芹ヶ谷だより

美術館スタッフが皆さまにお届けします。

2012年09月

芹ヶ谷公園 花だより

猛暑の夏に記録的に長い残暑……涼しくなるのを心待ちにしていた方も多いのでは?
そしてようやくこのところ、秋の気配が感じられるようになりました。
芹ヶ谷公園でも花々が秋を告げています。

秋を告げる花といえば彼岸花(ひがんばな)、あざやかな赤が目をひきます。
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可憐で優雅な芙蓉(ふよう)。
当館の開館25周年記念の大バナーが背景に見えています。
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そして、お待たせしました!
いよいよ10月6日(土)から『開館25周年記念 北斎と広重 きそいあう江戸の風景』が始まります。
北斎、広重…どちらも浮世絵界の代表選手。
この二大絵師をはじめ、歌麿や国芳などもあわせ30人以上の浮世絵師の作品がならびます。

だれでも記憶のどこかにある北斎の通称「赤富士」こと「凱風快晴(がいふうかいせい)」や大波のむこうに富士山がみえる「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」の本物をこの機会にぜひお見逃しなく。

特設サイトはこちらです。
http://hokusai-hiroshige.hanga-museum.jp


素敵な花の画像を送ってくださったのはnao29さんです。
ありがとうございました。

秋の企画展を目前に「浮世絵に挑戦」!

開館25周年記念『北斎と広重 きそいあう江戸の風景』展まであとわずか!
美術館の裏方は準備でおおいそがしです。

アトリエでは「浮世絵に挑戦」講座が始まりました。
これは、東京学芸大学から浮世絵の復刻版をお借りし、
色版を含む本格的な浮世絵を摺るものです。
絵柄は北斎の「冨嶽三十六景」から10作品を選びました。

初回の9月22日は、講師の清野泰行先生からレクチャーを受け、
まずは版木を観察。
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職人の手による緻密な版木を前にし、受講生の間からため息がこぼれます。
その後、摺る紙の置き方を練習。きれいに摺り重ねるため、皆真剣です。
それからいよいよ主版(おもはん)を摺ります!
初めは恐る恐るといった感じでしたが、
版から紙を外す時には「おおっ!」という歓声があがり、
アトリエがひときわ活気づきました。
 
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来週から色版を摺り重ねます。

浮世絵を摺っているところを見てみたい~!というかたへ。
講座最終日の10月6日は講座の様子を公開します。
時間は11:00~12:00と13:00~16:00の予定です。
展示室に並ぶ作品を実際に摺る姿がご覧いただけます。
色鮮やかな名作の完成に向けて・・・乞うご期待!

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