August 05, 2005
Ike & Tina Turner-Workin Together
離婚した後に、女房だけ大ブレイク。現在、押しも押されぬスーパースターの地位を確立したティナ・ターナーの出発点が夫婦デュオ、アイク&ティナ・ターナーであることは有名だ。
ティナがヴォーカルを、アイクがバンド・リーダー/プロデューサーを務めたこのデュオのデビュー曲「ア・フール・イン・ラヴ」(60年)はいきなりのヒットを記録。精力的にツアーを廻り、ティナのダイナマイトな歌唱とアイクが指揮するタイトなバンド・アンサンブルによるステージは、ジェイムス・ブラウンのと並び"最高のソウル・レヴュー"との評価を得た。
しかし、数々のヒットを放ちながらも夫婦不仲により、76年に解散。この辺の経緯は後に映画化された。
*ワンマンライブにて「Proud Mary」選曲
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Randy Crawford-Best Of Randy Crawford
1952年2月18日ジョージア州メイコン生まれ。オハイオ州シンシナチで育った。子供の頃から教会で歌い、15歳からすでにプロとしてクラブなどで歌っていたという。そして72年にニューヨークのクラブで歌っていたところをジョージ・ベンソンに認められ、75年にアルト・サックス奏者のキャノンボール・アダレイのジャズ・ミュージカル「ビッグ・マン」の主役に抜擢され、初レコーディングを経験する。そしてジョージ・ベンソンのバック・アップでワーナー・ブラザーズと契約し、76年にクルセイダーズのプロデューサーだったスチュワート・レヴィンがプロデュースを担当した「エヴリシング・マスト・チェンジ」でデビューする。
Randy Crawford といえば、何と言っても「Street Life」ではないでしょうか。'79年の Crusaders のアルバム『Street Life』の彼女が歌ったタイトルチューンは大ヒットしました。
*ワンマンライブにて「Street Life」選曲
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Jackson Sisters
カリフォルニア州コンプトン出身の弱冠11歳から16歳という彼女達。ジョニー・ブリストルが仕掛け人となって、76年に『Jackson Sisters』でデビュー。結局アルバム1枚で解散してしまった。
ここ日本でも「Miracles」がフリー・ソウル・ムーヴメントの象徴的1曲となった。現在でもクラブの定番としてフロアを熱狂の坩堝に陥れている。
*ワンマンライブにて「Rockin' On My Porch」選曲
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Sister Sledge-The Essentials (1979)
音源サンプルはこちらです。
73年に、ジャクソン・ファイヴの女性版、もしくはスリー・ディグリーズの子供版の線を狙ってデビューした4人組姉妹グループ。
Debbie('55年生まれ)、Joni('57年生まれ)、Kim(’58年生まれ)、Kathie(’59年生まれ)のスレッジ4姉妹。彼女たちの魅力が開花するのは、70年代後半に飛ぶ鳥を落とす勢いだった。最初から順調だったわけでなく、8年間の下積み生活があり、もう無理かな?と思っている矢先に芽が出たってやつ。
'79年にシックのバ−ナ−ド・エドワ−ズ、ニ−ル・ロジャ−スのプロデュ−スの元にこのアルバムの「We are family」と「He's the greatest dancer」の2曲がチャ−トイン、R&B1位に輝き九死の一生ってやつで救われたわけであり、彼女らにとって忘れられないアルバムとなろう。
ネ−ミイングにも色々とあったようで、ミセス・ウイリアムス・グランドチルドレン〜ブランニュ−・ジェネレ−ソン〜ア・グル−プ・コ−ルド・スレッジ〜スレッジ・シスタ−ズから単数形のシスタ−・スレッジで落ち着いたわけで、彼女らに言わせると一心同体的でこれが最高!ってわけである。
この姉妹にまだ姉貴がいて、その姉貴、キャロルとスタイリスティックスのメンバ−が仲良く、そこらがデビュ−のきっかけとなったようである。
ロジャースの革新的なギター・カッティングとエドワーズの常習性の高いベース・ライン――という"シックイズム"が浸透したバック・サウンドに、姉妹のエレガントな歌唱が絡むナンバーの数々は、ディスコ〜ソウルという枠組みを超えた陽性のポップ・チューンとして機能。現在でもその"効力"は弱まるどころか、ヒップホップの大ネタとして君臨すると同時に、昨今のフリー・ソウル・シーンでも絶大な人気を誇っている。
Kathie Sledge:vocal
Debbie Sledge:vocal
Kim Sledge:vocal
Joni Sledge:vocal
Nile Rogers:guitar
Bernarld Edwards:bass
Tony Thompson:drums
Robert Sabino:piano
Norma Jean Wright:b.g.vocal
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Sly & the Familystone-There's A Riot Goin' On
