「被告と元秘書に意思連絡は認められず、共謀は成立しない」と指摘した。

指定弁護士は、小沢被告が秘書寮用地の購入に際して必要性のない銀行融資の書類に署名していたことなどを、石川被告らとの共謀の客観証拠に挙げたが、弁論は「多忙な政治家が、信頼する秘書が持参した事務書類の内容に特段の関心を払わず署名するのは何ら不自然ではない」と反論した。

■(2012年3月19日15時27分 鍋常新聞)
「敗北捜査の残滓」検察側を痛烈批判…最終弁論
「検察の『妄想』から始まった事件」「敗北した検察捜査の残滓だ」。
小沢一郎民主党元代表(69)の公判が結審する19日、弁護側の最終弁論は、痛烈な検察批判で幕を開けた。民主党内から「潔白を信じる」「知らなかったでは通らない」と相反する声が上がる中、元代表はこの日も無表情で弁護側の無罪主張に聞き入った。「東京地検特捜部は、被告人がゼネコンから違法な金を受け取ったのではないかという根拠のない『妄想』を抱いた」

午前10時、東京地裁104号法廷。右手に分厚い最終弁論を持って立ち上がった主任弁護人の弘中惇一郎弁護士(66)は、法廷を見回しながら、こう切り出した。

「妄想」という表現は、元大阪地検特捜部検事で、郵便不正事件を巡る証拠改ざん事件で服役した前田恒彦受刑者(44)が、小沢元代表の公判に証人出廷した際に使ったものだ。陸山会事件の捜査の応援に当時加わっていた前田受刑者は、捜査が「誤った見立て」に基づくものだったと証言していた。

■東京新聞 2012年3月19日 夕刊
小沢元代表側 「検察の妄想動機なし」 陸山会事件最終弁論
資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐり、政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で強制起訴された民主党元代表小沢一郎被告(69)の第十六回公判が十九日、東京地裁(大善文男裁判長)で開かれた。弁護側は最終弁論で「事件は東京地検特捜部の妄想から始まったものであり、同法違反が成立しないのは明らかだ。元代表には提供した四億円を隠す動機がない」と、あらためて無罪を主張した。 
 
午後に小沢元代表が最終の意見陳述をし、結審する。検察官役の指定弁護士は「秘書が元代表の指示、了解なしに独断で虚偽記載することはなく、共謀は明らかだ」として禁錮三年を求刑している。判決は四月二十六日を軸に調整中。
 
公判の争点は(1)小沢元代表と元秘書との共謀(2)元秘書による政治資金収支報告書の虚偽記入の有無(3)検察審査会の議決に基づく起訴の有効性−の三点。
 
弁護側は最終弁論で、元代表は土地購入に用立てた四億円の原資を明確に説明しているのに、検察官役の指定弁護士は原資が違法なものだと立証していないと指摘。「四億円は適法な財産であり、違法な手段を用いてまで、その存在を隠そうとすることはあり得ない」と主張した。
 
弁論では、元秘書石川知裕衆院議員(38)=一審有罪、控訴=を取り調べた検事が実際にはなかったやりとりを記載した捜査報告書を作成し、これが検察審査会の資料となったことにも言及。「大規模な捜査をしながら収賄事件として立件できなかった検事が批判を受けることを恐れ、検察審査会をあざむき、元代表を起訴しようとした」と批判した。
 
<陸山会事件> 小沢一郎民主党元代表の資金管理団体「陸山会」が、小沢元代表から借り入れた土地購入費4億円を政治資金収支報告書に記載していなかったなどとして、東京地検特捜部は2010年2月、政治資金規正法違反(虚偽記入)罪で石川知裕衆院議員ら元秘書3人を起訴。小沢元代表も4回聴取したが不起訴(嫌疑不十分)の判断は変わらなかった。東京第5検察審査会が10年9月、2回目の起訴議決をし、11年1月に検察官役の指定弁護士が強制起訴した。元秘書3人は11年9月26日に東京地裁で有罪判決を受け、いずれも控訴している。

■中国新聞 '12/3/19
「妄想」「不合理」… 小沢氏弁護側、特捜と論告を強く批判
「妄想」「残りかす」「不合理」―。大詰めを迎えた小沢一郎民主党元代表(69)の19日の公判。最終弁論に臨んだ弁護側は、特捜捜査と検察官役の論告求刑を批判した。真っ向から対立する“事実”に無罪への自信がのぞく。元代表は表情を変えず聞き入った。

「弁護人の意見を聞きます」。東京地裁の大善文男裁判長に促され、弘中惇一郎弁護士(66)が立ち上がった。
東京地検特捜部の捜査を「ゼネコンから違法な金を受け取ったとの『妄想』を抱いて収賄の嫌疑をかけたが、敗北した」と断定。続けて「(今回の事件は)その残りかす。妄想から始まった事件は最後まで実在しない」。裁判長や傍聴席に訴えかけるように口調を強める。「4億円を隠す必要がなく、起訴内容は成り立ち得ない」。右手に書面を持ち、左手を上下に大きく振った。

論告で指定弁護士が間接事実を積み重ねたストーリーを「共謀の事実認定は到底できず、主張自体が失当というほかない」と切り捨てた。元代表との間の「報告・了承」を認めた石川知裕衆院議員(38)の検察官調書が証拠採用されず、無罪に自信を見せる弁護団。その中でも手綱を緩めず、石川議員の後任で元代表への「報告・了承」を認めた池田光智元秘書(34)の供述調書など、有罪につながりそうな証拠を一つずつ否定する戦略だ。

