今日も歩きました。
住吉町を380軒。約3時間。
今日の地区は、アパートが多いので実は数字から感じるほど大変ではありません。でも、30度を超える炎天の下、チラシを配り、歩き続けるのはそれほど簡単なことでもありません。足も痛むし、とにかく消耗します。

秋と春は体温調整が大変。天気によって、歩く土地の形状によって、脱いだり着たり。
冬はチラシがうまく取り出せません。手袋をしてはダメ。でも素手だと手が悴んで、1枚1枚がうまく取り出せません。
夏はとにかく暑い。水分を取り忘れると、脱水症の症状が必ず出ます。まず水を飲んでから歩くこと。これが大事。地区に住む人とお会いすることもチラシ配りの大きな目的ですので、さすがにTシャツ短パンというわけにもいきません。暑さとの戦いは「無理をしない」ことが肝心です。

1年間佐久を歩き続けて、感じることがたくさんあります。
・秋の実り。美しく彩られる山々。清らかな水を湛える川の流れ。一年のすべてが凝縮されるような山郷を歩く喜び。
・冬の厳しさ。キーンと張り詰めた冷気の心地よさ。緊張感。すべてを覆い隠す雪の白さ。山々の神々しさ。
・春の躍動。生き物たちが自然が目覚めて動きだす力。日々変わっていく山々のみどり。お田植の風景。カエルの声。燕たちの演舞。
・照り付ける太陽。じめじめせず切れる暑さ。蛍の舞う川。水着バッグを抱えた小学生の列。たわわに実るトウモロコシ。歩き切った後の達成感。

一番心に残るのは、其の土地土地に住む人たちとのふれあいです。縁側でお茶を入れていただいたり、イナゴの佃煮をお土産にもらったり。選挙のことはもちろんですが、亡き父のことや亡き母のことを懐かしげに話してくださる方や、兄や姉たちのことを気遣ってくださる方も。自分が歩かなければ決してお会いすることがなかったであろう人たちとの貴重な時間がとても新鮮で貴重です。
直接かけていただく労いの言葉や励ましの言葉。そしてお叱りの言葉もその一つ一つが心の1ページに刻まれていきます。

自分の足で歩き、目で見ることによって、町や村の現状が一つ一つの画面として記録として、自分の脳裏に残っていく実感があります。
道路が狭くて危険な場所、変な信号やおかしな交差点。いろんな工事の継ぎ接ぎでボコボコの民生道路。落っこちそうな橋。
結構な数が目に付くゴミ屋敷。朽ち果てそうな公営住宅や増え続ける若者向け賃貸アパート。耕作放棄されて、草ぼうぼうの畑や田んぼ。まだまだ新しいのにだれも住んでいない空き家。不必要に立派な道路や、整備されていない歩道。草刈りが行き届かない県道や市道。道端に投げ捨てられたごみ袋や空き缶。
休日でも人がまばらな運動施設。誰もいない公園。
歩いて目につくものを改善していくだけで、大きな仕事の山が待っているのが歴然です。

「体に気を付けて頑張ってね!無理しすぎちゃだめよ!」
今日もかけていただいた言葉を胸に、黒くなるばかりの顔と腕にその証を残しつつ、明日も歩きます!
作詞東部から見た浅間山 002
私の心の山、といえば、この角度から見た冬の浅間山です。佐久を訪れた外国の友人たちの心にも深く残っているようです。四季を通じ、いつも自分の行動を見守っていてくれる、そんな気がします。