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☆スライ&ザ・ファミリーストーンの映像
その1です。(「I want to take you higher」(映画ウッドストックより)
その2です。(「Dance to the Music」(エドサリバンショーより)
※mpgファイルになっています。リアルプレイヤーなどを使って見られます。(約500kb)
Mail Magazine「ソウルなしではいきていけぬよ」より
(Trying to live my life without Soul) 第9号2002/9/4
スライ&ファミリーストーンがわずか数年間に世界に送り出した曲の数々は、いまだブラックミュージック史上に燦然と輝いています。そのことを最も端的にあらわすのは、70年にヒットした「Thank You」という曲。この曲こそ、70年代に全盛を極めるファンクの走りといわれている曲で、ジェームスブラウンがはじめた難解なファンクミュージックを、やさしく、そして恐ろしくファンキーに示してくれたのがスライの「Thank You」だったのです。
その方向性を推し進めつくられたのが71年に発表された「There is a Riot going on」(邦題「暴動」)です。ほとんどの楽器がスライ・ストーン(バンドのリーダー)一人で録音されたこのアルバムには、彼のサウンドに対する考えがストレートにあらわれています。シングルカットされた「Family Affair」などで聴かせるとんでもなく陰鬱な歌にはじまって、アルバム全体が実に暗い、しかも美しく心地よい。
サウンドクリエーターとしてのスライの才能はずば抜けていたとしかいいようがないのですが、ぼくはシンガーとしてのスライがとても好きです。69年の「ウッドストック」で歌った「I want to take you higher」は観客をこのうえなく「ハイ」な気分にさせ、「Thank you」以降の歌は聞き手を深く悲しい気分で包み込みます。
残念ながら、これほどの大傑作を示し、今後のブラックミュージックを担うはずのスライでしたが、麻薬におぼれ一瞬にしてシーンから消え去ってしまいます。その消息はいまだ行方不明。どなたかご存じの方がいらっしゃいましたら教えてください。エルビスと同じように宇宙へ帰ったというようなことがなければいいのですが…。
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MARILYN McCOO & BILLY DAVIS Jr.-I HOPE WE GET TO LOVE IN TIME
フィフス・ディメンションのメンバーのマリリン・マックー&ビリー・デイビスJr.夫妻が放った全米第1位の歌。もともとはデュエット用の歌ではなかった様ですが、そんな感じが全くしない..
ディヴィスのアレンジ。作者はジェームス・ディーン(テンプテーションズのデヴィッド・ラフィンの兄弟であるジミー・ラフィンの歌の作者としても有名な人)とジョン・グローバー。
*2ndライブにて「You Don't Have To Be A Star (To Be In My Show ) 」選曲
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Temptations-Antology
Mail Magazine「ソウルなしではいきていけぬよ」より
(Trying to live my life without Soul) 第11号2002/11/6
ブラックミュージックにおいて大きな流れをつくるコーラスグループ。そのなかでも、実力、人気、実績、全てにおいて最高峰に位置するといわれるグループがテンプテーションズです。
結成の歴史は古く、正式なレコードデビューは1961年。ソウル草創期のことでした。64年のシングル「The way you do the things to do」のヒットを皮切りに、モータウンレコードにてソウル史上に残る数々の名曲を残していきます。テンプテーションズの代名詞ともいえる「My girl」は65年のNo.1ヒット。66年には「Get Ready」「Ain' t proud too beg」「Beaty is only skin deep」「Loosing you」と立て続けにチャートにNo.1ヒットを送り込んでいきました。
テンプテーションズの魅力はリードボーカルの魅力でもあります。初期のメンバーにはデヴィッド・ラフィンというシンガーがいました。ソウルの長い歴史を眺めてみても、十指に入るほどのスケールの大きな歌手で、テンプス(テンプテーションズの愛称)の黄金期を支えた歌唱力は今だ根強いファンがいることでも明らかです。
そして彼を支えるバックコーラスがまた素晴らしい。スモーキー・ロビンソン(初期テンプスの作曲、プロデュースを担当)風にいうならば、エディー・ケンドリックスの「高い高い高い声」に、メルヴィン・フランクリンの「低い低い低い声」が重なり、その真ん中に分厚いゴスペルハーモニーが絡んでいくのです。
また、デヴィッド・ラフィン以外のメンバーがみなリードを取れるスタイルも魅力的です。先にふれた「The way you…」や「Get Ready」はエディー・ケンドリックスのファルセットリードの魅力が遺憾なく発揮された曲です。