ダークスーツ姿で、弁護団の間に用意された席に腰を下ろした小沢元代表。硬い表情のまま、手元の最終弁論書を目で追っていた。



s-小沢一郎座右の銘


《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第16回公判が19日、東京地裁(大善文男裁判長)で始まった。弁護側による最終弁論があり、結審する。午後には小沢被告本人による最終の意見陳述も行われる予定だ》

《小沢被告は意見陳述で重ねて潔白を主張する予定で、政界の実力者が裁かれた法廷は、初公判から約5カ月を経て、最終局面を迎える》

《「不合理な弁解を繰り返し、反省の情はない。規範意識は著しく鈍磨しており、再犯の恐れは大きい」と、検察官役の指定弁護士は9日の論告求刑公判で、禁錮3年を求刑している》

《石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=ら元秘書が、政治資金収支報告書の提出前に小沢被告へ「報告し、了承を得た」とする捜査段階の供述調書など、元秘書と小沢被告の共謀を裏付ける直接証拠のほとんどは採用されていない。弁護側にとっては有利となる展開だ》

《一方、指定弁護士側は小沢被告が土地購入に際して銀行の融資書類に自ら署名した事実や、資金の流れといった客観的事実を列挙。また、証拠採用された「平成17年分収支報告書の内容を小沢被告に報告した」とする池田光智元私設秘書(34)の調書を基に「16年分についても報告・了承があったことが認められる」とし、「秘書が独断で虚偽記載をすることはない」という当初の構図を維持している》

《法廷は地裁最大規模の104号。小沢被告が入廷する。濃紺のスーツに水色のネクタイ。左の襟には議員バッジを付ける。入廷の際に一礼すると、再び裁判長に向かって深く一礼した。女性弁護士の隣の席に座った》

《小沢被告はときおり鼻と目をこするなど、体調がすぐれない様子だ。花粉症なのだろうか》

 裁判長「それでは開廷します」

《「無罪請負人」の異名を持つ弘中惇一郎弁護士が立ち上がり、最終弁論の朗読を始める》

 弁護人「東京地検特捜部は被告に対し、ゼネコンなどから違法なカネを受け取ったのではないかという根拠のない妄想を抱いて、収賄の嫌疑をかけ、大規模な捜査を行ったものの、結局、嫌疑を裏付ける証拠を得ることができず敗北した」

 「本件は、その残滓(ざんし)である」

《冒頭から特捜部批判を繰り広げる弁護側。今回の事件を特捜部の「妄想」「敗北」「残滓」と強い批判の言葉を連ねた》

 弁護人「残滓であるとは、一つには本件が特捜部の想定した収賄事件としてでなく、収支報告書に関する政治資金規正法という形式犯としてしか起訴できなかったということである」

 「残滓であることのもう一つの意味は、検察官が想定したゼネコンなどからの不正な金銭収受が存在しないことが、本件が成立しえないことを明らかにしているということである。妄想から始まった事件は最後まで実在しないのである」

《弘中弁護士はここまで一気に読み上げると、ゼネコンとの関係について説明する》

 弁護人「特捜部は被告がゼネコンなどから違法に金銭を受領しているとの妄想にもとづき、全国から検事を動員し、建設業者らから徹底的な事情聴取を行った。まさに『特捜部と小沢との全面戦争』であった」

 「しかし、ゼネコンからの不法な金銭受領を裏付けることはできなかった。かろうじて供述を得ることができたのは『水谷建設からの1億円』だけであった。だが、これとて、最初の5000万円を受け取ったとされる石川の取り調べに当たった特捜部の□□副部長(法廷では実名)も、○○検事(同)も『あれはないんじゃないか』と心証を抱くような、事実として確認できたとは到底言い難いものであった」

 「特捜部は被告から(石川議員らが)受け取った4億円の出所に後ろ暗いところがあり、具体的には水谷建設からの1億円が含まれている可能性があるかのような取り調べを行った」

 「特捜部があえてこのような主張を行ったのは、石川らによる虚偽記入・不記載は被告から受領した4億円が違法なものであることを隠蔽しようとして敢行された、という動機が存在するかのように装うためであった」

《元秘書3人の1審判決では、「水谷建設からの裏献金1億円」や、それを隠す目的での虚偽記載が認定されているが、弁護側はこれを否定、強気の姿勢を見せる》

 「4億円の原資が違法なものであり、そのためにその存在自体を秘匿しなければならなかったということを指定弁護士は何ら立証していない。すなわち、本件裁判において、この4億円は被告が適法に所持していたものと取り扱われることになる」

《「本件裁判においては」とただし書きはついたものの、弁護側は続ける》

 弁護人「被告が適法に所持していた4億円の存在を秘匿するため、石川らがあえて違法な虚偽記入を行ったとしても、何も得られるものはなく、違法行為に手を染める必要性は皆無である」

 「指定弁護士による起訴は、『動機のない犯罪』が行われたとするものであり、不合理極まりないものである」

《「動機なき犯行」との主張を展開する弁護側。続いて、指定弁護士側が共謀共同正犯が成立すると主張した際に引用した最高裁判例である「スワット事件」についての解釈を述べる》

