芹ヶ谷だより

美術館スタッフが皆さまにお届けします。

2017年11月

家族でたのしむ展覧会★その2

前回の記事「家族でたのしむ展覧会★その1」に続き、
「浮世絵にみる 子どもたちの文明開化」展の関連イベントの様子をご報告していきます。

11月15日(水)、
「0歳からの美術館★家族鑑賞会」を開催いたしました!

実は1年半ほど前に開催した浮世絵展「清親―光線画の向こうに」の際に、
「平日に赤ちゃんと参加できるイベントがあれば・・・」というご意見をいただきました。
それ以来、「浮世絵×赤ちゃん」でどんなイベントができるのだろう、と考えていました。

そこで、このたびお越しいただいたのが、
NPO法人赤ちゃんからのアートフレンドシップ協会代表理事の冨田めぐみ先生です。
冨田先生は、25年以上にわたり、0歳から小学生とその家族を対象としたワークショップや鑑賞会を実施していらっしゃいます。

当館でも、赤ちゃんと家族の鑑賞会を開催していただくこととなりました。
果たして赤ちゃんが浮世絵を観てくれるのだろうか・・・と疑問に思っていたところ、
冨田先生より、赤ちゃんも作品を観るということ、なかでも浮世絵は結構観てくれるのだと教えていただきました。

当日、お天気にも恵まれて16組41名のご家族にお越しいただきました!

まずは先生から、鑑賞のポイントや展示室でのお約束などをお話いただきました。
 
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その後、いよいよ展示室へ移動。作品を観ます!

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赤ちゃんたちは、気に入った作品、気になった作品があると指を差したり、手を叩いたりして教えてくれます。

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また、葉っぱや花、ゾウやさかな、鉄道や車といった、知っているモチーフにも反応を示してくれました。

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そして、赤ちゃんが浮世絵版画に興味を示してくれるのは、その鮮やかな色彩も要因のようです。
特に、明治の浮世絵に特徴的な「赤色」は目を引きます。

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ちょうどこの日は水曜日で、「トークフリーデー」でした。
家族で思い思いに会話をしながら、それぞれのペースで鑑賞していただきました。
展示室内には一時、和やかで穏やかな時間が流れていました。


約30分の鑑賞タイムが終わると、
最初の講堂に戻り、振り返りを行います。
 
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お子さんたちがどのような反応を示していたかを、参加者のみなさまにお話いただきました。
その間、子どもたちは絵を描いたり、おもちゃで遊んだりして過ごします。心なしか、鑑賞前よりも元気でのびのびした様子。
展示室での反応は年齢によってもさまざまでしたが、美術館という特別な場所での家族とのコミュニケーションが、子どもたちとってはそれぞれに刺激となったようです。

また今回、みなさまがそれぞれのペースで作品と向き合っている姿がとても印象的でした。
展示室のなかには多数の作品があふれていますが、「必ずしも全部見なくても大丈夫」という先生のアドバイスにより、気軽な気持ちでご覧いただけたようです。

イベントを通して冨田先生には、子どもと大人の両方にとっての美術鑑賞の魅力、作品との出会いにより世界が広がってゆく楽しさを教えていただきました。
ご参加いただいた皆様、そして冨田先生、どうもありがとうございました!

当館では、毎週水曜日と土曜日におしゃべりをしながらの鑑賞を気兼ねなく楽しんでいただく「トークフリーデー」を設定しているほか、
今回の展覧会では触って遊べるコーナーを設けています!(11/23まで)

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また今後も、展覧会ごとにさまざまなイベントを実施いたします。
小さなお子さまと美術館へ行くのはハードルが高い、と感じていらっしゃる方も多いと思いますが、
ぜひ、家族の思い出づくりにお気軽にお越しください!

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家族でたのしむ展覧会★その1

現在開催中の「浮世絵にみる 子どもたちの文明開化展」!
いよいよ今週23日(木・祝)で終了です。

会期中、子どもから大人まで楽しめる様々なイベントを行いましたので、
その様子を複数回に分けてご紹介していきます。

11月4日(土)、
デザインユニットCOCHAEの軸原(じくはら)ヨウスケさんによる「折って作ろう おもちゃ絵ワークショップ」が行われました。
軸原さんには、今回の展示のポスターやチラシ、会場内のディスプレイをデザインしていただいています。

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まずは軸原さんオリジナルの折り紙で遊びながら、
折る楽しみを味わいます。
年齢問わず、夢中になる時間です。

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つづいて、「折り替わり絵」をつくっていきます!
 
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今回の出品作にもある「折り替わり絵」は、
画面に引かれた線に沿って折り畳んだり広げたりすると、
異なる絵柄が現れる仕掛けのおもちゃ絵。

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こちらは、歌川国利(うたがわくにとし)「新板武者の折かわり絵(しんぱんむしゃのおりかわりえ)」(公文教育研究会蔵)。


「豊臣秀吉」(右端、上から2人目)や「楠木正成」(中央、一番上)ら武将の肖像を折り畳むと・・・

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↓ ↓ ↓

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「こま」や「おりづる」に変身します。
※カラーコピーを使っています。

今回は、こうした仕掛けを実際に作ってみようというものです。

たとえば・・・

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アイスクリームを広げると、

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気球に!かわいいです。

このように、みなさんの柔軟な発想、豊富なアイデアにより
数々の傑作が誕生しました!

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キュートな作品が、たくさん生まれました。

また、ダジャレの効いた作品も・・・

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はち(8)を開くと、はち(蜂)に!

そして、展覧会の内容とも繋がる作品も。

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鉛筆を開くと学校が登場!

全てをご紹介しきれませんでしたが、
午前と午後、2度のワークショップを開催し、
多くの方々にご参加いただきました。
本当に、ありがとうございました!

仕掛けはとても簡単なものですので、
ぜひみなさまもつくってみてください。
明治のおもちゃ絵がより一層、身近に感じられることと思います!

ちなみに展示は23日(木)までですが、
多数のおもちゃ絵が出品されています。

おもちゃ絵や双六(すごろく)、影絵(かげえ)で遊べるコーナーも。

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ぜひこの機会にご覧ください!


★折って作ろう!おもちゃ絵ワークショップのお知らせ★

現在開催中の「浮世絵にみる 子どもたちの文明開化」展のポスターやチラシは、すでにご覧になられたでしょうか?
展覧会の内容にあわせて、こんなにポップなデザインに仕上がっています。
蛍光ピンクがとてもかわいく、そして街中でもよく目立ちます!


チラシ



ポスター



デザインを担当してくださったのは、軸原ヨウスケさん。
デザインユニットCOCHAEとして、グラフィック折紙をはじめとする玩具や雑貨の開発、展示など、幅広く活躍していらっしゃいます。

そしてこのたび、
COCHAEさんによるワークショップが開催されます!

展覧会にも出品されている「折り替わり絵」を参考にしながら、オリジナルの「折り替わり絵」をつくってみようというイベントです。

日程:2017年11月4日(土)
1回目11:00~12:30、2回目14:30~16:00
会場:国際版画美術館 講堂

詳しくはこちら

※どなたでもご参加いただけます。
※空席がある場合には、当日受付も行います。

折って作って、明治の子どもたちの遊びに想いを馳せてみませんか?
展覧会が数倍たのしめること間違いなしです。

ぜひご参加ください!

ギャラリー
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