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昨日、初めて電話でお話した佐久市役所商工振興課のYさん。電話での応対はすごく柔らかく適切な感じでした。その前にも、私の留守中にスタッフと相談してくれて、開示対象資料の絞り込みをしてくれたので、とても良いイメージでお会いすることができました。

開示資料とYさんのご説明からは、大きな疑問を残すことなく状況が理解できました。
・もともと汚染危険性がある土地であったため、状況調査して、必要に応じて汚染を除去する必要があった。
・調査実施者は環境省指定調査機関であるダイセキ環境ソリューション(株)。対象地(東芝電池跡地)を10mメッシュおよび30mメッシュで切り、各ポイントで10m深度の調査ボーリングを実施(およそ300か所)。
・この調査の結果、1か所から基準値を超える水銀(深度1m以内)が、1か所から基準値を超えるカドミウム(震度1m以内)が検出された。
・このため、この2か所の土壌(10m×10m×1m)×2を除去し、処理、汚染のない土壌と置換する工事が行われた。
・工事実施期間は、2015年9月1日から20日(施主は大成建設)
・汚染土壌は、カドミウム汚染土は三菱マテリアルでセメント原料化リサイクル処理、水銀汚染土は(株)アイザックオールで埋め立て処理にそれぞれ付された。
・平成27年10月27日付で東芝電池より県知事宛「措置完了報告書」が提出され、受領されている。

〇適切な手順で適切な処置がなされていると思います。

さて、今回この話題が出たお話会で「汚染された土地だからシチズンが買わなかった。」という指摘がありましたが、その真偽は分かりません。
東芝跡地の浄化作業が行われたのは、TDK跡地をシチズンが購入したよりずーっと後でしたので、噂された理由でシチズンは東芝跡地を買わなかったのかもしれませんが、結果的には東芝が自分ですべて浄化する必要が生じたのは確かです。そこにどのような交渉や分析があったのかは想像もつきません。
しかし、300本もの地質調査ボーリングを打って、全て分析し、汚染度を遠隔地まで運搬して処分する。恐ろしく膨大なお金がかかっています。佐久市に売った土地代金も浄化費用を考えると二束三文と言うところでしょう。汚染された土地というものはそういうものです。

東芝工場内に穴を掘って電池を捨てていたという噂もありましたが、これは検証できません。もし、水銀の流出があれば今回の検査で確認されているでしょう。水銀電池用のピットがあり、そこに電池が保管されていた事実はあるようですが、その跡地も異常はなかったようです。

事実を簡単に言うと:
東芝電池跡地には、水銀とカドミウムの土壌汚染があった。東芝電池は必要とされる行政手続きにのっとり浄化処置を行い、完了後、佐久市役所に売却した。

それ以上でも以下でもないと思います。

今日のポイント
1.事実を確認することが重要。噂に振り回されては駄目。噂が噂を呼び、とんでもないことになる危険性大。
2.情報開示も情報量や情報の説明ぶりで、その意義・効果が大きく左右される。凡そは対応する担当課職員の能力にかかっている。
3.市役所には、お役人ぽくなく、市民の疑問に真摯に応えてくれる職員がいる。

汚染があったのは事実。現時点で浄化済ということは、佐久市民にとって幸い。今まで放置されていたのだから。
これからも事実をもとに議論しましょう!

そして、今回は市の職員の対応に感謝。ファイル2冊分の資料を、必要不可欠な部分25ページに集約してくれての説明ぶりは簡潔で解り易かったです。不都合な部分を抜かして辻褄を合わせようとしたなんて、良く国政で起こるような邪推が浮かぶ隙のないほど、素敵な応対でした。コピー代250円もその場で受け付けてくれてGOOD WORK!