Q. 「前市長の手腕については、いろいろな評価があると思いますが、政治的行政的能力は抜群に高かったことは誰もが認める事実だと思います。その計画を引き継いだ現市長は、前市長の計画をいろいろと変更してやってきていますが、ハードものに関してはそのほとんどが失敗だったと言えるでしょう。例を挙げるまでもありませんが、休日も閑散としたサッカー場兼陸上競技場、40億近くかけた駅近の公園、病院の中に併設される公民館、高校野球の公式戦も開催できない野球場、消防署の移転や創練センターなるもの。極めつけは温泉の出ない温浴施設に20億も費やし、既存の道の駅の近くに競合する新しい道の駅を建設。更に大規模すぎる県営武道館の誘致等。でも、あなたが市長になったらそれを全部引き継ぐことになるんですよね。あなたは、それを自分の仕事として受け止め、中止や契約解除、もしくは更なる振興等の措置も含めて正面から対処して行く覚悟はありますか?」
A. 「もちろんあります。そのために行政の長を目指すのです。10万人の生活とその未来を守るためにすべき決断に躊躇はありません。しっかりとした経済・経営分析に基づき事業や組織の改廃を行います。」

前山南公会堂でのお話し会は、リクエストにより私の講演を1時間、そのあと意見交換を1時間という運びになりました。いつも20分でまとめるところを3倍の時間をいただくと、細かいところまで話せますが、その分冗長になりがち。それでも、久しぶりにしっかりと話せました。

・佐久の医療体制に不満があります。なんだか納得の行く質や量の医療サービスが提供されていない気がします。私の個人的な経験ですが、内科なのに聴診器も当てない先生や、全く診断に自信のない人。歯科でも技術的に不安を感じる人が多いなど、医療レベルが昔より下がっているんじゃないかと感じます。診てほしい病院に見てもらえないし。
・医療レベルというより、サービスの質の問題もあると思います。なんだかやたら混んでいて患者を患者として扱ってくれないクリニックなんかもありますし。
・ホームドクターの制度だって、皆が良く理解する時間もないうちに始まってしまって戸惑っている人がほとんどだと思います。もう一度しっかりと制度を浸透させないと、今の混乱は続くと思います。
・私はこの前妻を亡くしました。具合が悪くなって市立病院に行ったら、長く待たされた後、受付の人に「今日は混んでるから診れません。」と帰るように言われ、個人病院に行ったら「予約がなければだめ。」。結局どこにも見てもらえず、病状が悪化したのでまたほかのクリニックへ。そこで「重症だから、紹介状を出す。」と言われ、ようやく医療センターに入院することができました。本当に悔しい思いをしました。それから半年ももたずに亡くなりました。
・看護と介護の両方の資格を持つ人に、訪問介護をしてもらいました。でも、患者に対してすごい言葉で怒るんです。30も年上の人に対する尊敬の念のひとかけらも感じられないような言葉で詰るんです。耐えられませんでした。
・医者に「もう年だから仕方がない。」と言われます。本当に悔しい。年を取りたくてとったわけじゃあない。不自由になりたくてなったわけじゃあない。その苦しみを少しでもわかって患者に接してくれないものか。。。
・病院で「もう来年からがん検診受けなくていいよ。」って言われました。それって、年寄りはもう医療はいいから、早く死ねってことでしょうか?そういう政府の方針があるんでしょうか?
・高齢者医療の充実なんて、皆素敵な言葉を使うけれど、その前に老人や病人を一人の人間として扱うっていう医療従事者の人たちの意識改革が必要だと思います。
・そういうのって、まさに行政が主導でやれるところもあるよねえ。特に市立の病院なんかはすぐにでも変えてほしいね。
・そういう難しい医療環境の中で、ベトナムやフィリピンからの介護研修生がこちらの人たちの期待に応えることができるのかしら?

・役所は何でも規則規則で大変。学校と教育委員会の関係もぎくしゃくしている。あれでは本当に子供たちのための教育の場を提供できないんじゃないかと不安になります。
・子供たちに新鮮な野菜を食べさせたいと願っても、規則で生野菜は給食に出せないから湯通しして、なんてことになってます。佐久で育って、生野菜を食べられないなんて、すごく変。いちいちリスクを遠回りするお役所体質が行き過ぎです。誰かがしっかりとリスクをとってまともな判断をしてほしい。
・学校のソーラーだって、「前任者からの引き継ぎがありませんでした。」って、なんの維持管理もしてないところがありました。ただ補助金貰って作っておいておけばよいってものじゃあないでしょう。教育者と教育現場の実態ってそんなものかと悲しくなります。

人の尊厳やあるべき関係、それぞれの責任についてもう一度考えてみる。市民全体の意識や考えに変化をもたらす。これって行政が簡単にリードできるものではありません。個人個人の経験や認識の中から新しい気付きを得て、発想の転換(マインドのリセット)を得る機会に恵まれないと、それを意識できないと変わることなんてできません。
行政の組織の中での、公僕としてのマインドリセット。尽くすべき相手の再認識。そこから生まれるべき公共サービスの質の向上。そのサービスの変化に接し市民一人一人が感じ取るもの。そこから、変化が起こるかもしれません。

倉沢薬師堂佐久市有形文化財の「倉沢薬師堂」です。先日チラシ配りのついでに寄ってみました。高校の時にお世話になった貞祥寺の所有だそうです。こういう文化財が生活圏の中にあるのって、素敵ですよね。