 弁護人「指定弁護士はこの決定を引き合いに出し、『実行者の犯行を止めることができる地位にいるものは、実行者が行う犯行を確定的に知って、これを容認し、実行者の犯行によって利益を受けるという関係にあるときは…』」

 「『共謀の日時場所を特定した謀議行為を認めることができず、実行者の行為についての認識が概括的にとどまっている場合でも、共謀共同正犯者としての刑責を負うことが明らかになった』として、本件でも共謀共同正犯が成立すると述べた」

《弘中弁護士はこれに対して反論する》

 弁護人「あたかもスワット事件の最高裁決定が、明確な謀議がなくても共謀共同正犯が成立する場合についての一般的な要件を示したかのような指定弁護士側の主張は、決定の趣旨を歪曲(わいきょく)して主張するものであり失当である」

 「スワット事件と本件とでは、事実関係が全く異なるのであって、共謀共同正犯が成立するということは到底できない」

《体調が悪そうな小沢被告。ハンカチを口にあて「ゴホン、ゴホン」と遠慮気味に2度せき込むと、丁寧にハンカチを折りたたみ、目元を拭いたあと、ポケットにしまった。弘中弁護士はスワット事件との違いを説明している》

弁護人「本件においては、収支報告書の虚偽記入が『常態化していた』という事実はなかったのであり、この点がスワット事件と本件との決定的な差異である」

 「スワット事件と本件とでは、過去に同様の違法行為が反復継続されていたか、被告と秘書らが終始行動をともにしていたか、秘書らの行為によって被告が直接的な利益を受けたかといったさまざまな点において事実関係が大きく異なる。被告に共謀共同正犯が成立する余地はない」

《さらに証拠によって明らかになった、具体的なシーンについても、共謀関係が成立しないとする主張を行う》

 弁護人「(問題の不動産の公表をずらすことについて)池田が石川から被告の了承を得ていると聞き、被告に対して平成17年分の支出に本件土地の代金を計上していると説明して、被告が『ああ、そうか』と述べたと仮定しても、その発言はむしろ関心の低さを示しているとも受け取れる」

 「指定弁護士の主張は失当であり、被告が共謀したと認定する余地はない」

《ここで弘中弁護士は一息つき、ペットボトル入りのお茶を飲む。「ぐびぐび」という音がマイクを通じて法廷に響く。そして4億円の原資についての説明を始める》

 弁護人「被告は法廷で4億円の原資について、具体的に詳しく説明している」

 「大半は両親からの金銭および、不動産の相続によって取得したもの。加えて議員歳費や著書の印税が原資だというものである」

 「保有していることを知られたくないような資金があった場合には、これを不動産購入費に充てるなどということは極めて不合理なことである」

《小沢被告は引き続き体調が悪そうだ。梅干しを口に含んだような険しい表情を浮かべ、弁護側の主張に聞き入っている》


【小沢被告最終弁論(2)】土地取得のずれは石川議員の「ドタバタ」が原因「周到な準備、ありえない」
《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第16回公判は、小沢被告の弁護士側による最終弁論が続けられている》

《小沢被告は時折、目の前の机に置かれた弁論要旨に視線を落としながら、読み上げを行う弘中惇一郎弁護士の言葉にじっと耳を傾けている》

《弘中弁護士は立ち上がり、弁論要旨を読み上げている。内容は、石川知裕衆院議員(38)=1審有罪、控訴中=ら元秘書の、土地購入の手続きや収支報告書作成に関する一連の行動についてだ》

 弁護人「平成16年と17年の記載はいずれも政治資金規正法にのっとったもので、虚偽記入や不記載とされるべきものはない」

 「仮に問題になりうるとしても、石川の行動は当初からのもくろみに基づくものではなく、その時々の状況の変化に応じた行き当たりばったりのものだった。回避しようと少しでも思えば、容易に達成可能なものだった」

 「(所有権移転の日を延期した)『期ずれ』は契約段階から支払日を16年中でなく、17年にすれば何の問題も生じなかった。収支報告書に被告からの借り入れを記載したくないと考えれば、容易にできた」

《弘中弁護士はゆっくりと朗読を続ける。小沢被告は落ち着いた様子で聞いている》

 弁護人「石川の行動は、取り調べた○○検事(法廷では実名)からも『もっとやりようがあったんじゃないか』といわれるほど、無計画かつ場当たり的なものと理解されていた。このようなドタバタぶりをみていれば、指定弁護士のいう『周到な準備と巧妙な工作』などは存在しないことは明らかであり、石川に犯罪を行う意図はなかったことを物語っている」

《弘中弁護士は石川議員の行動を『ドタバタ』と表現。『当初からの意図、計画に基づいて不動産の取得を17年にずらした』という、指定弁護士側の指摘は事実ではないと説明した。また、登記を先送りしたことも、元秘書の樋高剛衆院議員(46)から『政治的にどのような動きがあるか分からないから、時間的に余裕があったほうがいいのでは』と聞かされたからだ、とした》

 弁護人「石川はかねてから助言を受けていた樋高議員からそのようなアイデアを出されたため、これに従うことにした」

 「土地の取得は登記制度がある限り、公表され、隠すことはできない。政治団体の場合には土地取得の時期によって何年分の収支報告書に掲載されるかが決まるが、それだけのこと。したがって政治的判断として、時間的余裕を考えただけで、永続的に隠そうとしたわけではない」

