芹ヶ谷だより

美術館スタッフが皆さまにお届けします。

2016年03月

笑う門には清親来る!?

3月27日(日)、「清親―光線画の向こうに」展の関連イベントとして、
「美術館が寄席に!清親落語会」を開催しました!

なぜ「清親展」で落語?とお思いかもしれませんが、
清親は、落語に関わる仕事もこなしているのです。

本展覧会の5章「小画面の世界―挿絵と絵葉書」では、
清親の挿絵画家としての仕事をご紹介していますが、
中でも担当者のお気に入りはこの雑誌、『百花園』。

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『百花園』第14号、明治22年(1889)11月、個人蔵

淡いブルーの背景の真ん中にピンクで描かれているのは、春の向島の景色です。
実はこの雑誌は当時人気を博した落語速記雑誌で、清親は表紙絵や挿絵を担当しました。

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『百花園』第22号挿絵、明治23年(1890)3月、個人蔵

ほかにもユーモアに富んだ諷刺画を数多く手掛けた清親にとって、「笑い」は常に身近なテーマだったことでしょう。

さて前置きが長くなりましたが、落語会の様子を少しご紹介したいと思います!
今回は、落語家の林家正雀師匠をお招きして行いました。

開口一番、まずは林家彦星さんが登場されました。

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つづいて、皆さまお待ちかねの林家正雀師匠が高座に上がられます。
 
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「ぞろぞろ」と「水神」、2つの演目をご口演くださいました。
 
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「ぞろぞろ」は、清親も描いた浅草の太郎稲荷を舞台にした楽しい演目です。
 
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小林清親「浅草田甫太郎稲荷」明治13年(1880)頃、町田市立国際版画美術館
※この作品は前期展示です。

一方、「水神」は隅田川神社を舞台にした菊田一夫による新作落語で、水神さまの使いのカラスと人間の親子にまつわる少し哀しいストーリー。

正雀師匠のお話に聞き入る観客のみなさま。
 
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終了後のアンケートでは「思わず涙ぐんでしまいました」という感想もいただきました。

また最後にはめずらしい小噺もご披露いただき、笑いあり涙ありの大充実のイベントとなりました。
正雀師匠、彦星さん、素敵なご口演をありがとうございました!

ちなみに、前述の『百花園』第14号の表紙は、本展覧会のポスター・チラシのデザインのもとになっているのです。お気づきでしょうか?

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「清親―光線画の向こうに」展は、4月17日(日)までです。

会期中、記念講演会や館長によるスペシャルトークなど、まだまだイベントが続きますので、どうぞお楽しみに!

また3月29日(火)からは後期展示がはじまりました。
展示室の雰囲気も変わりましたので、2度目のご来館もお待ちしております!

「プロムナード・コンサート」を開催しました!!

清親 –光線画の向こうに」展の関連イベントとして、「プロムナード・コンサート」を3月13日(日)におこないました。

今回は小池純子さんをお招きして、ジャズを披露していただきました。
(小池さんは、東京、横浜を中心にご自身のリーダートリオを始め、ソロ、デュオ、カルテット、クィンテットと幅広い演奏活動をされているジャズピアニストです。)

写真①
《ジャズピアニストの小池純子氏》


夜の景色を多く描いた小林清親の作品にちなんで、月・星・夜をテーマにした曲を選んでくださいました。どこか幻想的で優しい雰囲気の演奏でした。

当館のコンサートではクラシックを扱うことが多いため、今回のジャズは
とても斬新に思えました。

写真②

クラシックとはまた違ったリズムを持つジャズ演奏に、会場のお客様も大いに楽しんでいただけたことと思います。

写真③

次回のプロムナード・コンサートは5月28日(土)です。
森羅万象を刻む-デューラーから柄澤齊へ」展の会期中となります。
(会期:4月29日~6月19日)

ぜひお楽しみください!!

「清親―光線画の向こうに」展が始まりました!

3月12日(土)より、「清親―光線画の向こうに」展が始まりました。

 キャプチャ

この展覧会では明治に活躍した浮世絵師、小林清親(1847~1915)の作品をずらりと300点以上ご紹介いたします。(会期中に展示替えがあります。)
おなじみの『東京名所図』シリーズ(いわゆる「光線画」)をはじめ、諷刺画や戦争画、雑誌の挿絵など、幅広い画業を一堂に展示しています。
清親ファンの方も、知らなかった作品に出会えること間違いなしです!

一般公開に先立ち、11日(金)に行われた内覧会の様子を少しご紹介したいと思います。

あいにくの曇りでしたが、これもまた清親らしいお天気といえましょうか。
美術館入口には鮮やかな看板が登場!

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内覧会では村田哲朗館長のご挨拶に始まり、
 
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本展の企画にご協力いただいた岩切信一郎先生に、清親について語っていただきました。
  
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続いて、展示室へ。
 
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村田館長、岩切先生、担当学芸員による作品解説とともに、
清親の魅力をご堪能いただきました。
 
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このようにして無事に開幕。
12日(土)の初日を迎えました。
 
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さて、今回はミュージアムショップも見どころたっぷりです。
展覧会図録をはじめ、ポストカードや額絵、マグカップなどなど、清親グッズが充実しています!
  
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会期は4月17日(日)までです。
作品保護のため会期が短くなっていますので、ぜひお早めにお越しください!

記念講演会や落語会、ギャラリートークなどのイベントも盛りだくさん。
また4月2日(土)、3日(日)には芹ヶ谷公園にて「町田さくらまつり」が開催されます。
お花見とあわせて、ぜひ清親展にも足をお運びください!



「清親―光線画の向こうに」展 

2016年3月12日(土)~4月17日(日)
※会期中、一部展示替えがあります。
  前期:3月12日(土)~3月27日(日)
  後期:3月29日(火)~4月17日(日)

休館日 月曜日
※ただし3月21日(月・振休)は開館、3月22日(火)は休館

特設ページはこちら

公開制作のご案内

公開制作「ツツミアスカ 時間と層の輝き」
-木版拓摺りとインクジェットプリント、古典技法と現代技法の融合-
会場  当館1階アトリエ(入場無料・入退室自由)
日時  2016年3月19日(土) 午後13:30~16:00 ※途中休憩含む

若手美術家のツツミアスカさんをお招きし、古くから日本にある摺りの技法にパソコンによる画像処理という現代的な手法を組み合わせた方法を公開制作していただきます。
 
The silent drama
ツツミアスカ the silent drama - Yakushima #01 –
ミクストメディア 2015 年

美術の分野でも新しい道具や手段として、パソコンを使って作品を制作し発表することが既に珍しくありません。
ツツミさんの制作方法は、1枚の薄い和紙に木版拓摺りという技法で摺ったものと、写真をパソコンで加工したものを重ね合わせた上に、さらに手を加えるというものです。

in the forest#02 (2)
ツツミアスカ in the forest #02
ミクストメディア 2011年

その作品は一見写真のようですが、実物を前にすると、写真とは異なる質感・空気観に思わず見入ってしまう、不思議な存在感を持っています。
版をデジタルと組みあわせて制作することや、データがあれば複製可能な時代に作品を発表することなどについても、公開制作の中でお話いただく予定です。

まもなく企画展「清親‐光線画の向こうに」が始まります。
(展覧会会期:2016年3/12~4/17)
明治という時代を描いた浮世絵師、小林清親(1847-1915)が当時の社会の動きや新しいメディアと向き合い、生み出した多彩な作品の数々をご覧いただけます。

明治が新しい時代であった清親の作品とあわせて、現代の若手美術家の技をご高覧ください。

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