そしてメルヴィン・フランクリンにもライブでおなじみの「Ol' man river」など聴き応えのある作品が多くあります。そして忘れちゃいけないのが、ポール・ウィリアムス。「For once in my life」、「Don't look back」といった曲で聴かせる彼のゴスペルシンギングは涙なしには聴けません。
そして68年にデヴィッド・ラフィンが脱退。その穴を埋めたのがテンプス随一のシャウター、デニス・エドワーズでした。ファンク時代に対応したサウンドの変化をうまく乗りこなしてみせた新生テンプスは第2の黄金期を迎えることになります。「Cloud nine」や「I can't get next to you」など、新たなスタイルのヒット曲が多数生まれました。
それ以降も、メンバーチェンジはたびたび繰り返されたものの、常に高水準を保ちつづけたテンプテーションズ。彼等に第3の黄金期が訪れたのは、84年に天才シンガー、アリ・オリ・ウッドソンが加入したときのことです。「Treather like a lady」「Lady soul」という名曲を放ったテンプスの記憶が今も鮮明に焼き付いているかたも多いのではないでしょうか。
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Patti Labelle-Lady Marmalade(the Best Of Patti Labelle)
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現在でもソロ・シンガーとして活躍中ですが、当時すでに十分なソロ・キャリアもあったパティ・ラベルを中心に、ノナ・ヘンドリックス、サラ・ダッシュ、シンディ・バードソングの4人が集まり1970年代に結成されたグループ、ラベル。「Lady Marmalade」はすっごくエキゾチックでダンサブルなナンバー。
11月の末からお正月映画として公開される20世紀フォックス配給の『ムーラン・ルージュ』からのナンバー。映画『ムーランルージュ』のサントラよりシングルカットされて、クリスティーナ・アギレラ、リル・キム、マイヤ、ピンクの競演でも話題になっているナンバーのオリジナル曲です。
*2nd/3rd/5th/ワンマン/6thライブにて「Lady Marmalade」選曲
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Donny Hathaway-Live(1972)
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☆ダニー・ハサウェイの映像を見てみたい方はこちらです。
(ダニー・ハサウェイとロバータ・フラックの共演曲は「Baby, I love you」)
※mpgファイルになっています。リアルプレイヤーなどを使って見られます。(約500kb)
*7thライブにて「What's Goin On」選曲
*ワンマンライブにて「You've Got A Friend」選曲
Mail Magazine「ソウルなしではいきていけぬよ」より
(Trying to live my life without Soul) 第10号2002/10/2
1945年10月1日ダニー・ハサウェイはシカゴに生まれた。
1964年にワシントンDCにある名門ハワード大学に奨学生として入学し、クラシック音楽を学ぶ。
1970年にキング・カーティスにスカウトされデビューする。
ソングライター、アレンジャー、プロデューサー、キーボード奏者でもあるダニーのSOULは美しく、真摯です(彼の娘であるレイラ・ハサウェイは現在活躍中)。70年をあっというまに駆け抜けたがその残した功績は非常に大きい。クラシックの素養に裏打ちされた確かな楽曲、ゴスペルへの志をもつ歌声、また80年代のブラックコンテンポラリーに通ずる先鋭的な感覚、ライブでみせる一体感など彼の歩んだ人生と共に残した作品の重みははかりしれない。
ニューヨークポストの記者があるときダニーに訊ねたという・・・
「ミュージシャンになっていなかったら、あなたはどうしていたでしょう?」
彼は「死んで・・・るさ」と答えたという。
1979年1月13日、ダニー・ハサウェイは、滞在中のホテルの15階の窓から身を投げ、わずか33年という短い生涯を終えた。このアルバムは、1971年発表の3rd、ダニーが26歳のときである。
1曲目「WHAT'S GOIN' ON」のイントロからエレキピアノを演奏しながら、熱唱。4曲目「YOU'VE GOT A FRIEND」では、観衆の悲鳴のような感動が伝わりますね。私もこの曲が大好きです。訳してみたりしましたが友人へ、大切な人へ向けての彼の思いが伝わります。私もいつかこの曲を、「友人」そして「メンバー」へ気持ちをこめて歌いたいです。
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Blues Brothers-Definitive Collection
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*1st/6thライブにて「I Can't Turn You Loose」選曲
