好評開催中の「吉例浮世絵大公開!江戸ノスタルジア」展も、
今週末でいよいよ終了です。

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まだご覧になっていない方は、
お出掛けがてら“美術館でお花見”はいかがですか?

現在展示中の作品から、桜を題材にしたおすすめ作品をご紹介します。

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楊洲周延「江戸風俗 朧春花之夜桜」明治22年(1889)

夜桜を愛でる武家の女性と子どもたち。
明治の浮世絵師・楊洲周延は、江戸時代の女性の姿をよく描きました。

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水野年方「三十六佳撰 樽人形 延宝頃婦人」明治27年(1894)

江戸前期、延宝年間(1673-81)の花見の様子。

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幔幕の向こうの二人組がうっとりした表情で眺めているのは、
桜ではなくて樽人形を持って踊る女性のようです。

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水野年方「三十六佳撰 花見 文政頃婦人」明治26年(1893)

日傘を差して花見を楽しむ、江戸後期、文政年間(1818-30)の武家の女性たち。
お揃いの青い傘が背景の桜に映えて、鮮やかです。

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楊洲周延「千代田の大奥 お庭の夜桜」明治29年(1896)

江戸城大奥にて、夜桜を鑑賞する奥女中たち。
細かく描き込まれた着物の模様も見どころです。
ぜひ近寄ってご覧ください!

桜や花見を描いた作品は、まだまだほかにもあります!
4月8日(土)にはギャラリートークも予定しています。

芹ヶ谷公園の桜は、満開の一歩手前、といった感じです!
今週末が見ごろでしょうか。こちらもぜひお楽しみに!

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