芹ヶ谷だより

美術館スタッフが皆さまにお届けします。

2016年10月

無料シャトルバスが運行中です!

社会実験として10月中の土・日曜日と祝日に
町田駅から芹ヶ谷公園をむすぶ直通の無料バスを運行します。
一ヶ月限定で、平日は運行しませんのでご注意ください。

町田駅のバス停は
原町田大通りの東急町田ビル付近にあります。

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芹ヶ谷公園バス停は
町田市立国際版画美術館の芹ヶ谷公園駐車場前にあります。
 
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みなさまのご利用をお待ちしております。

「ゆうゆう版画美術館まつり」を開催しました!!

10月8日(土)・9日(日)の2日間で、毎年恒例の「ゆうゆう版画美術館まつり」を美術館内および前庭で開催いたしました。
国際版画美術館と国際版画美術館友の会との共催イベントで、今回で18回目を迎えます。

①

今年はあいにく、2日間とも午前中は大雨が降りました。
どうなることかと思いましたが、幸いに午後には晴れて無事に開催することができました。
 
数多くのイベントを実施しましたので、いくつか紹介いたします。

まずは、美術館の前庭に出展される「チャリティ・アートバザール」です。
市内外の美術・工芸団体が、自作の絵画・版画・陶芸・手工芸品などを展示・販売し、売り上げの10%を町田市社会福祉協議会に寄付しています。


②

他にも、市内の福祉作業所とまちだ名産品のれん会が出店し、飲食物を販売しました。

③
 
さらに、「市域学生によるアートイベント」として、玉川大学が“僕らの町田プロジェクト”を実施しました。これは、町田市の形に切り取った大型の木テーブルの上で、大学生の指導のもと、工作を通じて町田市の理解を深める屋外参加型のアートイベントです。

④⑤

桜美林大学も、講堂にてハロウィーンにちなんだお菓子箱やステンドグラスを制作するワークショップを開催しました。


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子ども向けイベントの「キッズ・アートスペース」では、多くの親子連れが参加し、モビール作りを楽しんでいただきました。

⑧
アトリエ

「木版画摺り体験コーナー」では、木版画指導員の個別指導のもと、はがきサイズの画仙紙に多色摺りの木版画制作を子供も大人も楽しみました。

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エントランスホール


「ゆうゆうプロムナードコンサート」もエントランスホールにて開催しました。
お祭りらしいポップな雰囲気の演奏で、多くのお客様がピアノとギターによるジャズミュージックを楽しまれました。
 
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ピアノ:ヤマザキ タケル 氏 / ギター:齋藤 拓人 氏

このお祭りを通じて、当館にさらに親しみを持っていただけたらと思います。

なお現在、当館では「デイヴィッド・ホックニー版画展」を開催中です。
(会期:2016年11月23日まで) 

社会実験として実施している町田駅と芹ヶ谷公園をむすぶ無料シャトルバスの運行も残り2回となりました。(10月29日、30日)
大変ご好評いただいておりますので、当館へご来館の際はぜひご利用ください!(詳細はこちら) 

ホックニー版画展、好評開催中です!

10月1日から開催中の
デイヴィッド・ホックニー版画展
この色あざやかな展覧会名ロゴが目印です!
 
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会場内にも色あざやかな作品がたくさん!
開放的な空間が広がっています。

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さてホックニー版画展は
イベントも充実しています!

10月9日(日)には
美術史家の伊藤里麻子先生に
「ホックニーとオペラ」と題して
ご講演いただきました。

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まさに満員御礼!
映像と音楽をまじえた伊藤先生のご講演は大好評でした!

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イベントはまだまだ続きます。

10月16日(日)には
担当学芸員によるギャラリートーク、
11月13日(日)には
西村画廊代表の
西村建治氏による講演会をおこないます。

また10月中の土・日曜日、祝日には
町田駅と芹ヶ谷公園をむすぶ
無料シャトルバスが運行中ですので
ぜひご利用ください!


デイヴィッド・ホックニー版画展がはじまりました!

町田市立国際版画美術館の秋の企画展は
「デイヴィッド・ホックニー版画展」です!

色あざやかな展覧会タイトルがお出迎え。
 
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少しだけ展覧会場のようすをご紹介します。

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9月30日の内覧会にはたくさんの方々にご出席いただき、
会場内は大盛況でした!

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10月2日には筑波大学教授の齊藤泰嘉先生の講演会がありました。
難しい絵画の理論をわかりやすくお話しいただき大好評でした!
 
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10月9日には美術史家の伊藤里麻子先生による講演会
「ホックニーとオペラ」を開催いたしますので
この機会にぜひご来館ください!お待ちしております!

常設展示室で「~まちだゆかりの作家~松本旻」がはじまりました。

2020年東京オリンピック・パラリンピック文化プログラムに向けた、町田市ゆかりの美術家を取り上げるシリーズ。
第一弾は松本旻(まつもとあきら)です。

松本は1936年大阪生まれで、今年80歳。
1970年から98年まで町田で暮らしていました。

伝統的な浮世絵の摺師を経て現代美術家として活躍した、珍しい経歴の持ち主です。
1950年代後半から木版画の創作に目覚め、ほぼ独学で作品制作に取り組み始めました。
特に注目を浴びたのは、1970年代に写真表現を用いた作品群。
「版画」の概念を揺さぶるような作品を発表をし始めた頃からです。
国際的な評価を得て、クールな作風で最前線の美術家として活躍してきました。

今回の展示作品の一部をご紹介します。

1
《植物図鑑 桃-B》1972年

色気が漂う桃のドローイングを亜鉛凸版と木版で刷った作品。
自然界から切り離されて記号化された植物を多数並べて、「図鑑」として提示するコンセプトです。

2
《風景から4-L》1974年
 
「これが風景…?」と驚かれるのではないでしょうか。
原図は作者自身が撮影した空と樹木と地面からなる写真です。
「印刷プロセスのバリエーションを作品として見せる」ことをコンセプトに制作されました。
本作の別バージョンは1975年に第11回リュブリアナ国際版画ビエンナーレでグランプリを受賞。
国際的な評価を得ました。

3
《転回w-13》シリーズ 1994年

1つの正方形の木版を90度ずつ回転させながら、4色刷り重ねて制作された作品です。
膨大な時間をかけた苦行のような手仕事を経つつも、自らの痕跡を消すことを志向した力作です。
北極星を中心とした星々の運行を連想させる、動きを感じます。


展示室では当館所蔵の版画作品約30点を制作年に沿って展示しています。
町田に暮らし、版による表現を追求し続けてきた作家の軌跡をぜひご覧ください。


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