『Black Box』上梓 伊藤詩織さんが「逮捕状を握り潰した」警視庁刑事部長を直撃




荻上チキ 詩織さんに聞く。性犯罪法改正の国会討論の機会が圧殺された


■2017.6.8 木曜日02:50
放送ログ 音声あり
【音声配信】「詩織さんのインタビューから考える〜性暴力被害と司法やメディアの問題とは」
▼6月7日(水)放送分(TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」22時〜)

TBSラジオ『荻上チキ・Session-22』(平日22時〜生放送)
新世代の評論家・荻上チキがお送りする発信型ニュース番組。

ジャーナリスト詩織さんへのインタビューから考える、
性暴力被害をめぐる司法やメディアの問題とは

番組では、元TBS記者でフリージャーナリストの山口敬之氏による性暴力被害を訴え、検察による不起訴処分に納得がいかないとして検察審査会に不服申立てを行ったジャーナリスト、詩織さんのインタビューを行いました。また「法に触れることは全くしていない」としている山口氏にも取材を依頼したところ、メールでの回答を得たのでその内容も紹介しています。(※2017年9月21日付けで検察審査会は山口氏について「慎重に審査したが、不起訴処分を覆すに足りる理由がない」として、「不起訴は相当」と議決したことを発表。山口氏の不起訴処分が確定しました)
※性暴力被害についての辛い体験をお話いただいています。フラッシュバックなどが懸念される方はご留意ください。


憲法学者の長谷部恭男教授の言葉。
安倍晋三首相が提案した9条1項2項を残しつつ、自衛隊の現状を憲法に書き込むという議論。
9条1項2項が残されたとしても、それと矛盾・衝突する新たな条項が書き込まれれば
「後法は前法に優先する」という法原則に基づき、1項2項は死文化する。
「現状を書き込む」というレトリックは安保法制を合憲化するという結果を超え、
自衛隊の任務を限定してきた従来の憲法解釈を葬り去ることにつながりかねない。

    当  ブ  ロ  グ  へ  の
    皆 様 の ご 支 援 に 感 謝 致 し ま す! あ り が と う ご ざ い ま す!







レイプ被害で手記 伊藤詩織氏「ブラックボックスに光を」注目の人 直撃インタビュー

■2017年11月13日 日刊ゲンダイ (資料)
レイプ被害で手記 伊藤詩織氏「ブラックボックスに光を」 注目の人 直撃インタビュー
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/217304


警察では「この業界で働けなくなる」と繰り返し聞かされた/(C)日刊ゲンダイ

 司法記者クラブで開いた衝撃の会見から5カ月。安倍首相と昵懇な間柄の元TBSワシントン支局長の山口敬之氏から受けたレイプ被害を告発した女性ジャーナリストが手記「Black Box」(文芸春秋)を出版し、反響を呼んでいるジャーナリストの伊藤詩織氏。準強姦容疑で進められた捜査は、警視庁上層部の指示で逮捕目前に見送り。嫌疑不十分による不起訴処分に矮小化され、不服を申し立てた検察審査会の議決は不起訴相当だった。この国の司法制度は一体どうなってしまったのか。

■真相究明を求め民事訴訟を提起

  ――手記では事件に至る経緯から捜査過程を含む一連の流れを克明につづり、被害者支援制度の不備などにも言及しています。

 私が性暴力被害を受けたのは2015年4月でした。直面した捜査のあり方や司法制度、助けを求めた医療機関やホットラインをはじめとする被害者支援体制の問題などについての記録や調査、取材をもとにまとめたノンフィクションです。

  ――警察に訴えてから被害届の提出、告訴状の受理まで1カ月を要しました。

 密室での出来事だという理由で、捜査員や担当検事の口からは「ブラックボックス」という表現が何度も出てきました。「相手は有名で地位もある。この業界で働けなくなるかもしれない」とも繰り返し聞かされ、性犯罪としての捜査は難しいからと、被害届の提出も考え直すように言われました。