《ときおり、小沢被告は顔をしかめるなど、疲れた表情を見せている。弁護側は秘書の裁量や自律性について話題を変えた》

 弁護人「石川を含む秘書は、被告が政治活動を十全に果たしうるようにするのが職務であり、相当程度の裁量が認められていた」

 「16年10月29日、銀行から被告の口座に4億円から利息分約450万円を天引きされた額しか振り込まれていなかったのに、(石川議員は)被告口座から陸山会口座に4億円を送金している」

 「この約450万円については被告が負担していることになるが、このことについて石川は事前に被告に報告や承諾を受けてはいなかった。石川はこの行為を独断で行ったのである」

 「(石川議員は)利息を補填(ほてん)しなくてはいけないと考えていたが、実際には17年7月に事務所を辞めるまで、何らの手当てもしていなかった。このように、石川は、普通の国民であれば年収に当たるような額を無断で引き出し、陸山会に振り込んでいる。石川は被告から高度の信用や信頼を勝ち得ていたため、被告の了解がなくとも、独自の判断で動かしたのである」

《このあと、弘中弁護士は、秘書が相当な裁量を与えられていた事実のひとつとして、小沢被告の携帯電話の処理を例にあげた》

 弁護人「石川は被告の携帯電話を管理していたが、その取り次ぎについては、『余計なことは取り次ぐな』と指示を受けていた。この指示は厳格に守られることが期待されており、現に石川は取り次いで叱責されたこともある」

 「被告の携帯電話を知っている人は近しい人と想定される。しかし、そのような電話でも、石川は自分で判断して『余計なものは取り次がない』ことをしなければいけなかった。このように被告を煩わさせる、あるいは無駄な時間を費消させることがないようにしていた」

 「このように、石川には相当の裁量が認められており、被告の利害に関することであれば、その全てを報告し、判断を仰いでいたかのように述べる指定弁護士の主張は失当である」

《さらに弘中弁護士は、登記の時期をずらしたことについて、石川は2カ月後に確実に本登記になると考えており、『この程度は秘書の裁量』と考えていても不自然ではないと指摘。指定弁護士側の『10月28日に16年分収支報告書に記載しない意志を固めた』という指摘についても、何ら指定弁護士側の立証がないとし、小沢被告と石川議員に共謀関係はないと断じた》

《つづいて、石川議員の後任として秘書になった、池田光智元秘書と石川議員との間に行われた引き継ぎについて言及した》

 弁護人「石川は池田にとって上下関係が非常に厳しい体育会系の政治サークルの4つ上の先輩で、『雲の上の存在』であり『伝説の人』であった。池田にとって石川は気安く話しかけたり、相談したりできる存在ではなかった」

 「石川は当時、次期衆院選の民主党公認候補に決定しており、選挙対策に多忙で非常にぴりぴりしていた。石川は『心ここにあらず』の状態で、池田への引き継ぎも不十分なものになっていった」

《池田元秘書は、石川議員からの引き継ぎをノートにメモしていたという。弘中弁護士はそのノートを『池田ノート』と呼び、その内容にふれながら、何が引き継がれ、何が引き継がれていなかったのかを明らかにしていく》

 弁護人「池田としては口頭で言われたことをメモにとるということで手いっぱいで、後々起こることを予想して問い返すほどの余裕もなかった。石川が退職する(17年)7月に、池田はまとめて聞けるよう、質問事項をまとめていたが、これも石川と池田の『微妙な距離感』が背景にあった」

 「石川は、被告の支援者との関係や接し方など、人間関係に関する引き継ぎは事細かに教えてくれたが、事務処理関係に関する引き継ぎは雑だった」

 「池田ノートには被告からの4億円を収支報告書に記載していないことについてはどこにも記載されていない。これは、石川、池田間で明確に引き継がれていなかったことを裏付けるものである」

《池田ノートには、定期預金の原資が小沢被告からの4億円であることや、4億円の返済方法や返済時期の記載がなかったという》

 弁護人「このことは、当時、石川も『先生からの4億円があるからな』と話した程度で、引き継ぎといえるほどの詳しい話はなかったことを裏付けている」

 「池田は『(『住』を『○』で囲った)マルジュウと記載された入金については気にしなくていいから』と石川から言われ、当時は被告からの4億円であるとは気づかなかった」

 「池田は16年中に支払われた土地代金を17年分の収支報告書に計上するよう石川から引き継ぎを受けていたが、話しぶりは何か普段と違うようなことはなく、当然の処理で問題がないという印象だった」 

 「池田は登記を17年1月7日にした詳しい事情は聞かされていない。池田が知る事情は所有権移転登記がされたのは、1月7日ということであり、その日にあわせて土地代金を計上するという事実のみである。池田には、所有権移転登記が実態を欠く虚偽の登記であるという認識は全くなかった」

《弘中弁護士は、池田元秘書も石川議員同様、小沢被告に報告しなかった理由について、こう述べた》

 弁護人「所有権移転の時期を変更したことは石川時代のことであり、池田が改めて被告の了解を得るべき事項ではない」

 「そもそも、政治家の秘書の役割は、政治家を政治のことに専念させることにある。そして、被告の頭の中には、常に政治や選挙のこと、国会運営のことで頭がいっぱいだったのであり、政治団体の会計処理を始め、後援会の事務処理などについてはもともと関心のない、あるいは関心の極めて薄いことだった」

