抜歯














「ありゃあ、こりゃ歯根の下に膿が溜まっちゃってるね。抜かなきゃ!」
もう30年以上お世話になっている歯医者の先生。海外でやってもらった治療も、東京や名古屋での治療も、結局はここでいつも後始末してもらってきました。昨日から痛んだ歯も10年以上前に名古屋で治療した歯。抜歯です。
ギリギリ、カシカシ、キシキシ、っと本当はどんな音がしてるのかわかりませんが、麻酔が効き切らない奥歯の深部は痛いの痛いの、こんなに痛いのは初めてで気を失いそう。40分の格闘の末ようやく歯が抜けたときは先生も私も汗びっしょり。私は後頭部が汗と涙で濡れて、下着どころがズボンまで汗でびっしょり。しばらく動けませんでした。

イギリスに留学していた時、サッカーの試合でエルボーをくらい、前歯の差し歯を根っこから折られました。そのときかかった医者は「日本の歯医者の技術はものすごく高い。このレベルで治すと100万円かかるけど良いか?」と聞かれ、帰国してこちらの先生に治してもらったこと。その義歯はもう25年も活躍してます。
インドネシアで親知らずが痛み出し電話で先生に相談したら「レントゲン送れ」。診てもらったら「横に出てるから歯医者じゃなくて口腔外科で手術してもらえ。」というアドバイスで、入院して手術したこと。普通に歯医者で抜歯したら大変なことになっていました。感謝、感謝です。

少々荒っぽいのですが、見立てと処置には絶大な信頼を寄せています。
今日だって、途中で「先生、無理しないで、半身麻酔で手術にして!」と言いたかったのですが、意識が遠のきそうになりながら、先生の格闘ぶりをわが口中に感じながら、「先生に任せよう」、と40分間頑張りました。

私の先生もそうなのですが、日本の歯医者の技術は世界で一番だと言われています。そんな事実に日本人として誇りを感じ、そしてその技術で治療してもらえる幸運に感謝した朝でした。