芹ヶ谷だより

美術館スタッフが皆さまにお届けします。

2019年07月

山の風景が目に浮かんだコンサートでした

7月13日(土)に、
企画展「畦地梅太郎・私の山男」関連イベント
プロムナード・コンサート「ピアノで探す 世界の山の風景」を開催しました。

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当館のピアノはウィーンの至宝と言われるピアノ・ベーゼンドルファーです。
そのベーゼンドルファーをこよなく愛し、ウィーンで活躍している山口 友由美(やまぐち ゆうみ)さんが演奏しました。

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北欧の山々の風景が目に浮かぶような曲を演奏したり。

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日本の山郷の風景が目に浮かぶような山田耕筰の曲を演奏したり。
お客様の唄とともに、富士の山を演奏したり。

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ベーゼンドルファーの特徴や、山が含まれる県名をドイツ語で紹介してくれたりと、
楽しい話も聴けました。


次回の「プロムナード・コンサート」は
9月7日(土)に開催します。
「インプリントまちだ展2019 -田中 彰 町田芹ヶ谷えごのき縁起―」展の関連イベント
として行います。
「きのおくのきおく きおくのおくのき」に耳を澄ませて作られた作品とあわせて、
玉川大学・桜美林大学の学生が演奏する「ふめんのきおく おとののぉと」の世界を
お楽しみください。




エゴノキにかくれる森の精霊と旅に出る

7月8、9日の二日間にわたり、
インプリントまちだ展の関連事業として
町田市立町田第二小学校で連携授業を行いました。
出品作家の田中彰さんと一緒に、
4年生71人が制作をした様子をご報告します。


授業では「木の精霊に気付かれないように掘り上げた」エゴノキを版にして
田中さんと同じ制作方法で作品をつくりました。
「木の中に隠れている精霊を見つけ出そう!」という田中さんの呼びかけに応え、
児童はエゴノキを電熱ペンで焼いて版をつくります。

電熱ペンで彫る

「木のにおいがするよ」「煙が出た!」
にぎやかな教室も、だんだんと制作に集中していきます。


2日目はできあがった版を摺りました。

摺る

田中さんの実演では児童たちから
「おお~!!」「きれい!」と歓声があがりました。
さて次は自分たちの番。版をぎゅっと紙に押し当て、そっと外すと・・・
「見てみて~!」目を輝かせて摺ったものを見せてくれる子ども達。
「きれいに摺れたね!」「次はどの色で摺ろうかな?」


完成した紙で小さなノートを包んで、オリジナルスケッチブックの完成です。

完成作品

それを持って芹ヶ谷公園へスケッチに出かけました。

スケッチの旅

「あ、カブトムシ!」「おっ!これは描こう」

スケッチを終えて、芹ヶ谷公園から美術館の展示室へ。
「インプリントまちだ展2019」の会場に完成したノートを展示しました。

展示する1

その後、田中彰さんの作品を鑑賞。

展示の椅子に座る

会場のダンボールでできた椅子にも座り、
作品のお話を聞いて、会場を後にしました。

展示をみる

小さなノートには児童がエゴノキから見つけた精霊と公園を旅し、
出会った新たなイメージが描かれています。
展示会場で表紙をご覧になりながら
みなさんも想像をふくらませてお楽しみください。

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