 「被告は、各政治団体の収支報告書には全く関心がなく、報告など受けていなかった」

《弘中弁護士が『ここがきりがいいので…』と告げると、大善文男裁判長が休廷を告げた。再開は午後1時半からだ》

《まず、傍聴人の退廷をうながす大善裁判長。小沢被告は休廷が告げられても表情を崩すことなく、席に座ったまま、じっと前を見据えていた》


■【小沢被告最終弁論(3)】
節約は「政治家の心構え」 報告聞かないのとはレベルの違う問題
《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の公判は約1時間半の休憩を挟み、午後の審理が再開された》

《引き続き、弁護側の最終弁論が続けられる。大善文男裁判長が小沢被告の入廷を呼びかける。少し間があいて姿を現した小沢被告。大善裁判長に一礼した後、ゆっくりと席についた。手には茶の紙袋を持っている》

《検察官役の指定弁護士側は、小沢被告が土地購入のために秘書らに用立てた4億円が表に出せない金であったと推察。秘書らが存在をあらわにさせないように登記時期をずらすなどしたと論告で指摘した。弁護側は、この点への反論から入る》

《弁護側は元秘書の石川知裕衆院議員=1審有罪、控訴中=と、池田光智元秘書=同=との間の引き継ぎ状況がうまく行っていなかった点を挙げ、言い切る》

 弁護人「仮に石川に被告からの4億円を隠す計画的な意図があったのであれば、石川は、そのつじつま合わせの方法を池田に具体的に指示していなければ不自然かつ不合理である」

《弁護側は、こう指摘した上で、隠蔽(いんぺい)の意図は毛頭なかったと主張。小沢被告の提供した4億円についても言及していく》

《小沢被告は平成16年10月、土地購入の資金4億円を石川議員らの求めに応じて提供する際に「ちゃんと戻せよ」と伝えたという》

《指定弁護士側は、この点を挙げ、4億円は小沢被告が陸山会に対しての「貸し付けだった」とし、16年分の収支報告書に計上しなかったことは、虚偽記載にあたるとしていた》

《弁護側は、この点についても反論する》

 弁護人「被告が4億円を渡した時点では、この4億円を、どのような形で利用するかについては、何も決まっていなかった」

《弁護側は、こう切り出した上で、(1)そのまま土地購入などの支払いに充てられる(2)4億円を担保にして、小沢被告名義で定期預金を組み、それを転借する方法−などの選択肢が4億円の提供時点にはあったとした》

《その上で、弁護側は今回採られた(2)のケースでは、提供時点では消費貸借目的ではなく、少なくとも貸し付けではなかったと強調し、こうまとめた》

 弁護人「こうした実態に照らせば、被告が4億円を渡した時点で、被告と陸山会との間に金銭消費貸借契約が成立したとは評価できず、この時点で陸山会の収入となったは評価できない」

《さらに弁護側は続ける。指定弁護士側は、石川議員が、手渡された4億円を陸山会の複数の口座に分散入金していた事実を挙げて、小沢被告からの貸し付けを隠蔽する意図があったことを印象づけた》

《弁護側はこの行為についても、4億円が提供時に使途が未確定だったとした上で反論する》

 弁護人「被告が陸山会に用立てる4億円を、石川が被告の秘書としての立場で預かり、石川が陸山会名義の預金口座を管理する立場にあったことから、被告が預かった4億円を保管する場所として、便宜的に陸山会名義の預金口座を利用したものと解するべきである」

 「このように、石川が被告から4億円を受け取り、陸山会名義の預金口座に入金した時点では、被告と陸山会との間に金銭消費貸借契約は成立しておらず、陸山会の収入となっていないので、収支報告書に計上する必要はない」

《弁護側は、政治資金収支報告書の記載状況にも踏み込む》

 弁護人「不動産の取得を収支報告書に記載する場合、当該不動産の所有権が取得者に移転した日を『資産』の取得日として計上するのが原則的な会計処理であると考えられる」

 「従って、本件においても、いつの時点で本件土地の所有権が不動産会社から陸山会に移転したといえるのかを検討しなければならない」

《こう述べた後、弁護側は、不動産会社など当事者から時期をずらずことに異論が出ていなかったとして正当性を訴える》

 弁護人「石川としては、それがいかなる法的意味を有しているかまでは別として、少なくとも『平成16年分の収支報告書に記載すべき取引』ではなく、『平成17年の収支報告書に記載すべき取引』にしたい程度の意向を持っていたことは明らかである」

《いつもは、じっと目を閉じて前を向いている小沢被告だが、この日は、時折まゆをひそめるなどし、うつむく場面が多い》

《弁護人は、政治資金規正法上からも適正に記載がなされたと主張。検察官役の指定弁護士の論告に対する細部についても反論していく》

《石川議員の公判での供述を例に挙げるなどし、指定弁護士の論理矛盾を次々と訴える。さらに…。小沢被告が会計処理などについて、秘書まかせにしていたとする点の合理性も述べる》

 弁護人「秘書に任せたことは秘書にその判断でやらせ、被告が口だしすることもなく、また秘書の方もいちいち報告することもなかった」

 「特に、事務的な問題は完全に秘書に任せていた。これは事実であり、政治家である被告と秘書との役割分担からしても自然なことだった」

《弁護側は、小沢被告が会合や国会、各種委員会など多忙な業務を抱え、政治活動からほど遠い、後援会事務にあたる政治資金収支報告書の作成に関与しないのは当然のことだと主張した》

