今年も恒例の「町田市公立小中学校作品展」が始まりました。「中学校美術作品展」が1月12日から21日、「小学校図画工作展」が26日から2月4日、「小学校書写展」が9日から18日までの予定です。
会期最初の「中学校美術作品展」は、絵画、版画、彫塑、工芸と、いつもながら多彩な主題や技法が盛り沢山で、指導に当たられた先生方の苦心も伝わってきます。ご自身のお子さまやお孫さまの作品を目当てにいらっしゃる方も多いと思いますが、展示品の作者と無関係の方でも見ていて飽きることはないと思います。
工芸品の中には、自分で使ってみたい、あるいは机の置物にしたいと思わせるような面白いものも多数あります。私の場合は、自分が同じ技法で制作したらどんなものができるかなどと想像しながら見させていただいています。絵画や版画など平面作品では、描写の巧みさに舌を巻いたり、古典作品に出典があるのに気づいてひとりほくそ笑むとともに、よく中学生がそんな江戸時代の作品を知っていたなと感心するなど、やはり好き勝手に鑑賞させてもらっています。自分の娘たちが小・中での課題制作していたときは、あれこれ気になってつい手を出しがちでしたが、よそのお子さんたちの作品なので気楽に鑑賞できるのもいいところです。
それぞれ会期が短いので、お見逃しなきよう。
![240112SNS画像 DSC04967](https://livedoor.blogimg.jp/hanga_museum/imgs/8/6/862b83bf-s.jpg)