4月17日に「清親-光線画の向こうに」展が盛況のうちに終了しました。大変多くのお客様にご来館をいただき、誠にありがとうございました。
美術館では、次の展覧会
「森羅万象を刻む-デューラーから柄澤齊へ」
「森羅万象を刻む-デューラーから柄澤齊へ」
(会期:4月29日(金・祝)~6月19日(日))
にむけて、着々と準備が進んでいます。
ビュランという彫刻刀によってつくられた、木口(こぐち)木版画やエングレーヴィング(直刻銅版画)の作品をご紹介する展覧会。
初日の無料日が祝日ということもあり、多くの方にご覧いただけるのではと期待しています。
そして、この展覧会最初の関連催事がこちら。
| 会場 | 当館1階アトリエ(入場無料・入退室自由) |
| 日時 | 2016年5月7日(土) 午後13:30~16:00 ※途中休憩含む |
| 実演・解説 | 尾﨑 ユタカ(おざき ゆたか 銅版画家) |

尾﨑ユタカ「流れ星」
エングレーヴィング、エッチング、メゾチント
画面サイズ 6×12c
エングレーヴィングは銅版画のなかでも習得が難しく、制作にも時間のかかる技法です。
「超絶技巧」と謳われるその線は繊細な表現から力強い表現まで幅広く、私たちを惹きつけてやみません。
「超絶技巧」と謳われるその線は繊細な表現から力強い表現まで幅広く、私たちを惹きつけてやみません。
尾﨑ユタカさんは、エングレーヴィングを中心に制作を続ける銅版画家です。
作品には小さな画面の中に時間の流れを閉じ込めたかのような静かな美しさが漂っています。
作品には小さな画面の中に時間の流れを閉じ込めたかのような静かな美しさが漂っています。

尾﨑ユタカ 「馬と子犬」
エングレーヴィング、エッチング
画面サイズ 6×6cm
この公開制作では、この技法の魅力や作品にまつわるお話を伺い、実際にどのような手順で制作されているかを実演していただく予定です。
世界的にもエングレーヴィングで制作する作家は少なく、たいへん希少な機会です。
どのようにつくられるかを知ってから作品を見ると、新たな発見もあるなど鑑賞がさらに深まります。
どのようにつくられるかを知ってから作品を見ると、新たな発見もあるなど鑑賞がさらに深まります。
芹ヶ谷公園の新緑もますます輝くこの季節、
美しい作品の舞台裏、「超絶」といわれる世界をどうぞご覧ください。