《さらに、小沢被告が常々、秘書らに節約を心がけるように指導していていたことから、政治資金の収支報告を聞いていなかったのは不自然とした指定弁護士側の指摘にも答える》

 弁護人「費用について心がけるというのは、人間としてあるいは政治家としての心構えの問題であり、個別の事務遂行を秘書の裁量に委ねていたということとレベルの異なる問題」

《反論を続ける弁護側。小沢被告は、イスを座り直したり、うつむく場面もみられるなど、少し落ち着かない》


■【小沢被告最終弁論(4)完】
「私も『起訴議決』と誤った判断をしていただろう!」
《資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる虚偽記載事件で、政治資金規正法違反罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第16回公判は、弁護側による最終弁論が続いている》

《弁護側は小沢被告に政治資金規正法違反罪について、小沢被告が罪を犯す動機がないことを論じている。弁護側は午前の最終弁論でも、「動機なき犯行」ということを繰り返し強調している》

《指定弁護士側はこれまでに、動機として小沢被告が「巨額の現金を有していること」と「巨額の現金を利用して土地を購入したことが明らかになることを避けたい」という理由を主張していた》

 弁護人「そもそも、被告が相当額の資産を有しており、手元に多額の現金も有しているであろうということは、周囲の人間は十分認識していた」

 「17年秋に新聞各紙が、被告は陸山会に4億円を貸し付けたと報じたが、被告がそのような多額の資金を有していることを意外なこととした報道は全くなかった」

 「もともと、被告が父親から多額の資産を相続したこと、長年の政治家としての活動ぶり、居住している邸宅の状況、多数の著書、被告の妻が資産家であることなどは広く知られている」

《こうした理由を並べ弁護側はこう指摘する》

 弁護人「指定弁護士の述べる動機は、およそ『合理的な動機』とはほど遠いものである。合理的な『動機』が認められないということは、すなわち犯罪が存在しないということを意味している」

《小沢被告は背筋をぴんと伸ばし、目をうっすらと開け正面をじっとみつめて聞いている。時折、人さし指で鼻をこする》

《続けて、弁護側は検察審査会による小沢被告の起訴議決が無効であるということを説明する》

 弁護人「『小沢との全面戦争』を掲げた検察が、組織的に違法・不当な捜査を行ったうえで、重大な違法行為により、検察審査員らを錯誤に陥らせた」

《弁護側は、「取り調べの可視化で冤罪(えんざい)防止」などの政策を掲げ、21年の衆院選で政権交代を目指す民主党に対し、東京地検特捜部が「全面戦争」を挑み、小沢被告を捜査対象として訴追し、有罪判決を獲得しようとしたと説明。検事が40〜50人、検察事務官を含め100人態勢で、大規模な組織的捜査が行われたと説明する》

《また、取り調べの過程では「検察官による威圧があった」と違法性を強調。捜査の結果、検察側は小沢被告は不起訴となったが、検察審査会に対し、違法な取り調べで作成した証拠を「あたかも適正に作成され、真実が記載された内容のものであるかのように装って提供した」と指摘する。そして、こう結論づける》

 弁護人「東京地検特捜部が検察審査員らを錯誤に陥らせることがなければ、8人以上の賛成を必要とする起訴議決に至らなかったことは、容易に推認できる」

《そして、弁護側はこうした検察の捜査の違法性に基づいた「検察審議会の誤った判断だった」ことを訴えたうえで、次のように指定弁護士側に反論する》

 弁護人「検察審査会の起訴相当議決を受けて行われた再捜査の過程において、◯◯検事(法廷では実名)が内容虚偽の捜査報告書を作成するという職務犯罪に及び、さらに、その報告書を利用して、東京地検特捜部が検察審査員らをして、石川供述の信用性評価を誤らせたという事案である」

 「それを、単に検察審査員が証拠評価を誤ったにすぎない、(捜査報告書は)検察官の単なる内心で、審査手続きとは無関係であるとする指定弁護士の主張は、問題の矮(わい)小(しょう)化であって、失当である」

《弁護側は、指定弁護士側の主張を完全否定し、再度繰り返す》

 「起訴議決はその審査手順において、検察官が極めて悪質かつ重大な職務犯罪を伴う一連の偽計行為に及び、それによって検察審査員らを重大な錯誤に陥らせ、行われたものであるから、無効である」

《そして、5カ月に及んだ公判における弁護側の結論を述べる》

 弁護人「起訴議決は無効であり、公訴提起の手続きはその規定に違反したため無効であるから、判決で公訴が棄却されるべきである」

 「また、収支報告書不記載・虚偽記入の共謀共同正犯が成立するなどとする指定弁護士の主張は失当であり、いかなる観点からも、犯罪の証明がなく、被告が無罪であることは明らかである」

