夏休みに入ったばかりの週末に、夏期子ども講座「版画でオリジナル化石をつくってみよう!」をおこないました。小学3~6年生が東京学芸大学の学生とともに制作を楽しみました。
講座タイトルをご覧になって、『版画』で『化石』をつくる、ということがナゾであったかと思います。
どんな制作内容だったかというと・・・

(受講生に制作手順を説明する大学生)

版ができればいよいよ印刷です。版の凹みに油性のインクを詰めて、版の表面についたインクは拭き取ります。これをプレス機に置き、紙を版にのせて印刷すると・・・

きれいに印刷できました!




(受講生に制作手順を説明する大学生)
まずは版づくりです。版は銅版画(版の形式では凹版にあたります)、そのなかでもソフトグランドという技法でつくります。


版ができればいよいよ印刷です。版の凹みに油性のインクを詰めて、版の表面についたインクは拭き取ります。これをプレス機に置き、紙を版にのせて印刷すると・・・


きれいに印刷できました!


紙の印刷はこれで完成。
続いては、インクを詰めた版を板にのせ、版の周りに粘土で土手をつくり、石膏を流し込んで一晩乾燥させます。 
次の日、版から石膏をそっとはずすと・・・


この講座の展覧会を下記のとおり行ないます。
不思議に思われたかたは、実物をご覧になるチャンスです!
小学生が制作した力作のほかに、制作の手順を紹介したパネルや、指導にあたった東京学芸大学の学生が制作した版画作品を展示します。
世界に二つとない、個性的な『化石』をどうぞご高覧ください。
会期 | 2015年8月4日(火)~9日(日) |
時間 | 午前10時から午後5時まで(8/4は午後1時から開場。8/9は午後1時まで) |
会場 | 町田市立国際版画美術館・市民展示室B室 |