 この問題と2年以上向き合う中で、警察や検察に存在するたくさんのブラックボックスにも気づいたんです。個人的な経験を公に明かすことになりましたが、このブラックボックスに光を当て、箱を開くきっかけになることを願っています。

  ――9月に不起訴相当を決定した検察審の議決理由は「慎重に審査したが、検察官がした不起訴処分の裁定を覆すに足りる事由がない」と記されているだけでした。「慎重審査」の中身がサッパリ分かりません。

 検察審は申立人やその代理、証人を尋問することがあります。ですが、私も代理人弁護士も呼ばれることはなく、議決理由の説明もありませんでした。

 申し立ての際、特に注記を付けてお願いしたのが、ホテルの防犯カメラ映像についてです。会食後に乗車したタクシーから私が抱えられるように降ろされ、ホテルに引きずられていくシーンを静止画ではなく、動画で見てほしいと伝えたのですが、実際に証拠が動画で提出されたのかどうかさえ分かりません。こうした疑問点について検察審に質問状を送りましたが、検察審査会法26条(審理非公開)を根拠に回答をいただけませんでした。

  ――ゼロ回答だったんですか?

 唯一分かったのが、審査員の男女比と平均年齢です。男性7人、女性4人、平均50.45歳とのことでした。男女でとらえ方が異なる可能性のある事案にもかかわらず、審査員の男女比を半々に近づけていただけなかったことも非常に残念です。

  ――真相究明などを求め、山口氏を相手取って東京地裁に民事訴訟を起こしたそうですね。

 法廷で初めてお互いが事実関係を主張し、それをもとに第三者による公平公正な判断が下されることになります。提訴にあたって提出した資料は、検察審への申し立て資料とほとんど変わりはありません。

  ――民事訴訟提起を理由に、山口氏は「月刊Hanada」に全20ページに及ぶ反論手記を寄せました。伊藤さんが訴える「デートレイプドラッグを使用された可能性がある」「意思に反してホテルに連れていかれた」「意識不明の状態で性行為が行われた」といった点を含め、疑惑を全面否定しています。

「あえて伏せている」などと指摘された点は、会見や手記ですでに説明していることばかりでした。読み比べれば分かっていただけると思います。

  ――米ニューヨークでの2人の初対面の状況についてですが、伊藤さんは「学費を稼ぐためにアルバイトしていたピアノバー」としているのに対し、山口氏は手記で〈私があなたに初めて会った時、あなたはキャバクラ嬢でしたね〉と強調しています。

 手記に書いた通り、当時は学費の足しにするためにベビーシッターやピアノバーでアルバイトをしていました。山口氏と会ったのはピアノバーで、お酒が提供される場所ではありましたが、私は「ジャーナリズムを勉強している学生です」と話しましたし、その後も学生の立場でお会いしています。

 山口氏のほかにも、ネット上には私について韓国人だとか左翼だなどと、事実ではない書き込みをする人がいます。誰であろうと、どんな立場であろうと、性暴力の対象になっていいはずはありません。重要なのは、この事件に関して私も山口氏も認めている事実、捜査や証言で明らかになった客観的事実が9点あることです。