*1st/6thライブにて「Guilty」選曲
*2nd/3rd/ワンマンライブにて「Think」選曲
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James Brown's Original Funky Divas
ジェイムス・ブラウンのショーを彩った女性シンガーの音源を編集した2枚組のコンピレイションです。このへんのものは再発されているものを除けば入手も困難で、見つけても結構な値段が付いてたりします。ヴィッキ・アンダーソンのように7インチしかリリースしていないようなものは、こういうかたちで聴けるのはありがたいですね。
これから聴いてみようと思ってる方にも最初の1枚としていいのではないでしょうか。こういうのをきっかけにジェイムス・ブウンやJ.B.'sのアルバムを聴くようになってもらえれば、ファンク好きとしては大変うれしいです。
全46曲、必聴盤です。
*ワンマンライブにて「People Make The World A Better Place」選曲
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The Commodores-Ultimate Collection (1997)
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68年にアラバマ州で結成。グループ名は、辞書を適当に引いて、決めたというから、笑える。ライオネル・リッチーを中心に6人で構成。
70年にアトランティックからレコードデビュー。
71年にモータウンと契約するが、当初は不発続き。
74年のインスト曲「MachineGun」で注目を浴びる。この頃のスタイルは、ファンクだったが、76年ぐらいから、リッチー作のバラードが主流となる。
82年にリッチーが、84年にマクラリーがソロに転向。
85年に元ヒートウェイブのJ.D.ニコルスを向かえ、マーヴィン・ゲイ、ジャッキー・ウィルソンに捧げた「Night Shift」を発表。
86年にはポリドールに移籍。
*1stライブにて「Brick House」選曲
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Aretha Franklin-Lady Soul(1968)
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”クイーン・オブ・ソウル”アレサの名声を決定付けた68年制作のアトランティック・レコードにおける3作目。ソウル・シンガーとしてのアレサの魅力が遺憾なく発揮された。その後のアレサの代名詞となったアルバム・タイトルに象徴される珠玉の名作である。
Ain't no wayは、アレサの妹のCarolynが作詞・作曲をしたもの。高音コーラスはホイットニーの母「Cissy Houston」。
*1st/ワンマン/6thライブにて「Chain Of Fools」選曲
*7thライブにて「People Get Ready」選曲
*6thライブにて「Natural Woman」選曲
*5thライブにて「Come Back Baby」選曲
*2ndライブにて「Ain't No Way」選曲
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Aretha Franklin-Live At The Fillmore West(1971)
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1971年はソウルの歴史において非常に重要な年である。 俺、およびKAKOさん(!)がこの世に生を受けた年だもんね? もとい、 ジェームス・ブラウンがオリンピア劇場で、クール&ザ・ギャングがセックス・マシーンで、ダニー・ハサウェイがビター・エンドで、カーティス・メイフィールドもビター・エンドで、そして、アレサ・フランクリンがフィルモア・ウェストで、伝説的な熱狂ライヴを行った年なのであるからして。
高速の「リスペクト」で始まるアレサの熱唱は、オーディエンスの興奮とともにボルテージ上がりっぱなし。キング・カーティス(ts)、ビリー・プレストン(org)、コーネル・デュプリー(g)、バーナード・パーディー(ds)、レイ・チャールズ(vo) といった錚々たる名手たちの強力サポートを受け、ロックの殿堂を色濃いソウルに塗り替えてしまうアレサ の“超ソウル”に感動せずにはいられない。
「ラヴ・ザ・ワン・ユー・アー・ウィズ」は、そのライヴ盤の2曲目に収められたスティーブン・スティルスのカヴァー。他に「ブリッジ・オーヴァー・トラブルド・ウォーター」、「エリノア・リグビー」等もカヴァーしているこの『アット・フィルモア・ウェスト』 は、カヴァー・バンドである我々の永遠の理想と言えるかもしれない。
byサガラケイイチロウ(tp)
*2ndライブから定番曲「Respect」選曲
*1stライブから定番曲「Love The One You're With」選曲
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Cold Blood-First Taste Of Sin(1974)
74年発表の3rdアルバム!
