1. 花里信彦 57歳 妻&子供3人。

  2. 「国造り、人づくり、心のふれあい」これが私が長年働いた国際協力機構(JICA)の合言葉でした。民主的で平和な国を創っていくには、まず人を育てること、そして人と人をつなげながら、心を通わせながら、地域を、国を創るお手伝いをするというのが組織のミッション・使命でした。

    私のことを、「外国にいた人」という人が佐久には多いです。でも専門が外国なわけではないんです。私の専門は地域開発や街づくり、人や組織の育成・能力開発を中心とする行政です。アフガニスタンの新首都圏や東部インドネシア地域など開発のビジョンを人々と共に創り、国造り、街づくりを行ってきました。最近ではベトナムのトップ行政官

    の育成を行いました。今、その経験を故郷に還元するため佐久市の行政の長を目指しています。

  3. 今の日本、そして佐久は昭和の成長期にあるわけではありません。経済の成長が止まり、貧富の格差が地方の隅々まで広がっている今、強いリーダーの時代は終わりました。一部の企業と結託し市民の税金を使い無駄なハコモノを作り続けることは、もう、できないのです。社会的・経済的弱者である子どもたちや高齢者、そして障がい者、女性に目を向け、安心安全な暮らしを確保することの重要性がここまで高まったことは近年ありません。

  4. さて、一つの大きな組織(この場合は佐久市ですが)を正しく動かしていく場合、必要不可欠なのは、リーダーと市民が佐久市をどうしたいという理念・ビジョンを共有することです。

  5. 今日の3テーマ、しごと、ひと、まち、を議論する前に市としてのビジョンが必要です。しごと、ひと、まち、それぞれが佐久市が掲げるビジョンの基に考察され、戦略化され、具体化されるべきだからです。今の佐久にはそれがありません。

  6. 今、私が考える佐久市のビジョンを簡単にお話します。

  7. 佐久市は日本が世界に売り出す日本有数の「健康特区」として東信地域をけん引するリーダーを目指します。東信の人口42万人。基幹産業はもちろん「健康」です。佐久の「健康」は世界が欲しがる宝です。私が教えた多くの途上国の専門家は「もう一度佐久で学びたい。」と強く希望します。佐久が持つ医療、介護、保健、食の安全を産業として集約化します。当然ながら、その恩恵を一番先に受けるのは佐久の市民です。この8年間で劣化した健康、高騰した医療費を取り戻しましょう。健康産業の主要輸出先はもちろん東南アジア。

  8. 佐久平駅から佐久大学までの地域には東信地域の核として、健康をメインテーマとしたビジネス、教育、文化、芸術が集約する国際的な文教都市が形成されます。

こんなビジョンを掲げ、ワクワクする佐久を創っていくために、ひと、まち、しごとはどうあるべきか、今日は皆さんと一緒に考えたいと思います。