佐久市

小諸市

上田市

川崎市

調布市

水道料金(口径20mmで20㎥の月額)

4654円(佐久水道企業団)

3740円(御牧ケ原水道組合)

1080円(佐久市簡易給水施設)

3660円(小諸市)

3633円円(上田市)

3258円(長野県企業局)

2224円(川崎市)

2764円(東京都水道局)

下水道料金(20㎥を使用した場合の月額)

4428円(佐久市)

3680円(小諸市)

3754円(上田市)

2116円(川崎市)

1252円(調布市)


2001年の3月に佐久市に移り住んだとき、異常に高く感じたのが水道料金と下水道料金です。

佐久市の料金と私が住んだことのある都市部の料金、それに佐久市近隣の自治体の料金を直近のデータで比較してみました。

なんと、佐久市の水道料金は川崎市の2,1倍、調布市の1,7倍です。近隣都市比較でも小諸市や上田市の1,3倍弱と大幅に上回っています。(比較都市1146中の1041位と恐ろしく高い)

引っ越し当初、請求書の数字を見て、何かの間違いだと思って佐久水道に電話したことがあるくらいです。マンションから一軒家への引っ越しで、多少は使用量も増えると思ってはいたのですが、なんと2倍を大きく超える請求が来たのですから。

加えて、下水道の料金の差も凄まじいものでした。佐久市の下水料金は川崎市の2,1倍、調布市と比較すると、なんと3,5倍以上の高額な請求が来たのです。小諸市、上田市と比べても1,2倍程度の料金設定です。(比較都市837中の822位で最下位に近い状態)

水道料金、下水道料金共に都市部の住宅密集地帯の方が建設経費も維持管理経費も安いため、順番的にはこのような形になるのはやむを得ないかもしれません。しかし、住民が受けるサービスの質・量ともに異なるものではありません。それなのに佐久市に引っ越したら公共料金が倍以上になる、という現実は多くの人には知らされていません。

一方で、佐久市には月額1080円の簡易水道が敷かれている地域もあります。(1146中17位)

この辺りが佐久市のアセットマネージメントの一つのヒントになるような気がします。

中山間地で人口減少が進む地域に今までと同様の都市型水道を供給するには限界があります。一方で水質が優れそのままでも飲める水源が多く存在する佐久市であれば、山間部の現行水道システムを簡易水道へ転換する事により、現在の水質・水量を確保しつつ、その維持管理費、運営コストを大きく縮減することが可能と考えられます。

そして、下水道ですが、これも既に限界が訪れており、既に多額の工事費をかけて処理施設の集約化が進められています。将来的には一部処理施設を停止し、合併浄化槽等の導入が必要になるかもしれません。

日本経済の成長に合わせて、どんどんと進化してきた公共サービスシステムですが、既にその成長期を終えた日本において、さらに人口減が明らかな中山間地においては、より経済的効率性を備えたシステムへの回帰が必要となってきます。