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今年、佐久市と佐久市議会が行った、「エストニア国サク市創立150周年公式訪問」。その目的や内容、成果と掛かった経費を情報開示請求しました。

まず成果は、子供交流プログラムの覚書署名。
その他活動として、オリンピックの事前合宿招致の申し入れやいろいろな場所の見学を行ったとのことです。

昨今、話題になっている旅費の問題。総額で311万486円也。
東京都の破廉恥な公費乱用出張が問題になりましたが、それと比べると佐久市の出張はかわいいものです。
市長さんと議長さんの飛行機はビジネスクラスで、それぞれ燃油料金等を含めて63万8千240円。2人で127万6千480円です。良い値段ですね。
2人ともお若いのに、随行の2名のシニアな市職員はエコノミーで、お二人はビジネスクラス。内部規定では許されているのでしょうけれど。

職員が随行しているにかかわらず、旅行会社の添乗員経費等で37万3千26円の出費。
今回訪問されたエストニアとフィンランドは、多くの国民が英語を話せ、英語でビジネスができる非英語圏国として知られていますが、通訳代等も親善協会への負担金として50万円支払われています。英語でビジネスができる国と交流を行うなら、せめて英語ができる人を送るべきでしょうね。

敢えて指摘すると、市を代表するお二人が揃って出張された理由と、それぞれに1名ずつの随行員が付いた理由、そして更に添乗員までついた理由が皆目わかりません。

それにしても、子ども交流プログラムの覚書を交わすのに311万円の出費はないと思います。ITの発達した今の時代、メールとスカイプの活用で実質0円で締結できる内容の覚書ですね。
実際に私は多くの覚書を海外の現地に行かずに締結してきた経験があります。ましてや、出張のお題目が「エストニア国サク市創立150周年公式訪問」であるとすると、パーティ参加のために300万円を超える出費をしたということなのでしょうか?

日程を確認してみると、公務として文化遺産を見学したり、博物館を見学したり。佐久の何処に活かすための公務なのか理解しかねる活動が散見されます。

そして、今回締結された「子ども交流プログラム」ですが、佐久の子どもたちがエストニアを訪れるのに、エコノミークラス利用で35万5千740円かかります(今回の職員出張経費を参考)。新幹線料金や添乗員経費、通訳代、宿泊費などをプラスすればとてつもないお金がかかるはずです。
これだけの費用を負担して、エストニアに行こうという子どもが何人いるのでしょう?それを負担できる親御さんが何人いるのでしょう?さもなくば佐久市が負担するのでしょうか?
給食費が払えない人たちや国保税の値上げで苦しむ市民はその出費を許すのでしょうか?
そこまでして、子どもたちが得て、佐久にもたらすメリットと言うのはなんなのでしょう?

エストニアとの友好関係構築は素晴らしいと思います。子供たちも素晴らしい経験をするでしょう。
でも、現実的には、より近く(航空賃は10万円しない、3万円位から行ける)、佐久市の企業との経済交流があり(いくつもの会社が現地法人を展開)、これからの経済社会の発展を共にするパートナーとなる東南アジアの国々との関係を重視するのが、子どもたちにとっても、佐久市の未来にとっても、妥当な判断だと思うのは私だけでしょうか?

思わず笑ってしまったのは、「着物のクリーニング代」として、1万円が支出されていたことです。出張でスーツが汚れたら公費で出すのですか?着物なら許されるのでしょうか?領収書は「やなぎだ」さんからでした。