芹ヶ谷だより

美術館スタッフが皆さまにお届けします。

2016年05月

「森羅万象を刻む」展のイベント+ミュージアムショップ情報

5月15日放送のNHK日曜美術館
「アートシーン」で紹介された
「森羅万象を刻む」展。
(詳細はこちら
おかげさまで多くの方にご来館いただいています。

5月28日(土)には
プロムナード・コンサートを開催します。
演奏はDuo Irisデュオ・イリス のお二人。

芹が谷だより20160527画像01
©Kazuhiko Miyata  

音楽を聴きながら版画を見る
贅沢な時間をお過ごしください。
(詳細はこちら

また、お帰りの際には
ミュージアムショップに
お立ち寄りください。

芹が谷だより20160527画像02
 
出品作家である柄澤齊さんの
新作版画が収められた
図録をはじめ…

芹が谷だより20160527画像03

出品作品をあしらった
名刺入れやコンパクト・ミラー、
ペーパーウエイトなども
販売しています。

芹が谷だより20160527画像04

他にも実用性とインパクトを
かねそなえたグッズを
とりあつかっていますので
こちらもお見逃しなく!
(詳細はこちら

ビュランにふれてみましょう

5月14日、現在開催中の企画展の関連催事
「体験コーナー:ビュランにふれてみましょう」を実施しました。

①

企画展「森羅万象を刻む-デューラーから柄澤齊へ」は、
「エングレーヴィング」という銅版画の技法、
および「木口(こぐち)木版画」という木版画の技法に焦点をあてた展覧会です。
このふたつの技法はいずれも「ビュラン」とよばれる独特な彫刻刀を用い、
硬い銅や木の板を彫って版を作ります。


2

そこで、今回は「体験コーナー」と称し、
実際に展覧会をご覧になった方がビュランを握り、
版の彫りを体験できる機会を設けました。

③

4

用意したのは、銅版と木口木版画用の版木(カバ材)です。
参加された方は、ビュランを握り、実際に彫ってみることで、
版の硬さや彫るときの感触を味わいました。 


ほとんどの方は初めてビュランを手にされたようです。
思うようにコントロールできないビュランを手に、
展示された作品を生み出した作家達の技術が、
いかに超人的であるのかを実感していただけたことと思います。 

また、いろいろな種類のビュランを展示し、
実際に手にとって見ていただきました。 


⑤

このイベントは6月4日(土曜)にも実施いたします。
是非この機会にビュラン体験をしてみてください!!
詳しくはこちら!! 

 

「森羅万象を刻む」展の記念講演会のご報告+イベント情報

5月14日(土)に
「森羅万象を刻む」展の出品作家である
版画家の柄澤齊 からさわひとしさんによる記念講演会
「ど版画―ビュランは版画の王道」を開催しました。

芹が谷だより20160517原稿01

柄澤さんがご自身の人生のなかで
出会ってきた版画家と作品のお話をまじえながら
これぞ「版画」という「ど版画」の世界を
披露していただきました。

「ど版画家」たちの興味深いエピソードや
実際の制作風景の映像などもご紹介いただき
120名を超えるご来場者は熱心に聴講されていました。

芹が谷だより20160517原稿02

講演後は、柄澤さんの新作版画が収められた
「森羅万象を刻む」展の図録(詳細はこちら )に
サインをお求めになるファンの方々の行列が!

柄澤さん、ご協力ありがとうございました!

「森羅万象を刻む」展のイベントはまだまだ続きます。
ギャラリートークやプロムナード・コンサート、
体験コーナーなど、もりだくさん!

ご来館をお待ちしております!

春の企画展「森羅万象を刻む」展のイベント情報

5月7日(土)に公開制作
「てのひらの宇宙 直刻銅版画・エングレーヴィング」をおこないました。
実演と解説は銅版画家の尾﨑ユタカさんです。

芹が谷だより20160511画像01

 
「美しい刻線はよく切れるビュランから生まれる」ということで
ビュランを研ぐ砥石の研磨からビュランの研ぎ方、
線の刻み方、そして刷りまでを実演していただきました。

芹が谷だより20160511画像02

 
ご来場者が90名を超え、会場も手狭になってしまいましたが
お話も分かりやすかったと大変好評でした。
尾﨑さん、ありがとうございました!


さて「森羅万象を刻む」展のイベントはまだまだ続きます。
5月14日(土)に本展の出品作家である
柄澤齊 からさわひとしさんによる記念講演会を開催します。

芹が谷だより20160511画像03
柄澤齊「肖像 IV アルチュール・ランボー」
1982年 木口木版 町田市立国際版画美術館蔵

講演の題目は「ど版画―ビュランは版画の王道」、
「ど版画」の「ど」は「ど真ん中」の「ど」です。

いったい「ど版画」と何なのでしょうか?
ご期待ください!
詳細はこちら


また当日は体験コーナー「ビュランに触れてみましょう」も開設。
エングレーヴィングと木口木版画に欠かせないビュランで
実際に銅版と版木を彫ることができます!
詳細はこちら

体験コーナーは5月14日(土)と6月4日(土)の
午前と午後の各1回の開設となっています。


ビュランから生まれる版画の世界を
展覧会で「見て」、講演会で「聞いて」、体験コーナーで「触って」
楽しむことができるまたとない機会です!
5月14日(土)のご来館をお待ちしております!

春の企画展「森羅万象を刻む」展がはじまりました!

4月29日から春の企画展
「森羅万象を刻む―デューラーから柄澤齊へ」がはじまりました。
本展はビュランと呼ばれる彫刻刀を用いた技法による版画
「エングレーヴィング(直刻銅版画)」と「木口木版画」を
紹介する展覧会です。

01


詳細は展覧会の特設ページをご覧ください。
(特設ページはこちら


本展では図録を販売しています。
表紙のタイトルは銀色を箔押はくお ししたもの。
光沢のある背表紙は銅版をイメージしたものです。

02


ここで耳寄りな情報をひとつ。
なんとこの図録の全てには
出品作家である柄澤齊 からさわひとし さんが
本展のために制作してくださった
新作の木口木版画が収められています!

03
 

刷られているのはビュランを手にしたデューラーの肖像。
図録は全186頁のうち128頁がカラー図版となっています。
販売価格は2,500円(税込)です。

本物の版画を手にするまたとない機会です。
展覧会とあわせてこちらもお見逃しなく!

月別アーカイブ
ギャラリー
  • 館長かわら版 その五十一
  • 館長かわら版 その五十一
  • 館長かわら版 その五十
  •  館長かわら版 その四十九
  • 館長かわら版 その四十七
  • 館長かわら版 その四十七
  • 館長かわら版 その四十五
  • 館長かわら版 その四十四
  • 館長かわら版 その四十二
  • 館長かわら版 その四十二
  • 館長かわら版 その四十一
  • 黒崎彰とヨルク・シュマイサー
  • 黒崎彰とヨルク・シュマイサー
  • 黒崎彰とヨルク・シュマイサー
  • 黒崎彰とヨルク・シュマイサー
  • 館長かわら版その四十
記事検索
プロフィール

hanga_museum

QRコード
QRコード