3月27日(日)、「清親―光線画の向こうに」展の関連イベントとして、
「美術館が寄席に!清親落語会」を開催しました!
なぜ「清親展」で落語?とお思いかもしれませんが、
清親は、落語に関わる仕事もこなしているのです。
本展覧会の5章「小画面の世界―挿絵と絵葉書」では、
清親の挿絵画家としての仕事をご紹介していますが、
中でも担当者のお気に入りはこの雑誌、『百花園』。

『百花園』第14号、明治22年(1889)11月、個人蔵
淡いブルーの背景の真ん中にピンクで描かれているのは、春の向島の景色です。
実はこの雑誌は当時人気を博した落語速記雑誌で、清親は表紙絵や挿絵を担当しました。

『百花園』第22号挿絵、明治23年(1890)3月、個人蔵
ほかにもユーモアに富んだ諷刺画を数多く手掛けた清親にとって、「笑い」は常に身近なテーマだったことでしょう。
さて前置きが長くなりましたが、落語会の様子を少しご紹介したいと思います!
今回は、落語家の林家正雀師匠をお招きして行いました。
開口一番、まずは林家彦星さんが登場されました。

つづいて、皆さまお待ちかねの林家正雀師匠が高座に上がられます。

「ぞろぞろ」と「水神」、2つの演目をご口演くださいました。


「ぞろぞろ」は、清親も描いた浅草の太郎稲荷を舞台にした楽しい演目です。
小林清親「浅草田甫太郎稲荷」明治13年(1880)頃、町田市立国際版画美術館
※この作品は前期展示です。
一方、「水神」は隅田川神社を舞台にした菊田一夫による新作落語で、水神さまの使いのカラスと人間の親子にまつわる少し哀しいストーリー。
正雀師匠のお話に聞き入る観客のみなさま。

終了後のアンケートでは「思わず涙ぐんでしまいました」という感想もいただきました。
また最後にはめずらしい小噺もご披露いただき、笑いあり涙ありの大充実のイベントとなりました。
正雀師匠、彦星さん、素敵なご口演をありがとうございました!
ちなみに、前述の『百花園』第14号の表紙は、本展覧会のポスター・チラシのデザインのもとになっているのです。お気づきでしょうか?

「清親―光線画の向こうに」展は、4月17日(日)までです。
会期中、記念講演会や館長によるスペシャルトークなど、まだまだイベントが続きますので、どうぞお楽しみに!
また3月29日(火)からは後期展示がはじまりました。
展示室の雰囲気も変わりましたので、2度目のご来館もお待ちしております!















