「市長の一番の役割は、市民の命を守ることです。」
これがお話し会最後の参加者の発言でした。
政策も必要、人間的魅力もリーダーシップも不可欠、でも10万市民のリーダーとしての信頼を得るには「自らが10万市民の生活を、安全を、命を守る。」という、強いコミットメントが無ければ市長たる資格はないということ。

おっしゃる通りなんです。首長を務める人、目指す人達にその気持ちがない訳がないんです。でも、本当にそれを公言するだけの経験と知識と決断力、そして行動力をだれが備えているか?果たして私自身は備えているのか?帰りの車の中でしばし考え込みました。
私自身、災害やテロに関する危機管理は長野県内に比類する人がいないレベルの経験を持っています。そして、関係者の「安全」を実現させてきました。命を救ってきました。今、大きな社会問題になっている子供の貧困や、経済的弱者、社会的弱者をどう守るか、という課題に関しても世界中の貧困地域に足を運び、その解決に取り組んできました。

でも、その経験や知識は佐久市民の命を守る、ということに役立つのでしょうか?

正直なところ、貧困の大きな問題が佐久市にあるとは数年前まで知りませんでした。偏った富の配分が公然と行われていることも、少し前までは気づきませんでした。そう、佐久にも世界の貧困地域と同じ問題がたくさんあって、その問題から市民を守る、問題を解決して市民の生活を守るのが首長の仕事であり、1000人の市役所職員のミッションなんですよね。市長一人のコミットメントだけでは何事も為し得ません。1000人の市職員の強いコミットメント、そして市民が一丸となったアクションで問題に立ち向かっていかなければ。

こうやって多くの人たちと車座でお話を伺うと、いろいろな思いが見えてきます。いろいろな現実に接します。自らのコミットメントを確認する良い機会になりました。
・・・10万人の命を守ることを仕事にします!・・・

さて、お話し会。
・花里さんの話には「製造業の振興」の話が少ないですね。佐久は特殊な地域で製造業のシェアが非常に小さいです。でも、製造業が発展しないと、地域経済は上向きにはならない。是非、5年10年の中長期ではなくもっと短期の製造業支援策を提示してほしい。
・製造業関連の人づくりに力を入れてほしい。上田なんかは信州大学や短大があって、ごく自然に企業の力が伸びて、地元企業が発展している。4年制大学でなくてもいいから、製造関連の人不足に対応する技術系の学校を誘致するか創ってほしいなあ。
・今の佐久市に来る大学や短大はいないでしょう。上田や諏訪の私立大学の例を見ても明らかです。本当に必要なら佐久にある佐久大学との企業も含めた連携で、佐久大学に必要な学部や学科を設置する方が現実的でしょう?
・でも、佐久市は大学には優しくないよ!今までだって何の支援もしてないのに、これから急にそんなことができるんですか?
・この前定年になってハローワークに行って製造業に就職希望を出したら「求人なし」でしたよ。人材不足と職不足のマッチングも必要なんじゃないですかね?
・とにかく、県や国の補助金を受けることだけを目的にした事業は、もうやめてほしい。しっかりと企業や住民に利益が行きわたる事業に金を付けてほしい。
・運動場や野球場の規模縮小の話だって、県の補助金をもらうために中途半端な規模にしたと聞きましたよ。プロ野球を開催できる球場は県内に2つも3つも不要だといわれて小さくしたと。そんなことじゃあ、いらないものを作って余計な借金が増えるだけですねえ。困ります。

・私は、老人や自分たちのこと、子供たちの将来を考えると、少し高くても良質な地元の野菜を食べて、減塩や訪問指導なんかの保健活動もしっかりして、自分たちが健康を取り戻すことがいろいろな問題の解決につながると思います。
・浅間病院だってその方向で体制も見直せばよいんじゃないかしら?
・最近の浅間病院のサービスの低下は酷いよ。歩いて2,3分のところに住んでるけどあそこにはいかないことにしてる。
・この前、急病で佐久平駅からタクシーで来た人がいたけど、「救急車じゃないから救急では診れない。」って言われてすごく怒ってた。まるで役人仕事。
・だって、10年前まではみんな信頼してたじゃない。どうしたの?

2時間続いたお話し会の終わりに2分間の講評をいただきました。
・この2時間を共にした人は花里さんを選ぶでしょう。でも、それを20分で実現しないと、選挙には落ちるよ。
・花里さんの言葉は心に響くし政策は優秀。でも心を動かさないと選挙は勝てない。5年10年先ではなくて、今、市民の目の前にあるものを具体的に見せないと。それが必要。

さあ、これを具体化!