■私も山口氏も認める9つの事実

▼当時TBSワシントン支局長だった山口氏と私は、支局で働くために必要な就労ビザについて話し合うために会った

▼山口氏に会ったのは3回目で、2人きりで会ったのは初めてだった

▼そこに恋愛感情はなかった

▼私が「泥酔した」状態だと山口氏は認識していた

▼山口氏は投宿先ホテルに私を連れて行った

▼性行為があった

▼私の下着のDNA検査で、山口氏のものと過不足なく一致するY染色体が検出された

▼ホテルの防犯カメラ映像、タクシー運転手の証言などの証拠を集めて警察は逮捕状を請求、裁判所が発付した

▼逮捕当日、山口氏の帰国を待ち受けて成田空港に捜査員が詰める中、警視庁の中村格刑事部長(当時)の判断で逮捕状執行が止められた

 これだけの事実があっても、現在の日本の司法制度では起訴されませんでした。

外国特派員協会の会見には100人超が詰めかけた(C)日刊ゲンダイ

個人的な話と考えるなら忘れた方が良かった

  ――逮捕見送りの判断をめぐり、中村氏に何度も取材を試みているそうですね。


 当初事件を担当した警視庁高輪署の捜査で集めた証拠などをもとに逮捕状が請求され、東京地裁から逮捕状が出されました。それが逮捕目前に中村氏の指示で執行が差し止められた。松本純国家公安委員長(当時)が国会で「警察署の捜査に関して警察本部が適正捜査の観点から指導を行うのは通常のこと。警視庁が告訴を受理し、法と証拠に基づき、必要な捜査を遂げた」と答弁していましたが、私にとっては全く不十分な説明でした。具体的な理由は判断を下した中村氏しか知り得ない。中村氏に何としてもお答えいただかなければならないと思い、何度も取材を申し入れていますが、いまだに何の回答も得られていません。

  ――司法記者クラブでの会見、手記出版に続き、外国特派員協会でも会見をされました。この5カ月で、世間の関心は高まっています。

 私が告発を決めた理由のひとつは、自分に起きた事実を大切な人に置き換えて考えたことです。妹や友人が同じ状況に置かれてしまったら、彼らはどういう道をたどるのか。私が胸の内にしまい込むことで、同じようなことが繰り返されるのはとても苦しい。それに、自分で真実にフタをしてしまえば、真実を伝えるジャーナリストとしては働けないと思ったんです。

 どんな時代でもどんなところでも起こり得ることで、遠い誰かの話ではないことを知ってもらいたい。捜査方法や司法制度を改め、社会の意識を変え、レイプ被害者への救済システムの整備が必要です。それを考えるきっかけをつくりたいんです。自分自身がこの問題を個人的な話と考えるのなら、忘れた方が良かったと思います。
(聞き手=本紙・坂本千晶)

▽いとう・しおり 1989年生まれ、28歳。高校時代に渡米、ホームステイを経験。米国の大学でジャーナリズムと写真を専攻し、15年に帰国後、フリーランスで活動。エコノミスト、アルジャジーラ、ロイター通信など、海外メディアを中心に映像ニュースやドキュメンタリーを発信。






  詩織さんレイプ犯としてDNA証拠も揃い裁判所から逮捕状も出ていた山口敬之氏を
  逮捕するなと指示したのは菅官房長官の元秘書官だった警視庁刑事部長中村格氏
  その中村格氏に逮捕をするなと指示したのは誰ですか?
  これくらいの質問を記者の皆さん菅官房長官にしてください
  =以上=
  
  逮捕当日、山口氏の帰国を待ち受けて成田空港に捜査員が詰める中、
  警視庁の中村格刑事部長(当時)の判断で逮捕状執行が止められた

  そういうことですよね!
  逮捕状まで出ていて、
  どうして逮捕するなと中村格氏が指示したのか?  
  中村格氏にそうしろと指示を出したのは誰なのかと?

  それが知りたい!!!



■週刊新潮 (デイリー新潮)2017年7月13日号掲載 資料
「山口敬之」を救った刑事部長の出世 菅官房長官からの絶大な信頼
https://www.dailyshincho.jp/article/2017/07130800/?all=1

*「山口敬之」を救った刑事部長と内閣情報官の栄達(上)
 通常国会が閉じ、官僚たちの人事の夏が到来した。総理ベッタリ記者・山口敬之元TBSワシントン支局長(51)への準強姦逮捕状を握り潰した警視庁の前刑事部長、更に総理のペットと称される内閣情報官に栄達の話が。政権と運命を共にするエリートの人生すごろく。
    ***
 内閣人事局が設置されたのは、2014年5月のことである。

「国家公務員の幹部人事を一元管理する内閣官房内の組織で、安倍さんが政治主導を極めるために作ったもの」
 と、政治部デスク。

「局長は官房副長官の萩生田(光一)さんですが、実際は菅さん(義偉官房長官)が全部決めている。例えば、『ふるさと納税』を推進する菅さんと意見が合わなかった総務次官候補の昇格が取りやめになったことがありました。この候補については大臣も太鼓判を押していたにもかかわらずです」

