展示だけじゃない！「インプリントまちだ展2018」（２）

七夕の７日、美術館のアトリエで荒木珠奈さんの

「アーティスト・トーク　–制作の舞台裏-」を開催しました。

 

ニューヨークの版画工房事情や

新作が展示されるまでの「舞台裏」について

お話いただいた後、

銅版画のエッチング技法で版に描画する工程を実演。

来場者にも体験していただきました。

　

出品作品でもある新作「たままゆ」の版を使い、

刷りの実演もしていただきました。

 

　

　
 　 

薄紙や綿棒を使って丁寧に拭きあげられた版から

深い黒色の作品が刷り上りました。

 

今週末は「クロス・トーク –荒木珠奈×藪前知子（東京都現代美術館・学芸員）」を行います。

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日時：７月１４日（土）13：30～15：30

会場：講堂

先着100名（申込不要）、本展観覧券が必要です（半券可）。

このほかにも

「版画キングダム」展と「インプリントまちだ展2018」

では、さまざまなイベントを用意して

みなさまのご来館をお待ちしています。

展示だけじゃない！「インプリントまちだ展2018」（１）

７月４日にニューヨーク在住のアーティスト、荒木珠奈さんが

町田市立南第三小学校で３年生に授業を行いました。

はじめに画像を見ながら、これまでの作品や

新作をつくるにあたってニューヨークで蚕を育てた経験をお話いただきました。

３年生も授業で蚕を育てている時期。

「繭になったよ！」と元気にこたえてくれました。

 

その後、それぞれが用意した物に

どんな思い出があるのかを紙に書きました。

いよいよ制作の時間です！

荒木さんに制作の手順を実演していただいた後、

それぞれが用意した物を薄紙で包み、

蚕になったつもりで白い毛糸やリボンを巻いてゆきます。

 
 　 

ちょっと難しくて、自然と静かに集中・・・

だんだんと慣れてくると

「もっと巻いてみよう！」「モフモフで気持ちいい♪」と

元気な声が聞こえてきました。

 　 

 

出来上がった作品は、美術館２階のロビーにて

９月２日まで展示しています。

みなさん、ぜひ見にきて下さい！

　 

インプリントまちだ展2018はこちら

ふたつの展覧会がはじまりました

すっかり夏模様の芹ヶ谷公園。

美術館では、「版画キングダム　古今東西の巨匠が勢ぞろい！」展と

「インプリントまちだ展2018 荒木珠奈 記憶の繭を紡ぐ」がはじまりました。

「版画キングダム」展は古今東西の巨匠（キング）が勢ぞろい。

歌川広重、葛飾北斎、ピカソから草間彌生まで、

時代や国を越えた名品がならぶ会場は

まるで版画王国を冒険するように、

幅広い表現をお楽しみいただけます。

版画の制作工程を紹介するコーナーでは

道具や材料など実物の他に、

版をつくって印刷するまでを動画でごらんいただけます。

どのように作品がつくられるのか分かりやすく、

眺めているだけで楽しくなります。

「インプリントまちだ展」は

東京２０２０大会にむけて

版画を制作の軸とする若手作家を招き、

町田に取材した作品を制作・発表する展覧会シリーズです。

今年はニューヨーク在住のアーティスト、

荒木珠奈さんをお招きしました。

展覧会のテーマは「記憶」。

かつて町田でも盛んだった

養蚕に取材した新作インスタレーションを発表します。

（制作中の荒木さん）

版画でインスタレーションってどんなもの？

ちょっと気になった方は

7月7日（土）のアーティスト・トークにおいでください。

これまでの荒木さんの活動や、

今回の新作を制作・展示するまでの

「制作の舞台裏」をお話いただきます。

アーティスト・トーク

日時：7月7日（土）13：30～16：00

会場：アトリエ

入場無料、詳細はこちら

このほか、各展覧会では小さな子どもから大人まで

さまざまなイベントを用意しています。

イベント詳細はこちらから

「版画キングダム」展　「インプリントまちだ展2018」

美術館でふたつの違った世界をお楽しみください！