安さん2














午前中は国家政治学院でのプロジェクト評価セミナー。併せて吉田人事官への表彰メダル授与式も行われました。学院幹部と昼食の後は人事官に同行し、内務省の副大臣そして党組織委員長との協議です。この様子はTVのニュースで放映されました。
37度を超える暑さの中、少々疲れ気味でしたが、夜はライチャウ省のアン委員長(知事)とハノイ市内の日本料理屋で再会です。
「アイン・ホア(私のこと)がベトナム料理が好きって言ってたけど、ライチャウから来てる人たちが日本料理食べたいっていうから、ごめんね。」
車で5時間の遠方から、それも日本食なんて食べられないところから来た部下を気遣っての場所の選定でした。皆、日本食が大好きなんだそうです。

ライチャウ省はハノイの北、中国&ラオスと国境を接し、少数民族の皆さんが多く住むベトナムで一番小さな省です。人口はおよそ40万人。主な産業は農業と林業、お茶の栽培が盛んだそうです。水力発電も盛んで他の省へ配電をしていたり、鉱山資源も豊富だとのこと。ベトナムで開発が遅れている省の一つに数えられることもあるそうですが、開発のポテンシャルは高いと見られているようです。もちろん観光資源は豊富。
知事のアンさんと一緒にあらわれたのは、ライチャウ省選出国会議員団副団長、投資計画局長、財務局長をはじめとするライチャウ省の幹部と民間開発会社の社長さん、そこに中央政府から政府事務局長も加わりやけに本格的な布陣です。
アンさんから皆さんに紹介していただき、和気あいあいとした会が始まりました。皆さん本当に日本食がお好きで、日本酒も大好きで、日本も大好きだと、「チュクスクエー!」の声でお互いの健康を思いやりつつ、乾杯が続きます。「お刺身食べなさい。」と言っては、刺身を荏胡麻とシソの葉、そして最後は海苔で包んで手渡してくれます。これがベトナム流のお刺身の食べ方です。最初はびっくりしましたが、なかなか美味しい食べ方です。
いつの間にか、昔からの友達のような雰囲気。
「ライチャウはどんな地酒があるんですか?」と聞いたのが運のつき。車に積んであった地酒をすぐさま持ってきてくれ、振舞ってくれました。29度の蒸留焼酎です。原料は高地で育てた米と3000メートルを超える山から流れる水で、なんだか特別なお酒だそうです。癖はありますが、僕の好きな味です。結構ぐいぐいやってしまいました。

そして話題は来年の選挙に。ベトナムは5年に一度の統一選挙が5月に終わりましたので、もちろん佐久市の選挙のことです。
アンさんが「佐久の市長選挙は応援に行かなきゃなあ!」と言うと、俺も俺も、ということでライチャウ省の幹部全員で応援に来てくれることに。実現はしないでしょうが、その気持ちがとても嬉しい。でも、間違って実現したらちょっと困るかも、なんて本当に心配してしまうほど、素直に人の事を想ってくれる人たちです。
最初「アンさんの友達だから、友達の友達は友達です。」とにこやかに笑っていた国会議員の彼は、「アイン・ホアはアンさんの兄弟だから、私とも兄弟です。」と、満面の笑顔で乾杯を続けます。まだ44歳。ここにもベトナムの若さの魅力が満載です。少数民族の出身ですが、少数民族であることに誇りを持って活動しているとのこと。素敵です。

ライチャウと佐久市の互恵都市構想なんて提案したら、すぐにOKがでます。というか、もうすでにアン知事から「協力関係構築しましょう!」と申し込まれています。まだまだ、「はい!」と言えるタイミングではありませんから、楽しみは後に取っておかなければねえ?
こんな、素敵な人たちと協力関係を築けたらと思うとワクワクしてきますね。

ただ一つ、ハノイから車で5時間は遠いなあ。。。