芹ヶ谷だより

美術館スタッフが皆さまにお届けします。

学生によるピアノのコンサート

今週の土曜日(9月10日)に、今年度2回目のプロムナード・コンサートを開催いたします。

現在、開催中の展覧会「諷刺画って面白い? / 小野忠重コレクション展 -近代日本版画-」の展示作品をご覧になりながら、コンサートをお楽しみください。

今回は玉川大学芸術学部に在籍中の学生7名をお招きし、ピアノによる演奏を披露してもらいます。

若さ溢れるフレッシュな演奏をぜひお聴きください!!

皆様のご来館を心よりお待ちしております。


夏イベントのご報告です。

今年の夏、美術館にはたくさんの子どもたちが来館しました。

「夏休み★わくわく版画体験イベント~合羽版でカードをつくろう~」では予想を超える107名が参加しました。
協力していただいた女子美術大学の学生さんが制作した「型紙(かたがみ)」はどれも魅力的。
なんと本物の伊勢(いせ)型紙(かたがみ)まで用意してくれました。
学生さんたちの優しく丁寧な指導のもと、とても素敵なカードが出来上がりました。

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「わくわく★謎解きカードにチャレンジ!!」は展覧会を観ながらカードに書かれたクイズに挑戦するイベントです。
7月9日から8月31日までの期間に1988名の参加がありました。
皆さん楽しんでいただけたでしょうか?

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このイベントは8月31日までを予定していましたが、
夏休みは終わりましたが、この「わくわく★謎解きカードにチャレンジ!!」は
対象の企画展が終了する9月22日まで延長します。
まだ参加していない方はぜひ手に取ってみてくださいね。

夏も終わり、いよいよ芸術の秋が到来します。
10日にはエントランスホールでプロムナードコンサートも行われます。

この他にもいろいろなイベントを準備中です!

引き続き、皆様のご来館を心よりお待ちしております。

「諷刺画って面白い?」展:ホガース『勤勉と怠惰』

夏の暑さも峠を越え、早いものでもう9月です。
開催中の「諷刺画って面白い?」展の会期も折り返しを過ぎました。

今回ご紹介するのはウィリアム・ホガース『勤勉と怠惰』第11図「怠け者の徒弟、タイバーンで死刑になる」。

全体

『勤勉と怠惰』は1747年に出版された銅版画集。
同じ工場に徒弟(住み込みで修行する職人見習)として入った二人の青年、ひとりはまじめな働き者で、もうひとりは遊び好きの怠け者。彼らの対照的な人生が12点の作品に展開していきます。
これは第11図、怠け者の末路が描かれます。

アイドル画面左、馬車の上で聖書を唱えているのが怠け者のトマス・アイドル。自分がこれから入れられる棺にもたれ、こわばった顔はすでに死人のようです。





死刑台

アイドルが向かう先には死刑台。執行人がパイプを吹かして待ちかまえています。

当時のロンドンでは死刑見物は人気の娯楽(!?)、立派な見物席がしつらえられ、最上段からはアイドルの到着を知らせる伝書鳩が放たれます。つめかけた観衆が画面狭しとばかりに描きこまれています。


告白本
兵士、野次馬、物売り、スリ、老若男女さまざまな人の中には、あまりの混雑に赤ん坊を取り落とす人までいます。
画面中央で赤ちゃんを抱いている女性が売っているのは、「アイドル、最期の言葉と告白」。死刑はこれからなのに、いったい誰が書いたのでしょうか?




母親
そして画面の右隅には、嘆き悲しむ母親の姿が。
彼女はこの連作にくりかえし登場し、息子の更正を願いますが、それはかなえられませんでした。

一見すると雑然とした画面ですが、近くでていねいに見ていくと、人々の表情や動きの豊かさにひきつけられます。たくましい庶民の姿を描くホガースの温かいまなざしが感じられます。












ところで、アイドルはどうして死刑になってしまったのでしょう?
その物語はぜひ会場でご覧下さいね。
 
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