2017年11月23日

警視庁いきものがかり

警視庁 生きものがかり
福原秀一郎著


警視庁生活安全部生活環境課環境第三係――絶滅のおそれのある動植物の密輸・売買事件の捜査をする、この係を人はこう呼ぶ――「警視庁の生きものがかり」!

警視庁にそんな部署あったのか!?
はい、本当にあるんです!

「カメもサルもワニもレッサーパンダだってオレが守る!」
「動物愛」なら誰にも負けない、この男が本物の
「警視庁の生きものがかり」!

「愛」あればこそ、仕事に燃える「生きものがかり」の大活躍を描く、
笑いあり、怒りあり、涙もちょっぴりありの感動必至のノンフィクション!
Amazon内容紹介より



日本にいてはいけない生物、売買してはいけない生物。絶滅しそうな生物。
そんな生き物を守る正義の味方。
たまたまラジオでこの方の話を聞き、顔はいかついが心やさしき動物好き。興味をそそられ読んでみた。
多分福原さんの知識もそうとうなのだと思うが、「情報を持っているものに新しい情報は集まってくる。」とか「俺はわからないが、わかる方法はいくらでもある。私の背後にいるプロフェッショナルならわかる。そして私は誰がわかっているのかしっている」なんて、あ、そうだよね。プロフェッショナルとどんだけ繋がることができるか、相談できるかだよね。ワシの仕事もそんな感じだよって、うなずきながら読み進む。

反省させられたこともあった。
福原さんの「仕事は50%できれば100てんだという考え方でいいのではないか」ということ。
ワシは日頃「遊びは全力、仕事は腹八分」を信条としてきたのだが、これでは仕事をし過ぎだ!
もう少し緩めていくか。

どんどん読める、楽しくためになるお勧めです。


  

Posted by hane330 at 18:56Comments(0)

2017年11月05日

わたしを離さないで

自他共に認める優秀な介護人キャシー・Hは、提供者と呼ばれる人々を世話している。キャシーが生まれ育った施設ヘールシャムの仲間も提供者だ。共に青春 の日々を送り、かたい絆で結ばれた親友のルースとトミーも彼女が介護した。キャシーは病室のベッドに座り、あるいは病院へ車を走らせながら、施設での奇 妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に極端に力をいれた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちの不思議な態度、そして、キャシーと愛する人々 がたどった数奇で皮肉な運命に……。彼女の回想はヘールシャムの驚くべき真実を明かしていく――英米で絶賛の嵐を巻き起こし、代表作『日の名残り』を凌駕する評されたイシグロ文学の最高到達点。解説/柴田元幸。
〜amazon内容紹介より〜


「ろ」のつく目はどんどん進んでおり、最近紙の本を読むのが辛い。電子書籍だとかなり大きな字で読むことができるので、電車の中でもスマホを取り出し、メガネなしでも読むことができるので助かっている。

「わたしを離さないで」
ノーベル賞をとったとのことで、どんなものかと電子書籍で読み始めた。
どうも表現が回りくどく、ぼんやりしている。これはワシの苦手なタイプ、最後まで読めなさそうだなと、ダラダラ、チビチビ読んでいた。
が、途中から「ん!?」「どうゆうこと??」が続き、どうにも気になり後半はペースアップ。
頭の中に浮かぶ画像は全体的に灰色。読後にはやるせなさと、しょうがないのかなぁ。。。。が残る。でも、それほど嫌な気分ではない。
不思議な話だな。

  
Posted by hane330 at 20:49Comments(0)