このアルバムはかなりはまります。
HANDA WANDAもこのアルバムから計4曲も選曲するほどです。
By KAKO
*7thライブにて「Visions」選曲
*3rd/ワンマンライブにて「No Way Home」選曲
*5thライブにて「All My Honey」選曲
*7thライブにて「Vaidez In The Country」選曲
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Aretha Franklin-Aretha In Paris (1968)
音源サンプルはこちらです。
アレサ・フランクリンの映像を見てみたい方はこちらです。
※mpgファイルになっています。リアルプレイヤーなどを使って見られます。(約500kb)
1942年3月25日、テネシー州メンフィス生まれのアレサ・フランクリンは、まさに魂を揺さぶるようなボーカリストです。リズム・アンド・ブルースの女王といわれる大スターだが、ジャズ・シンガーとしても評価されている。彼女の父もゴスペル・シンガーとして有名だったが、彼女が5歳の時に教会を設立したので、彼女もここで「フランクリン聖歌」の名のもとに歌うようになった。ダイナ・ワシントンやクララ・ウォードから手ほどきを受けて、14才で歌手として独立、18才でニューヨークに進出した。60年にジョン・ハモンドに認められてCBSに初吹込みをし、ゴスペル系のジャズ・シンガーとして知られ始めた。67年にはアトランティックと契約、ホビュラーなR&Bを次々と大ヒットを出した。近年は、ローリン・ヒルのプロデュースによるアルバムを出した。
恥ずかしながら、ついこの間までアレサ・フランクリンって過去の人だと思っていたのですが、そのイメージを一掃したのが、1998年に行われた「VH1 Divas Live」という企画ライブのビデオでした(ちなみに日本盤のタイトルが「世紀のライヴ、女神たちの競演〜ディーヴァズ・ライヴ」。酷いなー)。このライブには、マライア・キャリー、グロリア・エステファン、シャナイア・トウェイン、セリーヌ・ディオン、そしてアレサ・フランクリンが出演していました。アレサ・フランクリンは「Chain of Fools」という1968年に発表された「Lady Soul」というアルバムに収録されている彼女の代表曲の1つを、マライア・キャリーと競演しました(ちなみにこの曲はビルボードのチャートで2位、R&Bチャートでは見事1位を獲得した曲)。到底太刀打ちできない素晴らしいアレサの声量と、アレサしかできない表現力を見せてくれました。
アレサ・フランクリンのアルバムを求めて街に出てみると、さすがに色々あるんですよね。実際にリリースされたのは数十枚あるらしくて、全部揃えるにはお金も労力も必要になりそうです。ってことで、ベストとライブ・アルバム、そして1998年に発表された最新アルバム「a rose is still a rose」を買ってきて聴き込んでみました。そしてどの曲も素晴らしいの一言でした。
曲や彼女の声に関しては聴いてもらうのが一番早いですね。是非お勧めです。
まだまだ調べてみたら凄い経歴の持ち主だと思います。
By KAKO
*5thライブにて「Come Back Baby」選曲
*1st/ワンマン/6thライブにて「Chain Of Fools」選曲
*2thライブから定番曲「Respect」選曲
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Maceo Parker - Life On The Planet Groove
1943年2月14日、ノースカロライナに生まれた。64年にJ.B.'sにバリトンサックス奏者として参加するまでは、実兄とバンド活動をしていた。愛して止まないレイ・チャールズを聴きながら育ち、12-13歳頃にはすでにサックスを吹き始め、カレッジドロップアウト後すぐに世にデビューという、決してエリートでない派手でない下積みの上にMACEOの下地は成り立っている。
J.B.'s、メイシオ&オール・ザ・キングスメン、Pファンクを経て、その魅力は後続のファンクプレイヤー達に多大な影響を与えていった。デヴィッド・サンボーン、キャンディー・ダルファーなど偉大なアーティスト達はMACEOのファンク魂を尊敬し、色々なミュージシャン達のアルバムにゲスト参加している。
*2nd/ワンマン/6thライブにて「Got To Get U」選曲
*2nd/ワンマン/5thライブにて「I Got You (I Feel Good) 」選曲
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August 02, 2005
Positive Force (1980)
Positive Forceのアルバムはグルーヴ満載。メロディーとグルーヴはファンクだけれどどこか軽快なイメージ。B-2「We got the funk」は「ガヤガヤ系」のダンス・クラッシックス。シングル・カットもされたPositive Forceの代表曲。とにかくカッティング・ギターのリフがカッコイイ。
HANDA WANDAのリーダーが、曲決めミーティングにMDを持ってきて聞かせてもらったとき、一発で飛びついた曲。あのノリは、なかなか出せないかな!
私は、聞けば聞くほど大好きな曲のひとつです。
でも・・なかなかアルバムが手にできないでいるの。絶対に探します!
By KAKO
*1st/6thライブにて「We got the funk」選曲