 ありきたりの人事に風穴を開けるとは聞こえが良いが、何のことはない。安倍一強が続く限り、官房長官に睨まれれば見捨てられ、媚びれば逆転も可能という虚しき人生すごろくが霞が関で生まれたに過ぎない。

〈経産次官に嶋田氏〉
〈厚労次官に蒲原氏〉

 通常国会が延長なしで閉じられた後にやってくるのは、他ならぬ、官僚たちの人事の夏である。

■オフレコ懇談

 6月最終週の新聞紙面に躍った各省庁のトップ人事について、6月29日夜、菅官房長官と番記者とのオフレコ懇談の場でのひと幕を、政治部記者が打ち明ける。

「度重なる人事報道に長官は“怒ってるよぉ”と笑い、番(記者)が文科省の人事が出ていないと冗談めかすと苦笑い。今後、人事を改める可能性には、“変えてやるよ。どこかは訂正の記事、出すことになるんじゃないの”という反応でした」

「菅さんが全部決めている」の言葉がよみがえってくる。ところで、菅氏はこの日午前の記者会見で、官邸批判の急先鋒として送り込まれた東京新聞社会部の女性記者と対峙していた。彼女が総理ベッタリ記者こと、TBSの元ワシントン支局長・山口敬之氏の準強姦疑惑に関し、検察審査会に申立をした詩織さんに言及。そして大要こんなやりとりをしている。

記者:当時の中村格(いたる)(警視庁)刑事部長、現・警察庁組織(犯罪)対策部長の判断で、当日の逮捕が取りやめになったことは事実として出ております。この中村さんに関し、菅官房長官が将来的に警察庁長官(への昇格)を考えているというお話を聞きました。

菅:(倦むように笑って)そういう憶測だとかですね、そういうことについての質問は控えてほしいと思います。ご本人の将来に関わることでしょう。

 将来に関わると言ったその口を拭って、当夜、報道が出た後に人事を弄(いじ)ると豪語する。そんな官房長官が寵愛する前刑事部長が直面する人事の夏を見て行こう。

■長官・総監への「総審」

「格さんは、警察庁の総括審議官への就任が確実視されています」
 とは社会部デスク。

「このポストは、長官・次長・官房長の下に位置するもので、任務は国会対応や庁内の諸々のことへの目配りなど多岐に亘る。現在の長官と次長、そして警視総監もみな、この『総審』経験者ですから、ここから上が約束されたようなもの。格さんは“一国一城の主”といわれる都道府県の本部長を一度も経験していませんから、総審の後に神奈川あたりの本部長をやって再び警察庁に戻ってくる流れでしょう」

 以前に本誌(「週刊新潮」)は、山口元支局長不逮捕の件で中村氏を直撃しているが、その際に、

〈(逮捕は必要ないと)私が判断した〉
 と主張。個別具体の案件に答えるのは官僚の矩(のり)をこえているという声もあがったし、更にご当人は周辺に、

〈なんで2年前の話が今ごろ出てくるのか、不自然でしょ。女も就職の世話をしてほしいという思惑があったから飲みに行ったのであって所詮男女の揉め事。彼女は2軒目にも同行しているんだしさ。その就職の話が結局うまくいかなかったこととか、最近、山口さんがテレビによく出ているからという、そういうことも(告白の)背景にあるんじゃないの〉

 そう漏らしていた(※本人は否定)が、目下その人生すごろくに瑕はついていない。

「ご存知のように、格さんは菅さんの秘書官を長く務め、絶大な信頼を得ています。2人は1日1度、会うか電話をしている間柄、菅さんは彼を手元に置いておきたいに違いない」(同) 
 とはいえ、今年中にも出る検察審査会の結果如何では、盤石のエリート街道が抜き差しならぬものになるのは論を俟たないのだ。



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