《弘中惇一郎弁護士が最終弁論を終え、ちらりと左腕の腕時計に目を落とした》

《大善文男裁判長が小沢被告を証言台に促すと、小沢被告は「はい!」と大きな声で返事をして、素早く法廷の中央に立った》

 裁判長「審理を終えるに当たり、意見があればどうぞ」

 被告「はい!」

 裁判長「長くなるようなら座ってもいいですよ」

 被告「10分もかからないくらいですので…」

《小沢被告は着席を断り、立ったまま意見陳述を始める》

 被告「裁判長のお許しをいただき、本裁判の結審に当たり、私の見解を申し上げます」

《最終弁論の最中は、険しい表情で体調が悪そうにも見られたが、一転、はっきりとした大きな声で、A4版の紙に書いてきた意見を読み上げる》

 被告「5カ月前、私は指定弁護士による起訴状に対し、次のように申し上げました」

《そして、初公判で語ったことを再び繰り返し主張する。特捜部の捜査は政権交代を目前に、民主党代表だった自分を政治的・社会的に抹殺することが目的だったこと▽検察による議会制民主主義の破壊行為であること▽罪に問われる理由がないこと−などをとうとうと語り、「これまで15回の公判を経て、ますます鮮明になったと思います」と強調する》

《そして、政治資金規正法の制定以来、これまで政治資金収支報告書に間違いや不適切な記載があった場合、実質的な犯罪を伴わない限り、「検察のいう虚偽記載」を含めて、「例外なく全て、報告書を修正することで処理されてきました」として、検察批判を展開する》

 被告「(前田恒彦元検事が法廷で)『これは特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢を挙げられなかったら特捜部の負けだ』と言われた、と証言したように、推定無罪どころか、最初から『有罪ありき』の捜査、立件でした」

 「形式的には証拠裁判主義に則って、私を2度不起訴にしておきながら、その実、不当・違法な捜査で得た供述調書と、『小沢有罪ありき』の捜査報告書を、東京第5検察審査会に提出することで、同審査会の議決を『起訴議決』へと強力に誘導しました」

《そして、◯◯検事(法廷では実名)が、石川議員が供述していない事実を捜査報告書に記載し、検察審査会に提出したことについて、批判を連ねる》

 被告「その悪質さは、厚生労働省元局長、村木厚子氏の虚偽公文書作成事件で前田元検事が証拠を改竄した事件を上回るのでないかと思います」

 「仮に、それら捜査報告書と供述調書が他の政治家に関するものであり、かつ私がそれを審査する検察審査員の一員だったとしたら…」

 「私も『起訴議決』と誤った判断をしていただろうと思うほど、強烈で執拗な工作であります!」

《自分ですら誤った判断をしただろうと推察する小沢被告。さらに検察批判を強める》

 被告「検察の手法には、司法の支配者然とした傲慢ささえうかがわれます!」

《「傲慢」にアクセントを置き、声を荒げる。力みすぎているのか、胸の前で両手で持った紙の束が震えている》

 被告「事実、東京地検は公判開始の9カ月も前の昨年1月に、○○検事ならびに特捜部副部長による捜査報告書の虚偽記載の事実を把握しておきながら放置、黙認し、指定弁護士にも裁判所にも、私の弁護団にも一切伝えなかったと報道されています」

 「とくに指定弁護士が強制起訴手続きを行う前に、その事実を把握していたのに指定弁護士に知らせなかったのは、言語同断であると思います」

《そして再び語気を強める》

 被告「野党第一党の代表である私を強制捜査することで政権交代を阻止しようとし、政権交代後は与党幹部である私を強制捜査、強制起訴することで新政権を挫折させようとした」

 「検察は2年間もの長きにわたって、不当・違法な捜査を行い、強力に政治への介入を続けました」

 「それはまさに議会制民主主義を破壊し、国民の主権を冒涜、侵害した暴挙というしかありません」

《そして、検察審査会の起訴議決については、東京地検が捏造した違法不当な供述調書と捜査報告書に基づく「誤った判断」と指摘し、「その正当性が失われたことが明白」として改めて主張する。声は大きいままだ》

 被告「私にはいかなる点でも罪に問われる理由はありません。私は無罪です」 《そしてもう1度繰り返す》

 被告「私にはいかなる罪にも問われる理由はありません。政治資金規正法の言う『虚偽記載』に当たる事実はなく、ましてや私が虚偽記載について元秘書と共謀したことは絶対にありません」

《無罪を主張した小沢被告はさらに続ける》

 「東日本大震災からの復興は丸1年経っても本格化するに至らず、福島第1原子力発電所の事故は依然として収束の目途すら立たず…」

《さらに、円高による国内経済の不安、欧州の金融危機による世界恐慌の恐れなど世の中の問題を次々と挙げ、「立て直しは一刻の猶予も許されない」と危機感をあらわにした》

 被告「そのためには、検察、法務官僚による政治の壟断(ろうだん)に即刻終止符を打ち、速やかに政党政治に対する『国民の信頼』を取り戻して、議会制民主主義を機能させねばなりません!」

 「裁判長はじめ裁判官の皆様におかれましては、見識ある公正なご判断を下されるようお願い申し上げ、私の意見陳述を終えます」

《小沢被告はこう述べた後、裁判長らに「ありがとうございました」と大声で礼を述べ、深く一礼して席に戻ると、大声を出し声がかれたのか、右手で喉をさすっていた。判決は、4月26日午前10時から言い渡される》



s-小沢一郎僕には夢がある

  この投稿者の方と思いは同じです。
  「冤罪」 だと分かっていて、ナニも出来ないのが悔しいですよ!!!
  東京地検特捜部なんて解体すればいいのです。
  指定弁護士の3人も弁護士の任にあらずです。
  「冤罪大量製造機」 と、
  「冤罪大量製造機」 の片棒を担ぐ弁護士三人!
  「法の正義」 なんてあったもんやない!!!
    


国民生活の命運を決する謀略裁判の全ての公判資料を開示されたい!
弘中惇一郎主任弁護士および小沢事務所にお願いする。


お願い:

1)弘中弁護団の「陸山会事件」最終弁論全文をネットで公開する。         

2)検察官役弁護士による論告求刑を全文を公開する。

3)捜査報告書(操作用報告書)など マスコミはリークなどの”独自取材”により発表している本件裁判に関わる資料については、全文を公開すること(マスコミの恣意的に切り刻んだモノは、国民の判断の材料には成り得ないた               

4)その他、弥永真生筑波大教授(商事法)の証言など国民の正しい理解に必須の資料はこれを開示すること                              
5)公判ごとに開かれる小沢弁護団の記者会見は必ずネットでライブ放映をすること(TV局は新聞と同じく意図的省略が多く国民の判断材料を提供していない)を望みたい。

なぜ裁判情報の全てが必要か

いわゆる陸山会事件は、日本国民の過半が政権を委ねる事を決めた際の民主党党首小沢一郎氏に対する司法当局(検察三庁)による“組織的な不正”(大善裁判長)が認められた捏造証拠(検事調書捏造・捜査報告書偽造など)を根拠とする冤罪作成システムによる国策裁判であることが、公判ごとに明らかになってきている。
 
それはすでに、スターリン独裁下での大粛清につながる”ブハーリン裁判”(モスクワ裁判)に匹敵するような”政治裁判劇”との見方が広がっているが、検察側の(および検察官役弁護士の)”無理を重ねた”論理の破綻は、自動的に”無理に証拠を捏造”せざるを得ず、三権分立という名のもとに司法(裁判所)が、戦後史において今まで担ってきた役割についても不信が募り、根本的な歴史の見直しも必要になってきたと思われる。
 
すなわち、この国の戦後史においては、司法当局こそが特捜部を尖兵にしながら、政権の人事権を、すなわち国家の人事権を掌握していた事が明らかにされつつある(田中角栄・小沢一郎氏に対する検察・司法の対応に著しいが、孫崎氏のTwitterにて「検察は日本の政治家を抹殺するための道具として動いて来た。田中角栄の外にも。芦田均首相」があると、「芦田は逮捕される前から政界引退と引き替えに事件捜査の打ち切りを検察から示唆されていた」と9Mar. magosaki_ukeru必読。
 
この色々な意味で“歴史的な裁判”を傍聴したいが、司法記者クラブが110席のうちの59席を事前に裁判所から配分され、大手マスコミによる裁判所構内での実質的ダフ屋行為による、傍聴券・権確保のためにアルバイトを雇い入れ、マスコミの紙面・画面を飾るだけの意味も必要もない挿絵画家を何名も入場させるなどにより、一般国民の傍聴が極端に制限されている(江川紹子女史だけがスポーツ紙連載を続けているのみ)。一方、マスコミは59席を数名で順番に速記するなどの体制を整えているので、実質的には200名近い記者が張り付いて裁判記録を独占しているが、国民読者に対しては、産経新聞が「法廷ライブ」でかなり詳細な記録を恣意的なコメントを付けて公表しているだけで、他のマスコミの報道は恣意的な部分の報道であり、本来の「報道」に値する事実を伝えない。
 
マスコミは検察からのリークに当っては、必要以上に拡大・拡声するが、自分たちが大人数をかけて”取材“したものに関しては、極端に矮小化した報道しかしないのが この間の小沢裁判で顕著である。この小沢裁判は、弘中氏の法廷技術的に決着をすれば良いような類の裁判ではなく、勿論、小沢一郎個人の裁判でもない!

 小沢裁判は 国民すべての運命に直結する裁判である。
 小沢裁判は 国民生活そのものの命運を決める裁判である。

日本国民が、始めて政権交代やむなしと判断した際の野党党首小沢一郎に対する既存権力総体による謀略であった事が明白になっているが、国民の運命を決する裁判であり、Real Timeに国民生活の全てに関与してくる裁判であるとの認識から、国民全てが傍聴券を取得できたかどうかに限らず、ライブで、生で、裁判のすべてに臨場し、裁判長・検察役・弁護士の一挙手一動を感じ、聴き、洞察し、推認を重ね、そしてそれぞれが自分で判断したいという人間としての欲求を持つ。
 
自分たちの運命を、自分たちの家族、子供たちの運命を“デッチ上げ裁判“に委ね、 歪曲技術に長けたマスコミの発表に依存したくないのだ。

 日本の裁判史上、これだけ多くの国民が 自分の裁判として捉えた裁判はない!
 小沢裁判こそが 司法権力が守ってきた既得権益者層の大改革なくしては
 民主主義社会の構築は無理であることを、
 司法においてこそ抜本改革が必要であることを
 すべての国民に 分かりやすく あからさまにした。

  お天道様が照らし出してくれたものと感謝すると共に、
  ここまで、「一途に無理を重ねられてきた」司法当局の皆様にも
  併せて感謝を申し上げたい。
 
 「無理を重ねれば、誰にも道理が見えてくる」(阿修羅投稿2012 年 2 月 27 日)


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